手芸の世界
手仕事が生み出す美しいものが好きだ。
自分は不器用なので、余計にそういうものに惹かれるのだろう。
今日はお誘いがあって、カルトナージュの作品展に伺ってきた。
お恥ずかしながら、私は松山に来るまで「カルトナージュ」というものを全く知らなかった。
越してきて初めてお会いしたSNSのお知り合いの方が、カルトナージュの教室を主宰されている先生だったのだ。
「お近付きに」
とくださったマグネット付きの赤い小箱は、仕事で使う付箋入れとなり机の上が定位置になった。
水玉模様が可愛らしい。
雑貨屋さんで販売していてもおかしくない美しい仕上がりだ。
いつか、機会があったらオーダーメイドをお願いできないかと思っていたので、良い機会だとお邪魔してきた。
教室の生徒さんたちの作品も多く展示されていて、「こんなものまで作れるのか!」と驚いていると、本場フランスの職人さんは、カルトナージュで家具まで作るのだとか。
「元は厚紙なのに、そんな大物まで作れてしまうなんて!」と感動していると、さすがに強度が必要な作品は木の板をベースにしているようだった。
そこは臨機応変。
全体的にアンティークテイストで落ち着いた色彩のものが多く、精密で繊細な感じがヨーロッパだなあと感じた。(単なる偏見だが、アメリカン・カントリースタイルだと、もうちょっと大雑把なイメージ。ここまできっちり作らなくてもなんとかなりそうな気がする。私でもできそうというか)
私が欲しいのはがま口のリュック。
予算と相談しながら、お願いできそうかどうか、ご相談させてもらおうと思う。
それにしても、綺麗なものはやっぱりいい。
目が潤う。
心にも栄養をいただいた日だった。
**連続投稿820日目**
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