見出し画像

クラウドサインのブランドブックを作成しました(1/7 )

電子契約サービス「クラウドサイン」デザイングループブランディングチームの山本です。
同じユニットの笛田と一緒にクラウドサインのブランディングを担当しています。

今年の8月にクラウドサインのブランドブックを作成しました。
noteにて作成に至った経緯や作成の流れなどを7回に分けてご紹介して行きます。

連載の目次(予定)

第1章 ブランドブックを作成しました(👈今回の記事)
第2章 計画編
第3章 ブランドアイデンティティを固めるための材料集め編
第4章 ブランドアイデンティティを固める編
第5章 ブランドブックにまとめる編
第6章 周知編
第7章 浸透編

ブランドブックとは

画像1

ブランドブックとは「どんな場面でも、アウトプットの世界観を統一するための指針」です。

常に一貫したクラウドサインらしさをお客様に提供することは、お客様のクラウドサインに対する印象をブレずに強くすることができ、ブランド力を高める上で大事なことです。

お客様はいろんなタイミングや状況でクラウドサインを知ったり使ったりします。
その時のお客様の体験には、色々なクラウドサインメンバーが関わっています。

グラフィック的な視覚表現だけではなくて、バナーやボタンの文言や、商談やチャットサポートの言葉遣いや態度など…お客様がクラウドサインのいろんなものを通して得た体験の蓄積で、お客さまの中にクラウドサインに対するブランドイメージが出来あがります。
どんな立場の人もブランドイメージを形成するアウトプットにかかわっており、クラウドサインのメンバー全員の協力なしに世界観の統一はできません。

なので、いつ誰がアウトプットしても同じ世界感をお客様が感じられるようにするため、クラウドサインのメンバー全員が共通の認識と指針を持てることを目的として作成しました。

作成した背景

なぜブランドブックを作成することになったかというと、グラフィックを作る際に世界観のブレが生じはじめているかも?と課題を感じたことが発端でした。

ブレが生じ始めた理由は、電子契約市場とクラウドサインの成長が共に加速してきたことにより、アプローチするターゲットや手法が多角化したことにあります。
また、急成長によって人やチームが増えたことにより、今まで暗黙的にあったブランドイメージがうまく伝わりきらなくなっていました。
そのなかで、各部門やチームがより効果を上げるために自然と部分最適が進み、上記の要因がベースになって依頼方針(ターゲット、メッセージ、訴求手段、与えたい印象)にもブレが生じ始めてきていたと感じていましたが、デザイナーが対応するタスクが増え、ブレを都度調整するだけのリソースが確保できず対症療法的になり始めていました。

そのため、制作時に「作るものによってチグハグになってしまっているがこれで良いのか」「クラウドサインらしさってなんだろう」などの迷いが生じたり、制作後も「これで良かったのか?」と疑問が生じていました。

そこで、上記の課題を解決する必要があると考え、デザイナーチームで対処する目標として『「クラウドサイン」というブランドをわかりやすく定義し、それを正しく広める』ことを掲げました。

上記を実現する手段として、ブランドブックを作成することにしました。

ブランドブックの内容

ブランドブックの一部をご紹介します。(ブランドブックの内容については連載N回目でお伝えする予定です。)

画像2

画像6

画像4

画像5

画像6

作成に携わった方たち

このブランドブックの作成には、事業責任者の橘をはじめ、副本部長の斎藤や広報担当、マーケティング担当、PMM、デザイナーの笛田・佐伯・山本で作成しました。

また、作成の中で、事業部メンバーへのアンケートや、お客様を良く知っている営業・カスタマーサクセスなど現場のメンバーへのヒアリングも行いました。

こんなふうに使われてます

まだ8月に出来たばかりのため活用事例は少ないですが、少しだけ事例をご紹介します。

▼お客様に提供する資料の文言チェックで活用

例

先日、お客様に提供する資料の文章がブランドブックの指針に沿っているかのすり合わせに利用されているのを目撃しました。

▼バナー作成で活用
制作を依頼されたバナーのキャッチコピーや打ち出し方がブランドイメージにそぐわないと感じるものだったので、マーケティングチームに相談しました。
お互いブランドブックでクラウドサインのブランドの認識が揃っていたので、相談しやすかったです。

ブランドブックを作成して

ブランドブックが事業部にどう受け入れられるか個人的に少しドキドキしていたのですが、デザイナー以外でも、ブランドブックの大事さを感じてくれている人がいて、ほっとしました。活用事例で紹介したように自ら積極的に活用してくださったり、すぐにオンボーディングに取り入れてくれたり、日報にてポジティブなコメントをくれたり…。

ブランドブックの内容は、毎月開催しているクラウドサイン総会で事業部に共有したのですが、その時に事業責任者の橘がこの大切さを自ら熱く語ってくれたことも大きいと思います。

ブランドブックの制作を通して、色々な職種の人とクラウドサインのブランドアイデンティティについて共通認識が持てたのではないかと思っています。
その結果、デザイナー同士はもちろん他の職種の方々とも、ブランドブックの内容を共通認識としてお互いに持った上で制作物の相談や方針を話し合えるので、とても話がスムーズだなと感じました。

また、わたしは今年の4月からクラウドサインのデザイナーとして働いていますが、この活動がクラウドサインのキャッチアップにかなり役に立ち、とても助かりました。自分の中でなんとなくあった「クラウドサインらしさ」の輪郭がはっきりし、迷い少なくアウトプットできるようになりました。とても良いタイミングで異動できて良かったです。

いまは事業部でブランドブックの活用が根付くには…をブランディングユニットで模索しています。「どんな場面でも、アウトプットの世界観を統一」できるように頑張っていきます!

一緒にブランドブックのプロジェクトを進めた笛田からの感想

ブランドに関する課題を提案したとき、最終的に今回のブランドブックのようなものができあがるとは想像していませんでした。
特に、ブランドブックの中に言葉遣いや態度を定める「トーンオブボイス」ができたことで、デザインや広報を行うメンバー以外にもわかりやすく、使いやすいものになったのではと感じています。
小さな取り組みの積み重ねではありますが、「これってクラウドサインぽいよね」と言われるようなブランド作りをしていきたいです!


次回からは、ブランドブックができるまでについてを書いて行きたいと思います。

第2章 計画編
第3章 ブランドアイデンティティを固めるための材料集め編
第4章 ブランドアイデンティティを固める編
第5章 ブランドブックにまとめる編
第6章 周知編
第7章 浸透編


クラウドサインはデザイナーを募集してます!

https://hrmos.co/pages/bengo4/jobs/0006604


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?