マガジンのカバー画像

現役SE×研修講師の【プログラミング教育論】

11
現役SE×研修講師の目線で考える「身になるプログラミング教育」について、実体験や教育事例を中心にまとめる教育系noteマガジン
運営しているクリエイター

#プログラミング必修化

プログラミング教室を開催して感じた、これからのプログラミング教育に必要なこと

※この記事は、2018/11/17に弊ブログ「Motologue」で公開した記事を加筆修正したものです。 新年度を迎えましたね。2019年度を迎えたということは、プログラミング教育の必修化が1年後に迫ってきたということでもあります。 僕自身、SE×講師として働いていることもあり「子どもたちにとって身になるプログラミング教育とはなんだろう?」というのは興味のひとつです。そこで、不定期ではありますが、このマガジンを通して教育事例や実体験を中心にプログラミング教育について思うと

ハンガリーの「丁寧さ」にみるボトムアップの学び方

前回から、海外の「プログラミング教育」事情(2018年版)と題して、各国のプログラミング教育について調べてます。 来たる2020年のプログラミング教育必修化に向け、各国の教育事情をもとに「どんな教育が必要になるか?」を現役エンジニア 兼 講師の目線で書きまとめています。 第1弾となる前回のnoteでは、香港を取り上げました。 香港の競争力の鍛え方は非常に参考になりますのでぜひご一読を👇 第2弾となる今回は、天才科学者を輩出する国としても有名なハンガリーのプログラミング教

香港の「STEM教育」にみる競争力の鍛え方

前回、海外の「プログラミング教育」事情(2018年版)と題して、海外の各国は「いつから」「どんなことを中心に」プログラミングを教えているのか、という点についてまとめました。 海外のプログラミング教育を整理していくなかで見えてきたのは、学習内容には「論理思考習得」と「実践技術習得」の2フェーズあるということ。 16か国(うち地域が2つ)のなかでも、僕が個人的に「バランスがいいなあ」と感じたのが、香港です。 さらに、香港は競争力の鍛え方も上手だなあと。 今回は香港の取り組

海外の「プログラミング教育」事情(2018年版)

2020年から「プログラミング教育」が必修化されますよね。 必修化の背景には大きく2点あります。 ①国内のIT人材不足 ②日本の国際競争力の向上 このあたりについては、ブログやnoteでこれまで何度か触れてきているので、そちらの記事を読んでいただいている方には既知の情報だと思います。 まだよくわからない…という方は、このあたりを読んでみてください👇 さて、2018年7月に文部科学省が、小学校プログラミング教育必修化に向けた具体的な実施工程表を発表しましたね。 👆のn