長い目と「今」;R3-7-27, Tue. KRN

曇り空で、17時になっても28℃。台風接近なのか、高湿度。エアコン入れても、身体は何となく重い。

文庫本「日日是好日」森下典子著、お茶の本を仕事の合間に読む。素人の私は、表面的な知識は役に立たないことを再確認となる。 先入観なしで日常生活に欠けているもの、そのヒントは自分で探し出すと、わかってくる。

「稽古照今」という額縁が田舎にあった。高僧の書らしいことしか分からず、祖父も父も説明してくれなかった。親戚の誰かが「稽古今を徹す?」とヒントらしきものから、墨跡から類推するが「今」という漢字しかわからない、、、

伯母が嫁入り前に習っていたらしい茶筅を見たことがある。数年前に探してみたが見つからず、通販で求めて真似事をしたこともある。

この本は、著者の率直な疑問から所作の「美」に気付く。それは、お点前作法だけではなく、立居振舞全てから感じることができる。

作法を頭で考え記憶してから行動するのと、無意識に動くとは大違い。 無駄を一切省いた、究極の合理性ともいえる。

言葉で表現できない、何か大切なものを発見できる場、がお茶であり、「今」を大事にする、ということなのだろう、、、

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