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#note植物部 活動日誌

ミドリ、足りてますか?

どうもこんばんは、はやぶさでございます。

ということで、先日から#note植物部が立ち上がり、大盛り上がりを見せておりますね。…え?なんのことかって?

まぁまずはこちらの記事を。

はい、ということで若干二名の部員による#note植物部であります。

入会費・年会費、必要ないんです。
入会資格も、必要ないんです。
植物を愛でる心、それだけあればいいんです。(川平慈英)

そろそろ真面目に書きますね。

私の中での事の発端は、紅茶と蜂蜜さんのこの記事だったと思う。

興味がない人には全然興味がないだろうし、こんな投稿見て喜ぶのは植物バカだけだと思うのだけれど、胞子培養したのが大きくなったので写真付きで報告してみる。

あらやだ、私のことだわ(太字部ははやぶさによる)

8月末に買った胞子は、サカタのタネのジフィー7という苗床用の土に植えていた。そこからさらに広げて植え替えて、タッパーという名の「セックス(前葉体が受精)するまで出られない部屋」に密閉していた

ワードチョイス天才かと思った(太字部ははやぶさによる)

紅茶さんの切れ味の良く小気味いい言葉に乗せて書かれた植物記事は本当に魅力的で、するすると摂取できて心地良い。

それから、最初の方の記事で紅茶さんが植物をねだったように書いているが、そもそもおねだりするようなことをしたのは私の方で、ここで栽培されていたリドレイにとっても興味があった。軽い気持ちで「いいなぁ」とコメントしたら「あげますよ」とさくっと返されて面食らったのを昨日のことのように覚えている。

植物界隈でここのところビカクシダは人気急上昇で、特にリドレイは非常に人気が高い種類である。特徴的な丸みを帯びた胞子葉はまるでキャベツのような愛らしさがあり、分岐して伸びる胞子葉はビカクシダの名の通り、鹿の角のような壮観な迫力がある。下世話な話だが、子株でもそれなりの値がするし、親株なんかになるともう大変である。

私自身何度か手に入れようと試みていたのだが実は結構躊躇していた。
一つは金額的な部分があるが、もう一つはその栽培の難しさにある。リドレイは気難しい品種というか、熱帯気候の植物なので日本の気候、特に冬場の寒さと乾燥にめっぽう弱い。15度下回ると具合が悪くなるし、10度を切ったら死ぬと思っていいだろう。それがそこそこのお値段なわけで、私としては管理しきれるか非常に不安もあって踏み出せずにいたのである。

そんな高貴なリドレイをサクッと譲渡してくれようとする紅茶さんに、ありがたいやら申し訳ないやら思いつつやりとりを重ねるうちに、「せっかくなら互いに育てた植物を交換し合うのはどうか」という話に発展していくうちになんだかワクワクしてきてしまって、当初の不安や憂いはどこ吹く風で互いの植物を選別することになった。
リドレイが実生株でまだ子供だったことから、私も子供の株を交換に出そうと言うことになり、最終的に「赤ちゃん交換をしよう」という話になる。ここだけ切り取ったらめちゃくちゃやばい闇取引みたいになっているのもなんだかワクワクした。

なんだかんだで話が始まってから半年経ったが、これにも訳があって、冬場の輸送はリスクが高いことや、暖かくなって安定してからの方が植物にとっても良いことがあっての上だった。紅茶さんも快諾してくれたところを見て、「あぁ、この人は植物のことちゃんとわかる人なんだな」と安心できたし、なんだかんだで半年かけながらも物事を成就出来たことも達成感やプロセスを楽しめる感じがあったし、ゆるいペースがとても心地よかった。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は3株を交換しました!
私が送ったものは紅茶さんの記事を読んでください。

私が頂いたベイビーたちはこちら!


この絵面でご飯食べれる。

まずね、この梱包ですよ。植物に行く前に、ね。
これはね、プロの犯行です。私にはわかる。

一切無駄がない、スペースの使い方。大変勉強になります。
今更ですが、ビカクシダって着生植物なので、土に植えるのではなく、水苔を敷いてそこに縦向きに着生させるのです。現地では木の枝の隙間に引っ掛かったりしているらしいんだけど。
なのでこの手前の板にくっついているような形で着生させるのですが、それを梱包するのって本当に大変なのです。まして葉の柔らかいリドレイ、そして子株のこの子ですよ。それを最低限の手数で最適な形でここに詰めた。

これはね、プロの犯行です。(2回目)

もうため息ついた。
何度も箱を見直して、植物出すの遅くなったもんね。


リドレイ、かわちい
興奮して食卓のライトカバーに引っ掛けた図

なんだかんだで子株のリドレイを生でちゃんと見るのって初めてで、こんなにかわちいんですね。私のIQを的確に下げてきた結果が写真2枚目に如実に表れております。
そしてもう今更言うことでもないけど、紅茶さんの仕事が美しい。本当に無駄がない。この板付け、テグスの巻き方の塩梅、傷のない貯水葉はプロの犯行です(3回目)。

