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顕在的ミスと潜在的ミス ~カードゲーム・不完全情報ゲームに潜む罠~

こんにちは、森忍(@morinin_duelmas)と申します。
普段はデュエプレというDCGとワンピースカードというTCGをやっていて、ゲームを攻略するための発信活動を行っているものです。
考察はひたすら論理的であることを目指しており、なぜそうなるのか、どう思考するべきなのかを突き詰めることを意識しています。

ちなみに筆者のカードゲームの実績ですが、下のような感じです。
実績を書くのは筆者がどんな人間かわかってない方にとっては、それを頼りにするしか無いからです。

カードゲーム歴はDCGのデュエプレからですが、ランクマッチでは最終1位を取り、ワンピースカードでは直近の大会で全国4位を取りました。

デュエプレ:
ゼロフェニックスカップ最終1位(月間のランクマッチ)
公認大会たんぼのたなカップ連覇(全試合BO3制180人/120人)
CTKA優勝(最終1位集合大会)
他いろいろ

ワンピースカード:
お宝争奪(120名)準優勝
愛知予選ベスト32決勝大会進出
一次予選決勝大会、全国ベスト4
などなど

今回は、不完全情報ゲームに位置するカードゲームや麻雀・ポーカーなどにおいて非常に重要な顕在的ミスと潜在的ミスの話をします。

大層なタイトルを付けていますがどんな話をするかというと『不完全情報ゲームにおいてミスをミスであると意識する事の重要性』の話をしようと考えています。

不完全情報ゲームとは簡単に言ってしまえば、自分に見えてない情報が発生するゲームのことです
カードゲームや麻雀、ポーカーなどは自身から見えてない相手の手札という要素がありますよね?そういうのをイメージしてもらえれば大丈夫です。

それに対して完全情報ゲームとは、オセロや将棋といった、全ての情報が両者に見えているゲームのことですね(厳密な話はやめます)。

不完全情報ゲームは完全情報ゲームとは違った難しさがありますが、その一つが自身の選択が正しいかを検討しにくいという点です。

完全情報ゲームであれば互いに必要な情報が揃っていますから対戦後に相手から指摘してもらうことも可能です。仮に相手が羽生善治や藤井聡太であっても、正しい手順さえ指摘すれば、それは正しい手順として認められます

しかし不完全情報ゲームはそうも行きません。あなたの選択が正しいかは多くの場合あなたの手札を見て初めてわかることです。

また不完全情報ゲームは大抵の場合は手札を配るという大きな運要素を秘めていますから、正しい選択が勝敗に結びつく保証はありません。そのため運のせいにすることが至極簡単であり、本来運でないミスも『運が悪かったから仕方ない』という誤った認識をしてしまいがちです。

今回はそんな話について『顕在的ミスと潜在的ミス』という2種の概念を説明し、その観点から話を進めていきたいと思います。

※ちなみに多くの人にとってめちゃくちゃ耳が痛い話をします。ただ今回読んだ内容を踏まえて練習していけばきっと上手くなるはずです。
自身がカジュアルプレイヤーである場合は「ああ、こんなこと考えてるんだなぁ」程度に見てみると面白いと思います!!

またこの話は昔ネットで知り合ったゲーム仲間の話がもとになっています。もう一度お会いしたいものです。


いつも通り前置きがなげー!本題に行きます!!




顕在的ミスと潜在的ミスの定義


話をする上で流石に大事すぎるので、一旦ここの定義はしておきます。


顕在的ミス


難しい言葉を使いましたが、ようは自分がミスだと認識できるミスのことです。ミスをした時にミスをしたと、正しい選択をできた時に正しい選択ができたと認識できるミスです。

一般的に『プレミは無かった』と言われるミスは、この顕在的ミスが無かったことを指します。

リーサル判断やコンバット、リソース管理の判断などは正解を導きやすいため、こちらに含まれることが多いです(多いだけで、ミスの定義とは関係ありません)。


潜在的ミス


潜在的の名の通り、自身がミスだと気づいていないミスのことです。
『プレミは無かった』と言う発言があった時、この潜在的ミスに関してはプレミの内に含まれていません(定義上当然だが)。

非常に大事な点はゲームに対する理解が深まるほど、潜在的ミスは顕在的ミスに変換されるということ。

環境読みやデッキ構築、全体観などは正解を導きにくく、こちらに含まれることが多いです(やはり多いだけで、ミスの定義とは関係ありません)。


「潜在的ミス」と「顕在的ミス」の範囲は人によって違う


定義の通り潜在的ミスと顕在的ミスはそのミスを意識できているかによって変わります。意識できていれば顕在的ミスに入り、意識できていなければ潜在的ミスになります

そのため顕在的ミスと潜在的ミスは、プレイヤーの意識とレベル次第で移り変わる概念になります。


強くなるほどミスは増える!


