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今、持っている一眼レフの動画をWebカメラにできないものか? Mac編

新型コロナウイルスで自宅自粛中の毎日、どうにもこうにも自宅からのリモート会議やリモート飲みとかになってしまう昨今。
カメラマンたるもの、Webの画面といえど一味違った画質で勝負したいと思ってしまう。(外にロケに行く事も出来ないし、被写体に来てもらう事も出来ないので、それくらいしか撮影的喜びを見出すことだ出来なくなっているのも事実)それに加えて、自分のMacbookProは2012Midとかなりお年を召していて、カメラの質が今時これは無いんじゃない?と思える程なのである。
そこで、ミラーレス一眼など持っているわけだから、それをWebカメラに使えないものか?と言う結論に至った。

WebカメラはUSB端子で繋ぐものが殆ど。俺の持っているミラーレスカメラ、FujifilmX-T3にもUSB-Cの端子が付いている!それで繋げば良いんじゃないの?なんて単純に思ったら、カメラをコントロールしたり、データ転送のために使うもので、映像を送るというとHDMI端子で無いと送れないのである!

HDMI端子から出ている映像信号をUSB端子に送り出してくれる機材。それがキャプチャーボード。ゲーム実況などをしている人がゲームの映像をPCに取り込むために使っているのだが、もちろんHDMI端子が付いたカメラには全部使える。これだ!これがあれば!

キャプボ

ただ、このキャプチャーボード。USBに出力出来るものは1万円代後半が多く、そこら辺の価格帯のモノは軒並み入荷待ち。殆ど品切れ状態なのです。

そこで、ある記事を見つけました。
OBSというアプリでデジタルカメラのテザー撮影のときのライブビューをWebカメラとして認識させるというもの。これなら安あがりで今あるもので出来るじゃない。と意気揚々としていたら、そこでもまた問題が、OBSで他のアプリのウインドウをカメラとして認識させるためにはVirtualCamというプラグインが必要なのですが、それがWindowsにしか対応していないのです。またしても暗礁に乗り上げました。

そこで見つけたのがManyCam!文字通り様々なものをカメラとして認識してくれる。これでX-T3のテザー撮影に使用しているCaptureONEの画面もZOOMにカメラとして認識してもらえるわけです。

では、Macで一眼レフをWebカメラとして使いたいという方法を直接知りたい方は、ここからで大丈夫です。

まずManyCamをインストールしておいてください。

上記の記事だとゲーム画面やアプリの画面ですが、これをCaptureONEなどの画像編集、テザー撮影アプリケーションに設定することも可能なのです。
α系ならimaging Edge、EOS系ならEOS Utilityといった具合に。私の場合はFujifilm X-T3なので汎用性が高いCaptureOneにしました。(インターフェイスもちょっとプロっぽくてカッコいいし)

まず、CaptureOneを立ち上げてカメラを繋ぎます。そして「ウインドウ」の中から「ライブビュー」を選びます。(ここまでは皆さんの使っているアプリによってテザー撮影のライブ画面を出しておいて下さい)

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そしてManyCamの画面から「VIDEO SAUCES」から「Desktop」をクリックし、その中の一番上の項目「App Window」をクリックし、その中から今テザー撮影に使っているライブビューを選びます。

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CaptureOneの場合は「CaptureOne20-ライブビュー」になります。すると、ライブビューの操作画面も含めた画像がカメラとして認識されるので、なるべく画像の方を大きくしておく方が良いでしょうね。
$29/年の有料バージョンになるとカスタムエリアが選択出来るので、ライブビューの画面だけを切り取る事も可能になると思いますが無償版ではアプリの全画面が表示されてしまいます。無償版でも2カメまでのスイッチングも出来るのでPCのインカメラと一眼レフをスイッチングということも可能です。

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ちなみに左が2012MidのMacbookProのインカメラ、右がX-T3+CaptureOne。どちらがイケてるかは一目瞭然である。

今回はZOOMで説明しますね。
ManyCamまでの共有が出来たら、ZOOMを立ち上げミーテングを開始します。その時に左下のビデオの停止のアイコンの隣に「^」のマークがあるので、そこをクリックして「ManyCam Virtual Webcam」をクリックするとZOOMにManyCamの左右反転した画像が表示されます。(相手に見える時は正像になっているので心配ご無用です)

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といった感じです。
この間、これでZOOMミーティングした時は、参加者が4人くらいまでなら良かったのですが、9人とかになってくると段々画面も小さくなってこんな感じだとカメラの質とかどうでも良いね。って感じになってくる。普通のWebCamに比べてコマ落ちしてカクカクするのも気になるし、結局、そのミーテング終わった後に最近人気で品薄と言われている Cam Link 4K(もちろん、こちらは入荷待ち)を出しているElgatoのGame Capture HD60 S(HDMIバススルーもある)をアマゾンでポチってました。

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また、こちらのレポートも後日、近いうちに。。。

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