セカンドキャリアは新人から
過去の栄光は意味が無い
最近の職場での出来事からの検証というか観察を書いてみる。
私の職場にはいわゆる派遣の方がいる。年齢は70代前半、前職は電気技師で
いわゆる「職人」というやつだ。仕事は真面目で欠勤も無い。
しかし、仕事に慣れてくるとその姿は変貌する。自分のやり方に固執し、他のスタッフの指示を無視する。新しく加入した人には初日から罵倒する。
コンプライアンスやハラスメントの概念が無いこの世代の特徴が顕著に
浮かび上がってくる。「俺は間違いはしない、あんたが間違っている」
どんなに社内規定を説明しても安全を注意喚起しても全て無視する。
自己中で利己的ー自分のことしか頭に無い
自分の作業エリアは自分の自由に振る舞えると勘違いする、当然、他の部署とも共有スペースなのだから他の部署の人にも従わずトラブルになる。
「ここは俺の作業場だ、入ってくるな、邪魔するな。そして、何かにつけてお前たちはだらしない、いい加減だ、コロコロ変わる」と主張する。
日々の指示や業務内容は変化するのが当たり前なのだが、毎日同じことを繰り返す、あるいは同じ工程を繰り返して物事を成し遂げてきたこの世代は
融通が効かない。そして最後には「俺はこんな性分なんだから変わることはできない」と開き直るのだ。最初は仕方ないと諦めてきたがチーム全体の不満も高まり、協力業者へのパワハラ発言も相まって、本人に解雇手続きを取ることになった。
すぐには解雇できないジレンマ
社内規定違反を繰り返してきたこの方にも雇用契約書を交わした契約の効力があり、あと一月ほどは、解雇できないと上司から報告を受ける。
いささか、がっかりしたが、確定した日付が出たので、この日まで我慢すれば良いと割り切りができる。これはメンタルヘルスとしても楽になった。
私的には、高齢者であっても元気なら今の時代は働くことができるなら
家で何もすることがないよりはずっと良いと思う。
だが、セカンドキャリアを踏む方達へはこう言いたい。
「どんなにキャリアがあっってもここではルーキーだ」
それがわからないなら、働きには出ない方がいい。老害扱いされて苦しむ
羽目になる。
労働力不足は深刻な課題だ。高齢者の活用か外国人の活用か、はたまたAIを活用した作業ロボットか大胆な改革が待ち望まれる。
今回のまとめ
セカンドキャリアは新人扱いから始まる
自己主張しないで謙虚なら受け入れてもらえる
わがままを言うなら老害扱いされて排除されることになる
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