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臨機応変、ファジーが良い/ダイエットの心構えその2

前記事では「心構えその1」ということで、空腹を楽しむマインドセットについて書きました。ダイエットをしたいと言っていながら空腹を避けて通ろうとする人って非常に多いです。厳しいことを言うつもりないけどそれって無理があります。空腹を感じず好きなものを食べながら痩せたいっていうのはちょっとあまい考えだと思うのです。
といっても空腹をガマンしろっていうわけじゃなく、ストイックに厳しいダイエットをしろということでもないし、空腹って楽しむこともできるんだよ。というのが前回の話しでした。

ダイエットに対してあまいのはだめなんだけど。
今日の話は厳しすぎるのもよくないという話です。

ストイックに自分に厳しく、それこそ完璧主義でダイエットをしようとしたからこそ挫折しちゃうっていうことも多いです。
だってつい食べちゃうとか。さぼりたくなっちゃうことは誰にだってあるのだし、完璧主義の人はそんな時自己嫌悪になったりしちゃいますよね。

決めたことを守ることも大事だけど、時には臨機応変とかファジーになることもダイエットを継続していく上では必要です。時にはやっちまった自分を許してあげないといけないですし。自分に優しくすることは甘やかすこととは違うんです。

ということで、この記事では特に間欠的ファスティングを続けていくためにファジーになったほうが良いことなどを私の経験から紹介します。


身体のための食事と楽しむ食事

食事は何のためにするのでしょう。もちろん生きていくためには必要なエネルギーや身体を作り機能させる栄養を補給しないといけないです。つまり「身体のための食事」という意味があるのと同時に
人生を楽しむためには、美味しいものを食べたり、家族や仲間と食事をしながら楽しい時間を過ごしたりすることも必要です。つまり「楽しむ食事」っという意味もあります。

私はこの食事の二つの目的の両立が大事と思っています。

肥満気味でダイエットの必要がある人は。かつての私もまさにそうですが。楽しむ食事を優先させすぎているか、身体のための食事を軽んじすぎているか、あるいはその両方なのです。
そしてその逆に、健康的な食事にストイックになりすぎるのもどうかと思うんです。過度な健康オタクといったらいいのかな。それってむしろ不健康じゃないかと思ったりもするんです。

ここでもバランスが大事ってことですが。バランスを取り両立させながら間欠的ファスティングをするにはどうしたらいいのでしょう。

時間制限するほうがカンタン

間欠的ファスティングでは食べる時間と食べない時間を決めるわけです。食べない時間を作ることで胃腸を休めたり、オートファジーや長寿遺伝子を働かせたり、カロリー摂取を控えたりすることができるわけです。

私は食事量を減らして腹八分目とか六分目で食事を終えることが苦手です。もうちょっと食べたいのに途中でやめてガマンするわけでしょう。1日3回の食事で毎回苦手なことをするのはストレスが溜まってしまいます。
なので、1食もしくは2色をプロテインなどで置き換えちゃうダイエットとか。食べない時間を決めて食事の回数を減らしちゃうダイエットのほうがはるかにやりやすいと思うんです。

合う合わないって誰にでもあるんだけど。僕と同じで腹八分目が苦手な人は時間管理の間欠的ファスティングがお勧めです。そしてそれをするにはまずは食べない時間を決めるところからはじまります。

お勧めは16時間だけど

間欠的ファスティングといったら16時間断食が最もメジャーです。胃腸を休めるにもオートファジーの効果を期待するにもそのくらいの時間が効果的だと体感的にも感じます。
なので1日のうちで16時間食べない時間を決めるんだけど、寝ている時間も含めることができるんです。なので8時間寝る人なら起きている時間で8時間食べなければいいのです。
具体的な時間はその人の都合で決められます。なので就寝時間の前後に振り分けて、寝る前4時間食べない。睡眠を8時間として、起きてから4時間食べない。といった時間を決める人が多いです。それが一番やりやすいかなと思います。

最初は短くからでもいい

でも必ず16時間じゃなきゃいけないのではないです。14時間とか12時間の間欠的ファスティングをされる人もいますし、食べない時間が長いと不安という人は最初は12時間から始めて徐々に長くしていってもいいと思います。

また、毎日16時間しないといけないわけじゃないです。その日によって、例えば会社の飲み会があるとか、家族や友人との都合があるとか。楽しむ食事を優先したい日だってあるでしょう。なので今日は16時間じゃなく短くするとか、休みにする日があっても問題ないのです。