この項目は非常に重要です。一般的に強くなるほどミスは増えます
正確には自分がミスと感じるミス、顕在的ミスは増えるという話です。


顕在的ミスは増える


定義した通り、顕在的ミスは一般にミスと言われるものです。顕在的ミスは練習量・慣れと共に減っていきますが、ゲームに対する理解を深めるほど増えていきます。理解が深まることにより潜在的ミスが顕在的ミスに変化していくからです。

これは私の感覚ですが、顕在的ミスはゲームをするほど増えて行く一方です。顕在的ミスを慣れによって減らす速度よりも、ゲーム理解の上昇で潜在的ミスが顕在的ミスに変わる分が多いからです。


潜在的ミスは減る


潜在的ミスな基本的にゲーム理解度の上昇により減っていきます。顕在的ミスの総量は増えていきますが、基本的に潜在的ミスは減っていく一方です。
カードゲームにおいてはカードプールの変化により増えることもありますが、同じ環境でやる分には増えることは基本的にありません


ゴチャっとしてるが伝わるだろうか?

右に行くほど顕在的ミスが減り、上に行くほど潜在的ミスが減っていく様子です。
正確には潜在的ミスは顕在的ミスに変換されていくフェイズが入りますが、顕在的ミスは『練習や慣れ』、潜在的ミスは『知識の習得』などによって減らすことができます。

上級者になるためには『知識の習得』も『練習や慣れ』も両方大事です。慣れによって顕在的ミスが減りすぎると自分でミスを探す必要がありますし、潜在的ミスを意識できても実践する力が無ければ意味がありません。



平気で『ミスは無かった』と言い放つことを恥と思え!!


このnoteを見てる方のほとんどは、私のtwitterから飛んで来たプレイヤーでしょう。twitterを見てると、あるいは対戦が終わって感想戦をすると、こんな人って多くないですか?

・プレミは無いので悔いはないかなー
・プレミしてないけど運で負けた
・引きが弱いのはどうしようもない…

筆者からしたら相当おかしな現象です。私は局後検討を簡単でも良いので頭の中でやっていますが、プレミが無いと感じる対戦はほぼ存在しないからです。勝敗に関係なく『あれ失敗だったなぁ』『怪しいプレイだったなぁ』と思う時しかありません
思わない時は大抵の場合、簡単なデッキを使っている時です。

モチロンこれに関しては、プレミをどこに置いているかによります。プレイミスという言葉の通りミスと呼べるサイズのものをミスと呼んでいる可能性はありますし、文字通り選択の上での『人事を尽くした』というラインをミスの境界にしているかもしれません。次善手ラインをプレミに置くかも関わって来るでしょう。

ただ『プレミの無い時は無い』と言い放っていることに留意して下さい。プレミはあるんですよ、残念ながら。

自分はカードゲームに対して相当上位のレベル(ワンピ・デュエプレについては少なくとも上位0.1%以内)にいると自負しているし、実績的にそう捉えて問題ありませんが、それでも『プレミが無い時は無い』なのです。

ちなみにですがプレミが無いことは稀であっても、プレミの有無に関わらずどうしようもない展開だったということは多々あります。カードゲームや麻雀などのゲームの性質上、何ゲームか引きが弱いのは仕方の無いことです。

カードゲームの場合はデッキ構築の問題に帰着することもありますが…


顕在的ミスの影響が大きいとは限らない


ここで大切な顕在的ミスと潜在的ミスの重要性について話をしましょう。


識者は顕在的ミスに対して雄弁である


麻雀の扉というサイトの一項目
麻雀がわかる人は読んでみると面白いかも

上は【麻雀の扉】という私が好きだった読み物的記事が書いてあるサイトです。麻雀と言うゲームはデッキ構築という概念がない代わりに、統計・読み・確率・その他の判断力という概念が重要視される傾向にあります。

そのため各プレイング選択・特に【牌効率】に対して語られることが多いです。これは色んな理由がありますが【牌効率】に関しては使用する場面が多く、かつ局所的な正解が非常にわかりやすいためです。

