見出し画像

TikTokインフルエンサーの需要が急上昇 その背景は?

今、米国ではオンライン広告の予算がインフルエンサーマーケティングへとシフトしている。

その背景には、以下の様な理由がある。

  • 原料費高によるコスト圧迫に起因する広告費の削減

  • 個人情報保護意識の高まりによるオンライン広告に対する嫌悪感

  • Apple社の規制等によるオンライン広告の効率悪化

  • インフルエンサーによる数々の成功事例

そうした背景から、"TikTok Made Me Buy It" (TikTokを観て購入を決めた)というハッシュタグが大人気に。

TikTokはこれまで"TikTok Creator Marketplace"というクリエイターと広告主のマッチングサービスを提供してきたが、登録要件はフォロワー10,000人以上。フォロワー数1,000人規模のマイクロインフルエンサーにリーチするのは難しい状況であった。

今回、"Branded Missions'という新しいサービスを提供開始(α版)。フォロワー1,000人規模のマイクロインフルエンサーとのマッチングが可能となった。

フェイスブックやインスタグラム広告では、テレビCM用に作った動画を流すということでも通用したが、TikTokは全く異なる動画制作ノウハウが必要となる。実際、成功する動画を自社制作をするハードルが高い為、インフルエンサーの出番となる。

“Brands need a ton of content, and it’s hard to make successful TikTok content in-house,” Mae Karwowski, founder and CEO of Obviously, wrote in an email. “We’ve seen that a lot of them have really struggled with creating short video and ad content that works on TikTok.”

更に、ユーザーが自主制作したブランド広告が話題となり、そのアイデアを取り入れた正規の広告が展開されたり、広告に出演するタレントをTikTokで募集したり等、インフルエンサーを巻き込んだ施策が広がっている。

オールドネイビー(アパレル)は、ユーザーが同社の昔の広告に字幕を入れて投稿した動画がバズったことにヒントを得て、動画中にユーザーのコメントを表示する広告を展開。

ステートファーム(保険会社)は、TikTokで同社の動画広告出演者を募集。

果たして、日本でも同様のトレンドが来るのでしょうか?

<併せて読む>


いつもお読み頂きありがとうございます。サポート励みになります。皆さまとの交流をどんどん広げていければと思います。