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アボリジナルアートに出会う

私は初めて見るものが大好きで珍しい展示会があると行きたくなるのですが、今までは現代アートの中に探すことが主でした。

でも。

今回衝撃の出会いをしたのです。

それがアボリジナルアート。

オーストラリアの先住民族アボリジニの方々が制作されたアートです。

テレビでチラッと見たことはあったので雰囲気は知っていたのですが、

実物を前にした時の圧倒的な迫力は全く想像していませんでした。

きっと素朴で原始的な絵だと思っていたのです。

そこにあったのはもっと偉大で宇宙に繋がる何かを感じるくらい大きくて、なのに不安がない確固たるものを秘めている、そんな大迫力のアートだったのです。

モチーフとなっているのは「先祖から代々伝わってきた話」、「精霊から聞いた話」、「土地にまつわる謂われ」、「薬草などの知恵」なんだそうです。

私が見てもあまり分からなくて、地層なのかなとか地図っぽいなとか水を感じるとかそんなレベルでしか感じられないのが本当に残念です。

でも私が感じたことがあります。・・・これはただ私が感じただけで真実とは違うと思うのですが。

アボリジニの方々は大地とか自然のあらゆるものを大いなる存在として尊敬し、恐れ、憧れをもって接していると思うのです。

それが自らへの信頼、安心にもつながっているのではないか。

自分のルーツに対する敬意は、その一部として存在している自己への確かな土台となっている、そんな気がしたのです。

自然と自己を分離しないから、大いなる存在の一部として存在している自分を信頼できるのかなぁと。

今私がアボリジナルアートの虜になっているから感動的に表現しているのかもしれないけれど、アートは作り手と見る人の相互作用があってこそだと思っているので、私にはこんな風に感じられたということです。

でも本当はこの感動を誰かと分かち合いたいって久しぶりに思いました。

それくらいの出会い!!!

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