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地元で盛り上がる「見ぬ見てふりゲーム」

大々的なタイトルをつけてしまったことを反省している。
地元で盛り上がっているのは私とK君の2人だけだ。

K君は地元に住む小学生時代からの友達。いわゆるズッ友。

私が地元を離れても、帰省するたびに必ず遊んでいて、
30過ぎても2人にしか分からない内輪ネタで永遠にふざけ合っている。

学生時代と比べて変わったことといえば、ファミレスのドリンクバーが、居酒屋の飲み放題に変わったことくらいだ。

そんなK君と発明した「見ぬ見てふりゲーム」を紹介したい。

誕生のきっかけは、「見て見ぬふりをするな」を「見ぬ見てふりをするな」と言い間違えたこと。

当時の私たちは、これをただの言い間違えで処理できず、意味を考え込んでしまった。


「見ぬ見てふりってどんな状態になるんだろうね。」

「見て見ぬふりは、実際は見ているけど、見ていないように振る舞うって意味だよね。」

「つまり、見ぬ見てふりは、実際は見ていないけど、見ているように振る舞うってことか。」

「じゃあさ、見て見てふりはどうなるの。」

「それはさ、実際に見ているけど、見ているように振る舞うってことになるね。」

「すると、見ぬ見ぬふりは、実際に見ていないけど、見ていないように振る舞うってことか。」

「ちょっとやってみようぜ、俺が今からやる"ふり"が、見て見ぬ、見ぬ見て、見て見て、見ぬ見ぬのどの"ふり"かを当ててみて。」


こんなやりとりで生まれた「見ぬ見てふりゲーム」
ゲームに勝ち負けはなく、お互いの演技力や顔が面白くてずっと笑っていられる。


「うーん… こっち見ているけど、目の焦点があってない気がするから、見ぬ見てふりだ!」

「ざんねーん!見ぬ見ぬふりでしたー」


ここまで書いてふと、ファミレスのドリンクバーが、居酒屋の飲み放題に変わったから笑えているのかもしれないと思った。

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