見出し画像

突然の夏日。おばあちゃんは商売上手|KAZENONE BOOKの週報(4/25~5/5)

ゴールデンウィークなどが重なり、1週分、週報をサボってしまいました。そのため今週は2週分をまとめて書きます。

私事ながら、4月末から5月の頭まで、実家の仙台に帰ってゆっくり過ごさせてもらいました。楽しく本屋を営業できていることを両親にも伝えられてよかったです。

それでは今週も、週報にまいりましょう。

・KAZENONE BOOKの紹介はこちら

4月25日(木)~27日(土)

・25日の営業前に、日暮里にある駄菓子の卸屋に伺う。子供の日に向けて駄菓子の仕入れに行く。初めてのことなのでどの程度買ったらよいか悩んでいたら、お店の人が本当に親切に相談に乗ってくださった。おばあちゃんが「あんたは人相がいいから絶対たくさん売れる」と言ってくださったのが嬉しくて、調子にのる。

・4月末は「コーヒー特集」、5月の連休は「こどもの日特集」と、連発していたので、受け取り手の皆様には少しうるさくなってしまったかな、と反省。もう少し余裕をもってスケジューリングできたらよかったな。

・コーヒーを淹れてお客様に提供するのも、だいぶ板についてきた。先週のお豆に続き、今週提供していた瀧澤珈琲の豆は評判も良く、「お豆が置いてあったら欲しかった!」の声が多数。機会損失だったなあと反省。

・しばらく会っていなかった友人が、遠いところわざわざ幼子を連れて遊びに来てくれた。本の選書を依頼されたけど、なかなか活字が入ってこないということだったので、漫画調の文庫「るきさん」を勧める。喜んでくれたので良かった。

・先日「必ず今度1冊持ってくるから、いま、どうぞの本棚の1冊を持って行ってもいいか」と声をかけられたお母さんが、1冊入れに来て下さった。きちんとお礼ができず申し訳なかったな。ありがとうございます。

・西尾久での間借りを経て、実は谷中の方でも出店が決まりそうです。その打ち合わせにギャラリーのオーナーが訪問してくださる。新しい展開につながりうれしいな。

・都電の東尾久三丁目駅周辺にある、おしゃれな惣菜屋さん「Kitchenつむぎ」のオーナーが遊びに来てくれた。妊娠中の散歩によく訪れていたけれど引っ越してからなかなか行けておらず、久しぶりにお互いの近況報告。やりたいことが明確で、それに向かって突き進んでる人ってやっぱりかっこいい。いつか一緒になにかしたいね、と話す。実現したら嬉しいな。

5月4日(土)~5日(日)

・早めに家を出て、大量に買い込んだ駄菓子を並べる。箱のままの陳列でもよかったのだけど、お店の素敵な雰囲気とシームレスにつながればと思い、カゴを多用して並べてみた。家中のカゴをかき集めた。

値札は画用紙に手書きなので、ちょっと味気ないけど。

・オープン早々、何度かお店に来てくださっている常連さんが「今日は選書をしてもらいに来た」と声をかけてくださる。うれしい。ゆっくりお話を伺いながら、何冊か紹介する。そのほとんどを買っていただき、感謝感謝感謝。

・時を同じくして、お世話になっているきやまりえさんがご家族5人揃ってご来店!年頃のお兄ちゃんもいるのに、母の用事に付き合ってくれる素敵な家族。一人1冊、好きな本を選んで買って行ってくださいました。どうぞの本棚もたんまり入れていってくれましたよ。

・この2日間は30度近い気温になっていたので、商店街を人が歩いていない!という大ピンチ。特に土曜はまったり営業でした。でも実店舗を持っていればそんなこともあるだろう。人がいないときこそ、できることがある。そんなことを悶々と考える。

・5日(日)は隣の梅の湯が12時まで朝湯をやっている日だったので、湯上りのお子さんに喜んでもらいたいぞ!と1時間早くお店を開けたけれど、そもそも子供連れの朝湯客があまりいなかった(泣)。暑かったもんね……。お風呂の気分じゃなかったよね……。

・忙しいと思ったので、娘はばあばに預けて夫にヘルプで来てもらっていたのだけれど、あんまり静かなので、二人でお店でランチをする。久しぶりにゆっくり話しながら食事ができてよかった。

・前日に引き続き、タバタバーの常連さんであり、KAZENONEBOOKの常連さんである一家がお手伝いにきてくださる。姉妹二人がそろばんをもって、駄菓子のお会計と、呼び込み、ポスターづくりを頑張ってくれました。手が空くと「何かできることはありませんか?」と質問してくれて。ちゃんと仕事をやらなきゃ!と考えてくれている感じが素晴らしいと思ったな。バイト代は駄菓子で。いい思い出になってくれていたらうれしいな。

・以前田端に住んでいたころに仲良くしていた夫婦が、お子様連れでご来店。たっくさん子供に絵本を読んでいるお父さんの後ろ姿が印象的だった。イチオシだった新刊の絵本を買って行ってくださった。きっと大人になっても何かを教えてくれる絵本。お子様の心に残る一冊になれたらいいな。

・少し涼しくなってくると、近所のお子さんたちがちらほら遊びに来てくれるように。その混雑に紛れて嫌な顔一つせず本を物色してくださる方がいたので悪いなあと思っていたら「好きよ、とうもろこし」の担当編集者さんでした。ずっとお会いしたかったので、嬉しかった。今度お茶をしましょうと約束をする。

・駄菓子を買ってくださったお父さんに、「よかったら本も見ていってください」と声をかけたら「ずっと気になっていたけど入りづらくて(笑)」と言って、たくさん本を買って行ってくださいました。入るきっかけになったのなら、やってよかった。

・最終的には最後までわちゃわちゃと人が集まって、駄菓子を買ったり、おしゃべりしたり、絵本を読み聞かせしてあげたり。本屋という場所を通じて街の人が交差する様子を見ることができました。売上は過去最高を更新。ありがたや!

雑感ヒトコト

・コーヒーや駄菓子をフックに、本を手に取る機会を創出し、地域や近所の人と関わることができたらと思い、いろいろ特集を企画してきました。だから直接的に本がドンと売れたよ、という結果ではなかったのかもしれないけれど、お話するきっかけになったり、店に入るきっかけになって新しい方と出会えたり。そういうフックとしては試してよかったのかな、と思っています。

・駄菓子屋のおばあちゃんのうれしい言葉に調子に乗って、たくさん駄菓子を買い込んでしまったけど、だいぶ売れ残ってしまったのが後日談の笑い話。今週も引き続きお店の前で売ってますので、良かったら気になる方は大人買いしてくださるとうれしいです(笑)。

・もうすぐ西尾久での間借り営業のゴールが見えてきました。残り4日。どうぞみなさま、よろしくお願いいたします。

▼フォローにて、応援よろしくお願いします!


この記事が参加している募集

自己紹介

ホステルやゲストハウスなどの「地域コミュニティ」を創っている方々に会いに行って、勉強させてもらい、タバタバーに持ち帰ります!