毎日じゃなくてもいい

もちろん毎日できたらそのほうが良いのですが、毎日しないと効果がないものではないです。週に何日と決めてやってもいいし。予定外で出来ない日があってもよいのです。

時間も変えて構わない

また、何時から何時までという時間も変わって構いません。私は最初は20時から翌日の12時まで食べない時間にしていましたが。現在は17時から翌朝の9時までにしています。途中で別の時間にしたこともありますし、その日によって12時間や14時間になる日もあるし、逆に17時間とか18時間とか長くなる日もあるんです。

出来なかったことを気にしなくてよい

上に書いたように間欠的ファスティングはかなり自由度が高く、臨機応変に行えるものなのです。ということを考えたら
ダイエットではよくあることだけど、空腹や食欲の誘惑に負けてついつい食べちゃったなんてことがあっても、それでそこまでの努力が水の泡になるなんてことはないのです。翌日にまた頑張りなおせばよいだけなのです。
ダイエットで挫折してしまう人の多くは臨機応変に考えられず、決めた通りのことができなくて、自暴自棄になってしまうなど、完璧を求めるあまりに気持ちをへこませてしまうことが多いです。
また、そうなることを心配して、なかなか始められないという人もいらっしゃることでしょう。

間欠的ファスティングという方法はそもそも臨機応変にしやすいものなのだし、ファジーに行うことができるほうほうなのです。完璧主義にならず気軽に取り組んでみるのが良いと思うんです。

習慣化して継続するために

臨機応変にできる。ファジーであるということは取組みやすいメリットの一つでもありますが。習慣化のためにはデメリットともいえるのです。
習慣化して定着させるためには、したりしなかったり、時間を頻繁に変えるより、毎日同じ時間で同じことをするなど規則的にするほうが習慣化させやすいという特徴があります。
そして時間管理によって行うファスティングという方法は規則的にやりやすい方法ですし、他のどんなダイエットよりも習慣化させやすい方法と言えるのです。

そうそう、最初に行っておきますがファスティングは体重を落としたいダイエット期間だけ、例えば3か月だけ16時間断食をするなど、一時的なものでなく、ダイエットに関係なくずっと長く継続していく習慣として取り組むのがよいです。
ダイエットができるというのはあくまでもファスティングの効果の一部であって、健康的に元気で、病気を遠ざけて健康寿命を延ばしていくことに役立つ健康法なのですし。

そして長く継続していくことはダイエットの大きな課題である、リバウンド防止のために効果的なのです。

なので、ある程度時間を決めて規則的に行ったほうがよいということと、合わせて、私はダイエット日記を書く方法を取り入れましたが、継続や習慣化のためのエッセンスを取り入れることもお勧めします。
ちなみにこの記事を書いている時点で私の16時間断食は2年目になっています。2年間ダイエットを継続しているのではないですよ。
目的は健康維持とアンチエイジングのためであり、1日3食食べていたころと比べて、1食もしくは1.5色で16時間食べない時間を設ける食生活のほうがずっと簡単で快適だからなのです。

まとめ

ダイエットで完璧主義になるのはよくないです。つい食べちゃったなど予定外のことが当たり前に起こるのがダイエットなのです。臨機応変にとかファジーに取り組むのがよいです。

間欠的ファスティングは時間管理でダイエットをするのですが、そもそも臨機応変にしやすい方法なのです。

  • 時間は自由に決められる

  • 理想は16時間だけど14時間、12時間など短く始めても良い

  • 必ず毎日しないといけないわけじゃない

  • 何時から何時までという時間帯も自由に決めていいし変更も自由

そんな方法なのだから、ストイックに厳密に方法を決めて行うのではなく臨機応変に行ってみるのが良い。

ただし、長く継続させて習慣化したほうが良いのだから、ある程度時間を決めるなど規則的に行うほうが習慣化はしやすくなる。
また、記録を書くなど習慣化のエッセンスを取り入れることが望ましい。

ということで
あんまりしゃくし定規に堅苦しく考えるのでなく、気軽にファスティングを始めてみていただけたらと思うのですが。次の記事では、間欠的ファスティングを効果的に行うための注意点やアドバイスを書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
もうしばらくファスティングの話が続きますが、食事の管理についてや運動についても記事を書いていく予定です。
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