諸戸友@CROOZ執行役員

大志抱く若手起業家の失敗を減らし、事業継続につなげる、役に立つ事例を惜しみなく紹介する…

諸戸友@CROOZ執行役員

大志抱く若手起業家の失敗を減らし、事業継続につなげる、役に立つ事例を惜しみなく紹介するnote。クルーズ執行役員・CBO・SHOPLIST人事広報部長。 #クルーズ #CROOZ #CBO #東かがわ #キャンプ #若手起業家 #投資 #お酒

記事一覧

固定された記事

未来の起業家へ。成功の確度を上げるための連載を始めます。

「…俺、それでもやりたいです」 付け加えるように、どうしても今やらなきゃならないんです、と彼はいった。姿勢や眼光から、並々ならぬ想いと覚悟が伝わってくる。 それ…

社内転職から1年半で過去最高の営業成績

6年前、CROOZは全事業を子会社化しグループ経営へ移行しました。 これにより得たメリットの一つとして、人材の育成やキャリアパスの提供がスムーズに行えるようになったこ…

お金より、ライフスタイルより人生の報酬になるものを社員に届ける

働く人にとって一番の報酬は何か? CROOZでは、それは誇りであると考えています。 もちろん、収入や会社の福利厚生・制度によって手に入るライフスタイルも報酬には違い…

昔あった、あと少しで上場廃止の危機だった時の話

経営のセンスは、仲間といくつもの「修羅場を共にくぐり抜け、成功体験を共有してきた」ことで磨かれてきた。 という社長の言葉を前回記事に書きました。 そうしたら、こ…

選ばれ続けてきた理由は、最大限強みを発揮できる環境でした。

クルーズには、優秀な役員陣がいます。 中には、創業当初から中核を担っているメンバーもいて、彼らが立ち上げ育てた事業が今も売上の大部分を支えていたりします。 それ…

経験から学び成功を収めた26歳が「座学が足りん!」の一言に反省だって?

何者でもないとき、謙虚でいるのはかんたんです。 しかし、20代の若さで何百億円も調達し、700名の従業員を束ねる社長となってなおそれができるでしょうか? 先月のForbe…

できるリーダーがしている仲間のド派手な失敗と建設的に向き合う方法

一生かかっても返せない金額だ・・・。 10年以上前、自分のミスで会社にとんでもない損失を背負わせてしまったとき、僕の頭は真っ白になりました。 きっかけは消費者庁の…

続けることで得られること。カッコ悪くてもやり抜くことが大事。

ダイエットや学習などの目標を決めて、 1年間継続実践できる率はどのくらいでしょう? ある調査によると、答えはわずか5%…。 つまり、立てた目標の95%は失敗しているの…

スタートアップ経営者は将来の幹部候補とどこで出会うか?

私の元へ来た人は、私に惹かれて来たのか。 それとも富や地位に惹かれて来たのか。 多くの富を持つ者の憂鬱の一つは、新たに腹の底から信じられる関係を築くのが難しいと…

新規事業開発。変化の時代に勝ち続ける秘訣は「戦わずして勝つ」こと

「ダルイし面倒だしお金溶けるし、マジ戦争は勘弁だわー」 古代の兵法書である『孫子の兵法』にはそんなオーラが満ちあふれているとnoteのCXO深津貴之氏は言います。 新…

26歳300万円で起業し、300億円企業に育つまで〜CROOZの22年

日本にインターネットが到来してから約10年(注1)。 突如、「ヒロスエ」と共にモバイルインターネット(当時だとガラケー)の時代がやってきた。それはちょうど、20世紀…

緻密な仕組みがあるからこそ、失敗を恐れずチャレンジできる

大きな夢を抱き、 リスクを恐れず突き進め。 がむしゃらにやれ。一か八かに賭けろ。 それが起業家だ。成功者だ。 なんてことばかり言って、人を焚き付けようとしてくる…

劇的な成功につながる手段は、いつだってそこにある

どういうことだ? なぜ日本から? 2014年。世界的なコーポレート・ロゴデザイナーのロブ・ジャノフ氏の元に、とある日本企業からメールが届きました。 彼が駆け出しの頃…

優れたリーダーは信頼できる右腕がいないのを偶然のせいにするか?

信頼できる仲間がいないと嘆く起業家は、 一度ワンピースを読め。 アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」が猛烈に伸びています。 調べてみると、2022年10月11日の段階で、「…

へこたれない凡人集団は、どう組織をフレキシブルなものに変えるのか?

