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サラリーマンの処世術と独立後の雑感

一年ほど前にX(旧Twitter)でポストした下記ポスト(合計7つのポストがつながっています)がどなたかにリポストされて上がってきました。こんなことをほざいていた数か月後には、サラリーマンを辞めて独立しているのですから、人生とは分からないものです。
今、自分で眺めてみて、やはり独立後では色々と感じ方が変わっているので、自分の過去のポストにツッコミを入れながら眺めていきます。グレーの背景部分が、元のポストです。

最近、私は仕事をしない能力が高いのではと気づいた。そのおかげか、結構仕事が大変だと言われている会社や部署に行っても、そこまでひどい目にも遭わず何とかやってこれた。爆速出世しているわけではないので、優秀な人から見れば負け犬の戯言かもしれないけど、この能力を整理してみる。(続

→ 退職もそこまでひどい目に遭ったからというわけでも、リストラされたわけでもないので、まあまあ生き延びたんじゃないかなとは思っています。ただ、大して偉くなったわけでもないので、マネしても良いことはないと思います。

1.そのうちウヤムヤになりそうな仕事は後回し。案外こういう仕事って多くて、きちんと全て拾う人は偉いと思うけど、「念のために作る」みたいな資料とかはほどほどにする。

→ こういう仕事はサラリーマンだと結構多いですね。以前作った資料が形骸化しながらもダラダラと作られ続けたり、明らかにその場の思い付きだろうなあという上司からの指示とか。結局こういうのをやらないようにしても、大して怒られた記憶もないです。独立するとこういう仕事は基本的になくなるので、こういう仕事に忙殺されていた人は楽になるでしょうけど、私の場合は、もともとかなり手抜いていたので、そこまで劇的に楽になった感じはないです。

2.必要なことはやるけど、あまり仕事好きではない人という印象を周囲にもってもらう。保育所におむかえに行くとなれば仕事は放り出して行くということを徹底して、「そういう人だよね」と諦めてもらう。深夜や休みの日のメール返信はほどほどに。

→ 独立して初期にこの態度の人はなかなかいないと思います。最初は「何でも頑張りますので、何かあったらお声がけください」と殊勝に言うのが普通でしょう。私は家庭事情で独立した面もあるので、あまり期待させて結局お受けできないとかえって申し訳ないので、ちょっと態度を慎重にしている面はありますが、それが良いのか、あまり自信はないです。

3.分からないものは分からない、やっていないものはやっていないと言う。特に偉い人から問われたときに、分からないとも言えず答えにならないことをグダグダ答える人は本当に多い。聞いている側は余計にイライラするので、さっさとギブアップして善後策を練るべき。

→ 独立すると、頼りないと思われたら失注するかもしれないので、つい見栄を張ることはあると思います。私の場合、まだあまりこういった局面に独立後は立たされてはいませんが、セミナーの講師やクライアント役員へのプレゼンなどでは、「分かっている人」風を出す方が良いかもと思っています。

4.会議では必ず仕事を前に進める。会議って意外なほどだらけた終わり方をして、1ミリも仕事が進まないことがある。だらけた終わり方をしそうな時は、多少悪目立ちしても、発言して仕事の割り振りの確認をして他人に働いてもらう。

→ 独立してもこれは当然やるべきだと思っているし、やっています。ただ、タイムチャージ式の契約だと、あまりサクサク進めないほうが儲かるということもひょっとしたらあるのかもしれません。また、外部の立場で入ることになるので、最初から仕切りすぎても反発を買うリスクはありますね。

5.部下にやらせることを恐れない。自分でやってしまった方が速いと思うことはもちろんあるけど、やはり人手を借りるほうが良い。一度目は非効率でも、二度目以降はたぶん頼んだ方が速くなる。

→ 残念ながら部下がいないのでねえ。。。ある程度「やります、やります」といって存在感を示した方が良い場合も多そうです。

6.極力、得意な仕事で固める。得意な仕事なら人の半分の時間でできることもあるので、それをやって、それなりの仕事をきちんとやっているという形を整える。また、あまり怠け者と思われないように、得意な仕事であれば時には自分から手を挙げるのも良い。

→ これは、サラリーマン時代以上に心がけています。若い人なら「とりあえずやってみる」で多少失敗しても許されるかもしれませんが、アラフィフのおじさんに失敗は許されませんからね。

おわりに
見返してみて、重なるところもあれば、そうでないところもあり、なかなか面白いものだなと感じています。

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