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第2回 NFT総合シンポジウム考察<DAO活のススメ>

この金・土の2日間で実施された第2回NFT総合シンポジウム。3か月前に実施された第1回から、更にNFT市況は悪化し、氷河期突入の様相を呈している中での開催となりました。

こうした世相を反映し、現在展開中/今後立ち上げ予定のNFTコレクションの紹介はめっきり減り、NFT販売以外でどう収益を上げていくか?どうPivotしていくか?という発表が多かった印象です。

イケハヤさんによる基調講演も、6つのテーマでありつつ、重点はゲームとメタバース(サンドボックス)。PFP(プロフィールピクチャー)のコレクションだけでは存続困難という主張は3か月前から継続です。

今後のWeb3/NFTビジネスは、ゲーム×メタバースを軸に展開していくであろうというのは、私も完全同意です。

多くのNFTコレクション運営が置かれている状況を代弁していると感じたのが、こちらのMiCHI(EDO-1 Project)さんの発表。

NFTからの収益が実質絶たれた中、メンバーは同じでも中身(目的や座組み)を根本的に組み替えたという事例。NFT/Web3を活用したソーシャルビジネスを目指すことに方針転換。

そうであれば発想を切り替えて、ボーダレスジャパンの様に同分野で既に先行しているところから出資を仰いだり、グループ入りするという選択肢もあるのではと感じました。

私がプロデューサーとして参画する「ひと妻DAO」からも、「NFTで事業化するのではなく、NFTを通じて集まり、信頼関係を構築した仲間自体がアセット」という視点に立ち、コミュニティー自体を価値化し、自治体連携やto Bビジネスを展開していくという意欲的な発表をさせて頂きました。

是非、ご視聴&いいねをお願いします!!

更に、同じくひと妻DAO所属のみかさんに至っては、「NFT業界で活躍するには声が重要」とNFTは頭出しとして使われただけで、「声ビジネスの可能性」に関する発表でした(笑)。

ながら聴きや、車での移動中の需要に牽引される形で米国を中心に普及が進んだポッドキャスト。

匿名でテキストコミュニケーション中心のWeb3/NFTコミュニティーにおいては「声」が唯一、生身感を与えるものとして重宝され、TwitterスペースやVoicyが必須ツールとして活用が進んだ。

これらのトレンドに着目し、「声ビジネス」を展開していこうというみかさんの発想は、実に筋が良いと思います。

私の知人である秋竹朋子さんは、ビジヴォという声に特化した事業を既に軌道に載せており、本分野は、今後、更なる拡大が見込まれます。

リアルビジネスに繋げることを強く意識した事例として、農業系で2事例紹介させて頂きます。Tomajo及び私も所属するメタグリ研究所。

同じ農業系でもTomajo=体育会系、メタグリ=文科系でカラーが全く異なります。一方で、目指していることは、農家の収益向上、生産者からの直販の実現、農繁期における人員確保等、結構、共通しています。

「NFT冬の時代」と言われる中、各プロジェクトが自分たちの強みを棚卸し、NFTに代わる収益源をどう確保していくか?

こうした試行錯誤の中から、イノベーションが生まれていくであろうことは想像に難くないですし、その渦中、リアルタイムで様々な体験ができることは得難い機会と思います。

是非、皆様、この機会にDAO活を始めてみては如何でしょうか?

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