あれこれ気になって手をつけるけど、 特別秀でた才能なんてないし、 世界をこうしたいとか、強烈な野望なんてのもない。 あるのは、 とりあえずやってみようの精神と 決め…

「食わず嫌いしない」人がCROOZで圧倒的に成長する理由

「食わず嫌いしない人って優秀なことが多いよね」 最近、うちの会社で共通認識になっていることです。 クルーズでは、 がんばる社員を労うため、 また社内のコミュニケー…

未来の起業家へ。成功の確度を上げるための連載を始めます。

未来の起業家へ。成功の確度を上げるための連載を始めます。

「…俺、それでもやりたいです」

付け加えるように、どうしても今やらなきゃならないんです、と彼はいった。姿勢や眼光から、並々ならぬ想いと覚悟が伝わってくる。

それでもあえて、僕は繰り返した。

何も、焦ることはない。危険だって伴う。周りの人も、気が気でない思いをするかもしれない。それに、もっと楽な生き方もたくさんある。

「それでも起業したいの?」

僕の目をまっすぐに見据えて、こくりと頷く。彼

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社内転職から1年半で過去最高の営業成績

社内転職から1年半で過去最高の営業成績

6年前、CROOZは全事業を子会社化しグループ経営へ移行しました。

これにより得たメリットの一つとして、人材の育成やキャリアパスの提供がスムーズに行えるようになったことが挙げられます。

実際、今回取材した小笠原くんのように、社内異動前は思うような成果が出なかった人材がグループ内の別会社で働くことで飛躍的に成長する事例が複数ありました。

というわけで、今回はSHOPLISTから人材系コンサルへ

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お金より、ライフスタイルより人生の報酬になるものを社員に届ける

お金より、ライフスタイルより人生の報酬になるものを社員に届ける

働く人にとって一番の報酬は何か?

CROOZでは、それは誇りであると考えています。

もちろん、収入や会社の福利厚生・制度によって手に入るライフスタイルも報酬には違いありません。

収入や働く環境が充実しているに越したことはないでしょうし、CROOZが社員にそれらを提供できている自負もあります。

しかし、誇りにはそれ以上の喜びがあると思うのです。

仕事をしていて一番嬉しい瞬間は何か?

それ

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昔あった、あと少しで上場廃止の危機だった時の話

昔あった、あと少しで上場廃止の危機だった時の話

経営のセンスは、仲間といくつもの「修羅場を共にくぐり抜け、成功体験を共有してきた」ことで磨かれてきた。

という社長の言葉を前回記事に書きました。

そうしたら、この記事を読んでくれた若者が「じっさい、どんな修羅場をくぐってきたんですか?」と質問が。

たしかに気になりますよね。

でも、修羅場とは失敗しかけた話のことなのでなかなか胸張って書きづらいのですが(笑)、いくつかある中で実際僕も経験した

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選ばれ続けてきた理由は、最大限強みを発揮できる環境でした。

選ばれ続けてきた理由は、最大限強みを発揮できる環境でした。

クルーズには、優秀な役員陣がいます。

中には、創業当初から中核を担っているメンバーもいて、彼らが立ち上げ育てた事業が今も売上の大部分を支えていたりします。

それは素晴らしいことだとは思うのですが、先日このことについてシンプルに疑問が湧きました。

いったいどうしてどこへ出ても大活躍できるであろう彼らがクルーズに居続けようと思ってくれているのか?

役員陣3名にインタビューしたところ、優秀な人材

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経験から学び成功を収めた26歳が「座学が足りん!」の一言に反省だって?

経験から学び成功を収めた26歳が「座学が足りん!」の一言に反省だって?

何者でもないとき、謙虚でいるのはかんたんです。

しかし、20代の若さで何百億円も調達し、700名の従業員を束ねる社長となってなおそれができるでしょうか?

先月のForbesのタイミー小川くんの記事。

僕はもうタイトルから驚いてしまいました。

「座学が足りていない」とアドバイスされ、それが「ここ5年で一番刺さった言葉だった」と述べているのです。

謙虚さと成長への貪欲さを備えた若き経営者に脱

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できるリーダーがしている仲間のド派手な失敗と建設的に向き合う方法

できるリーダーがしている仲間のド派手な失敗と建設的に向き合う方法

一生かかっても返せない金額だ・・・。

10年以上前、自分のミスで会社にとんでもない損失を背負わせてしまったとき、僕の頭は真っ白になりました。

きっかけは消費者庁の発表です。

ソーシャルゲームの「コンプリートガチャ」が景品表示法に抵触する可能性があると消費者庁が判断したとの報道があり、先行きへの不安から株価が17%も一気に下がったのでした。

つまり、かんたんに言うと、1億円を投資していた株主

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続けることで得られること。カッコ悪くてもやり抜くことが大事。

続けることで得られること。カッコ悪くてもやり抜くことが大事。

ダイエットや学習などの目標を決めて、
1年間継続実践できる率はどのくらいでしょう?

ある調査によると、答えはわずか5%…。

つまり、立てた目標の95%は失敗しているのです。

おまけに、4分の1は
1週間以内で諦めていたのだとか…。

計画を立てるのは楽しくとも、
継続して実践に変えていくのは、
言うは易く行うは難し…ですよね。

逆に言えば、やり抜くことさえできればそれだけで稀有な存在になれ

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スタートアップ経営者は将来の幹部候補とどこで出会うか?

スタートアップ経営者は将来の幹部候補とどこで出会うか?

