モルック デビュー
噂のモルックを体験させてもらってきた。
夏の間は海で遊べるからいいとして、冬の間、外で遊べて長く続けられる趣味を見つけようと思ったのだ。
知らない方のために説明すると、モルックはフィンランド発祥の屋外ゲームである。
モルック棒という木の棒を投げて、スキットルという数字の書いてある棒を倒す。
スキットルは、最初トップ画のように並べられており、モルック棒が当たって倒れるとその位置で立てることになっている。
つまり、ゲームが進むとスキットルはより遠くへ散らばっていき、狙うのが難しくなる。
勝利条件は、順番にモルック棒を投げてスキットルを倒し、誰よりも早く50点先取すること。
ただし、50点を1点でも超えると、持ち点は25点まで引かれて、そこからの再スタートになる。
どうすれば得点になるかというと
①狙ったスキットルを一本だけ倒すことができれば、そのスキットルに書いてある数字が得点となる。
②複数のスキットルを倒した場合は、その倒れた本数が得点となる。
というルール。
あとは厳守しなくてはならないのが、モルック棒は必ず下から投げることと、投げるエリアが決まっていてそのラインを踏み越えないこと。
とりあえず、これだけ把握できていれば、老若男女関係なく遊べる比較的単純なゲームに見える。
ところがやってみるとこれが大変難しく、初心者のうちはまず、狙ったところにモルック棒を飛ばせない。
下手投げだと力の入れ方がわからず、複数のスキットルを倒すだけのパワーを込められない。
上手い人たちは、「カッコーン!」と気持ちいい音を響かせて、たくさんのスキットルを弾き飛ばしているのに、私はスキットルまで届かなかったり、大幅に狙いを外して一本も倒せなかったり。
まずは、下手投げの精度を上げるためにモルック棒だけ買って、ペットボトルを倒す基礎練を頑張ろうと思う。
そして、技術が向上してくると、今度は勝つための戦略を考えなくてはならない。
自分の得点を優先すべき時と、相手の邪魔に徹するべき時があり、この駆け引きがなんだか麻雀のようでもある。
たいへん奥が深そうだ。
上手い人たちの中に初心者が入ると、どうしても「私が入ったら、他の方がたのしめなくなるから」と遠慮して行かなくなってしまいがちだが、ここは図々しく教えてもらって、競技人数が少ないうちに世界大会を目指そうと思う。
とりあえず、モルック棒をAmazonで購入した。
**連続投稿764日目**
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