不器用代表としてお伝えしますとね、テグス巻くのって結構難しいんですよ。水苔をまとめて、リドレイをいいポジションに置いて、ずらさないように押さえながら、巻いていく。簡単に書いてますけど、実際本当に難しい。水苔がこぼれたり、中心がずれたり、変に上や下向いちゃったり。
それから、基本こういう板付けの時って、テグスの当たる貯水葉は捨てというか、多少傷ついても固定することを優先するので「どうせ新しい貯水葉が展開したら隠してくれるから」ってことで、傷ついてしまうことが多いんだけど、ご覧ください、傷、ないです。プロの犯行です(略)。

気持ち悪くなるからこれ以上言わないけど、そもそもこの板の切り出しとか表面加工も妙に手作り感があって、これも作ったのでは…?と思わせるし、上部にさらっとついた針金も、通し方、形、板に対する長さ、どこを取っても売り物レベルの美しさです。針金に興奮するのは私だけではないと思うけど、気持ち悪いからこれくらいにしておきます。

正直に言ってもうこれだけでお腹いっぱいというか、もう感動しちゃって今回の部活やってよかったなぁって思ったのです。私の文面からにじみ出てると思うけれども。



アルシコルネ!

これまた可愛らしいアルシコルネちゃんです。
まだまだ小さいのでこれからどんな特徴を見せてくれるのか、とても楽しみ。
アルシコルネはそこそこ寒さにも強いイメージと、細葉が伸びるイメージがありますが、ここからどんな感じになるんでしょうか…すくすくと育ってほしい!

そしてこのポットの内側に貼られたシール。
もう名前はアルで決まりです。弟です。エドは居ないけれども。


どらちゃん!

ヒリードラゴン、略してヒリドラちゃんです。
いや、実はヒリーも興味があったんですよ…私の好み、ばれてるのか?

ヒリーはアルシコルネとは対照的に広葉タイプで、葉っぱが波打つようにうねり、つやっつやなタイプ…だと思う。私が既に持っているネザランドとビーチーは星状毛と言って細かい毛が生えている。特にビーチーは毛深い品種で、強い直射日光を反射させることで身を守っているのだという。おかげで白い毛がびっしり生えていて、それはそれで美しい。
一方のヒリーはそれがあまりなくて、代わりに青々とした力強く濡れたような緑が特徴的で、その鱗片はこの子株にも表れている気がする。まぁまだ、これからどうなるかわからないのだけれど。

いずれにしても、大変楽しみな一株である。


やってくれたな…

いやね、3株交換って言ってたでしょ。何回数えても4鉢あるわけよ。
でもね、私はわかってた、紅茶さんならやりかねないと。

どこかで書いたかもしれないけど、私は時々、部分的にみょうちきりんな記憶力があって、紅茶さんのこの記事のことを思い出していたんだよね。

「紅茶さんはきっと多く入れてくるに違いない…」
そうわかってたから、どこかでこっちも4株滑り込ませてやろうかと思ったんだけど、「一方的になったら…」とか日和ったんだ…読み合いは負けてなかったが、勝負所に弱いはやぶさなのであった。

まぁそれは置いておくとして()。
これ、パキベリアやんけ…しかもメキシココロラータ…やっぱり私の性癖好みがばれている?大事に育てねば…。
そしてこれ、自家受粉させたってこと…?やはりこれはプロの犯行です。


マイメロ可愛いね

そして私が図々しくもこっそりおねだりしていた紐類も同梱されておりました。これも着生植物、特にチランジア用ですな。でも鉢を吊るすのにもよさそうだし…ちょっと何に使おうか悩んでいて、とりあえず食卓に置いて毎日眺めております。


ということで紹介おしまい!
ここからは追加の植物コーナー。

びろーん

うちのステファニア・エレクタくん。
最初は良かったんだけど、やっぱり新居のベランダは日照不足でどうにも伸びてしまった。本当はもっと自立して欲しかったのだが…まぁ葉数が多いので仕方のない気もするのだけれど。でもこの丸い葉っぱがかわちいよね。

最近やっと外管理

記録を見ると去年の3月に播種したようで。いや育つの遅くない?雑に管理してましたごめんなさい。これも徒長しちゃってるんで、ここから巻き返したいところ。



【あとがき】
いやぁ書きすぎました。色んな人を置いてけぼりにしたなぁと反省しつつ、これを見て興味を持った方は是非#note植物部、入部してみませんか?
私もSNSでそこまで人と関わることないだろうというスタンスの人間でしたが、いざやってみると楽しかったことこの上なかったです。部活って付いてますけど本当にゆるいペースでやらせてもらったし、それを受け止めてくれた紅茶さんの優しさのお陰かなと。本当に感謝です。
こんな感じでゆるっと繋がりが広がったら良いなぁと、リドレイに霧吹きしながら思うはやぶさなのでした。

リドレイかわちいのよ、ほんとに。


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