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【書籍紹介】恋愛結婚の終焉 牛窪恵著

「ホンマでっか!?TV」のコメンテーターとしてもご活躍されている牛窪さんの新刊が発売となりました。

早速、丸善本店の新書ランキングで7位にランクイン。

牛窪さんとは、かれこれ15年近いお付き合いです。私が、国内で調味料商品のプロダクトマネージャーをしていた頃。「おひとりさま」に関する書籍を読み、常に社会を先取りする様な優れた切り口と、それを支える精緻な分析。更に軽快でわかりやすい文章に一瞬で魅了され、ファンになりました。

その後、牛窪さんの講演会に参加し、そこで仲良くなり、何度か食事もご一緒させて頂きました。そう言えば、Hootersが日本に出来た際、「視察に行こう!」とご一緒したことも。その時の写真もありますが、ご本人の許可を頂いていないので掲載はなし(笑)

先にご紹介した書評の中に「夜這い」の話があり、これまさに牛窪さんのお話の中で印象深いエピソードのひとつ。一夫一妻制というのは日本においての歴史は決して長くなく、以前は村社会で夜這いも日常であった。男はいつ戦争で死ぬかわからないから、子孫繁栄には必要なこと。そうなると誰の子かわからなくなるので「村の子」という意識が芽生え、皆で協力して育児を行うようになるという話。

核家族化ですべての家庭が独立国家の様になり、男性は社畜のごとく長時間労働(さすがに時代は変わりつつありますが)、残された奥さんがワンオペで消耗。という現代社会の悲劇を考えると、幸せな時代であったなぁと思う次第。

「今回の恋愛結婚の終焉」、これまた刺激的なタイトル。実は、今回、発売に先立ち、牛窪さんがFacebookお友達限定で事前講演会を実施くださり、それに参加しました。

最も印象的だったのが、「ロマンティック・ラブ・シンドローム」。80~90年代トレンディドラマが恋愛を煽りまくり、「結婚は恋愛結婚一択」という洗脳がなされた。それにより様々な悲劇が生まれたという内容(あくまで私の理解で、牛窪さんはもう少しソフトに表現されていました。念のため)。

概要はこちらの記事にまとまっていますので、ご興味ある方はご覧ください。そして、更に興味を持たれたら、是非、本書をご購入ください。


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