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手芸の世界

手仕事が生み出す美しいものが好きだ。
自分は不器用なので、余計にそういうものに惹かれるのだろう。
今日はお誘いがあって、カルトナージュの作品展に伺ってきた。

お恥ずかしながら、私は松山に来るまで「カルトナージュ」というものを全く知らなかった。

カルトナージュ(Cartonnage)は、フランス伝統の厚紙工芸である[1]。厚紙で組み立てた箱などに紙や布を貼り付けて仕上げる。

カトルナージュ

越してきて初めてお会いしたSNSのお知り合いの方が、カルトナージュの教室を主宰されている先生だったのだ。

「お近付きに」
とくださったマグネット付きの赤い小箱は、仕事で使う付箋入れとなり机の上が定位置になった。
水玉模様が可愛らしい。
雑貨屋さんで販売していてもおかしくない美しい仕上がりだ。

いつか、機会があったらオーダーメイドをお願いできないかと思っていたので、良い機会だとお邪魔してきた。

教室の生徒さんたちの作品も多く展示されていて、「こんなものまで作れるのか!」と驚いていると、本場フランスの職人さんは、カルトナージュで家具まで作るのだとか。
「元は厚紙なのに、そんな大物まで作れてしまうなんて!」と感動していると、さすがに強度が必要な作品は木の板をベースにしているようだった。
そこは臨機応変。

これが唯一使い方のわからない作品だったのだが、どうやら壁掛けカードホルダーのようだ。リボンの部分にクリスマスカードや絵葉書などを挟んで飾るものだと思われる。
がま口!可愛い!

全体的にアンティークテイストで落ち着いた色彩のものが多く、精密で繊細な感じがヨーロッパだなあと感じた。(単なる偏見だが、アメリカン・カントリースタイルだと、もうちょっと大雑把なイメージ。ここまできっちり作らなくてもなんとかなりそうな気がする。私でもできそうというか)

私が欲しいのはがま口のリュック。
予算と相談しながら、お願いできそうかどうか、ご相談させてもらおうと思う。

それにしても、綺麗なものはやっぱりいい。
目が潤う。
心にも栄養をいただいた日だった。

**連続投稿820日目**

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