私の元へ来た人は、私に惹かれて来たのか。
それとも富や地位に惹かれて来たのか。

多くの富を持つ者の憂鬱の一つは、新たに腹の底から信じられる関係を築くのが難しいということです。

もしも事業が傾き出したら、あるいは私が病気になったりでもしたら、周りから人がいなくなってしまうのではないか。そんな不安が押し寄せる。

さて、何億円も資産があるのに心許せる人がいない孤独な人生と、たとえ貧しくとも周りの人

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新規事業開発。変化の時代に勝ち続ける秘訣は「戦わずして勝つ」こと

新規事業開発。変化の時代に勝ち続ける秘訣は「戦わずして勝つ」こと

「ダルイし面倒だしお金溶けるし、マジ戦争は勘弁だわー」

古代の兵法書である『孫子の兵法』にはそんなオーラが満ちあふれているとnoteのCXO深津貴之氏は言います。

新規事業開発も同じです。
手間がかかり、しかも勝つかどうかはわからない。

とはいえ、時は戦国時代。
領土を広げねば、いずれ国を獲られる。

1つの事業や製品・サービスの寿命は短命化し、これまで会社を支えていた事業の業績が急速に悪化

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26歳300万円で起業し、300億円企業に育つまで〜CROOZの22年

26歳300万円で起業し、300億円企業に育つまで〜CROOZの22年

日本にインターネットが到来してから約10年(注1)。

突如、「ヒロスエ」と共にモバイルインターネット(当時だとガラケー)の時代がやってきた。それはちょうど、20世紀の終わりと重なる———。

1999年、ドコモが iモードの新型発表記者会見で人気絶頂のアイドル、広末涼子を起用したのだ。

ほんの18歳の彼女の威力は、とにかくすごかった。

いわゆるパソコンマニアではなく、ごく普通の学生や社会人が

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緻密な仕組みがあるからこそ、失敗を恐れずチャレンジできる

緻密な仕組みがあるからこそ、失敗を恐れずチャレンジできる

大きな夢を抱き、
リスクを恐れず突き進め。

がむしゃらにやれ。一か八かに賭けろ。

それが起業家だ。成功者だ。

なんてことばかり言って、人を焚き付けようとしてくる人がいたら、怪しいと思って当然です。

成功はそんなに単純に訪れるものではありません。

おいおい、前回「成功の糸口はいつも目の前にある」って言ってたじゃないか、と思うかもしれませんが、それも真実なのです。

大きな夢を見るのも、がむ

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劇的な成功につながる手段は、いつだってそこにある

劇的な成功につながる手段は、いつだってそこにある

どういうことだ? なぜ日本から?

2014年。世界的なコーポレート・ロゴデザイナーのロブ・ジャノフ氏の元に、とある日本企業からメールが届きました。

彼が駆け出しの頃に、まだ創業1年の小さな会社だったAppleのロゴをジョブズ氏から依頼されデザインしてから、40年近くが経とうとしていた時です。

日本なんて行ったこともなければ、仕事で関わったこともありません。

予想外の送り主に興味をそそられた

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優れたリーダーは信頼できる右腕がいないのを偶然のせいにするか?

優れたリーダーは信頼できる右腕がいないのを偶然のせいにするか?

信頼できる仲間がいないと嘆く起業家は、
一度ワンピースを読め。

アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」が猛烈に伸びています。

調べてみると、2022年10月11日の段階で、「興収167.7億円 1208万人動員 動員ランキング10週連続首位」という圧倒的数値。

原作の漫画ワンピースは発行部数世界一で、
今や国民的人気作品と言えるでしょう。

ワンピースを見ていると、最強の一味に憧

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へこたれない凡人集団は、どう組織をフレキシブルなものに変えるのか?

へこたれない凡人集団は、どう組織をフレキシブルなものに変えるのか?

あれこれ気になって手をつけるけど、
特別秀でた才能なんてないし、
世界をこうしたいとか、強烈な野望なんてのもない。

あるのは、
とりあえずやってみようの精神と
決めたところまではやり抜く力くらい

「凡人」
それが自分にふさわしい呼び名だ

というのは、偽らざる僕の僕自身に対する評価です。

ずいぶん悲観的と思われるでしょうか。

そう思ってしまうのは、あなたが「器用貧乏」と揶揄されたりしたこと

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「食わず嫌いしない」人がCROOZで圧倒的に成長する理由

「食わず嫌いしない」人がCROOZで圧倒的に成長する理由

「食わず嫌いしない人って優秀なことが多いよね」
最近、うちの会社で共通認識になっていることです。

クルーズでは、
がんばる社員を労うため、
また社内のコミュニケーション活性化を狙って、
新卒から役員まで社長とご飯へ行く機会が多いです。

先日は、新卒4人を連れて都内の寿司屋におじゃましました。

そこでも「食わず嫌い」の話題になったのですが、
彼ら彼女ら、ほんとになんでもバクバク食べてくれる。

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