正解が明確なことに対して人は雄弁です。特に正解を明確に間違えてる場合はその手順を明示するだけで相手が誤っていることを指摘することができます。相手のミスを指摘する…なんとも言えない快感でしょう。平気でパワハラする上司や部活の先輩・顧問などは、ミスの指摘が快感であることに自覚的になって下さい


…おっと、話が逸れました


さて上で話した通り正解がわかりやすいもの、すなわち顕在的ミスに対して人は雄弁になりやすいです。

しかし顕在的ミスを指摘できるかやそのミスが多いか少ないかが実力に大きな影響があるかは別の話です。なぜなら顕在的ミスは顕在的ミスでしかないため、強豪プレイヤーにとっては難しくない可能性が高いためです。

仮にミスがあったとしても、たまたまミスした可能性もあります。


確かにそういうちょっとした差で勝ったり負けたりすることも事実です。
でもそういった基本的なことが全然できてないプレイヤーにボッコボコにされる時があるのも事実じゃないですか?

「なんで簡単な殴り順をミスる下手クソに負けなきゃいけないんだよ…」
「こんなリーサルさくっと解けよ…」
「明らかに相手はミスしまくってるのにボロ負けかよ」


「…そうか、運の差で負けてるんだ!!!」


違います。


いやまぁ、全部違うとは言わんけども。


実力差が出る要素はどこか


ここまでの話を踏まえて非常に重要な話ですが、顕在的ミスが必ずしも勝敗に直結している保証はありません
確かに顕在的ミス、凡ミスをたくさんするプレイヤーが上級者である可能性は低いですが、一方で少しの顕在的ミスをしてることを持って実力が低い…とは言い切れないことも事実です

相手は基本的なことができていないかもしれませんが、代わりにデッキ構築力が圧倒的に高いかもしれません。デッキトップやトリガーに対するリスク管理力が高いのかもしれません。環境読みやシナリオを描く力が高いのかもしれません。

あなたは自身がその手の要素で劣っていることに気づかず、相手の顕在的ミスばかりに目が行くようになります。ただここに隠れているのは

相手は『あなたにとっての顕在的ミス』を犯し
あなたは『相手にとっての顕在的ミス』を犯している

という事実に過ぎません

どうしてこんなに正しいプレイをしてるのに勝てないんだ!!!
あんなマナの埋め順はあり得ない!
ドンの付け方で初心者も初心者なのに…

私が好きだった麻雀の扉では、上記のような思考をこう表現しています。


「細かい正着に陶酔できるナルシストタイプ」と。


定義として潜在的ミスに勝因・敗因が隠れている可能性が高い


基本的に勝敗に直結しやすいのは『潜在的ミス』の方です。相手にとって顕在的要素だったものが自分にとって潜在的だった場合は大きな差を付けられてしまいます。

顕在的ミスは多くの場合「潜在的ミスと比べ相対的に多くの人がこなせてしまう要素」です。ミスであることが自覚しやすい分『自分ができてることは相手もできてる』状態が発生しやすいために、ゲームへの影響が低いことが多いです
仮にミスが発生しても目先の損得であることが多いため、ゲームの全体観に影響を与えないことが多く大きな要素にはなり得ません

例えば顕在的ミスの一つに、ワンピースカードにおける白ひげ海賊団(イゾウ)後打ちというテクニックがあります。他のゲームでもある「先ドローした方が良いか、後ドローした方が良いか」というテクニックです。

トップ5枚から1枚選んでカードを加える効果ですが、必要なカードを過不足なく集めるために次のドローを見てからサーチを使った方が良い…というテクニックです。実際やる価値はあると思います。

ただ先にドローソースを打つのは確かにミスかもしれません。しかし何ゲームに一回そのミスが響くでしょうか?サーチ対象が一枚しか無ければそのカードを取るしかありません。トップや盾・サイド・ライフから目当てのカードを持ってこなければ、サーチ前にカードを見るメリットも小さいでしょう。

中・終盤のコンバット管理をミスる方が、序盤に処理するカードを間違える方がよっぽど致命的なはずです。確かに有利になりますが、ゲームを進める上ではどうでも良いことです。少なくとも死ぬほど影響が大きい…ということは少なくとも無いでしょう。

顕在的なモノの方が影響が大きい…という保証はどこにもありません。


ミスを減らすには


さて、ここまでは「顕在的ミスより潜在的ミスの方が重要だよ!」という話をしてきました。
そのため勝てるようになるには「顕在的ミスを減らす」のと同時に「潜在的ミスを顕在的ミスに変換する」という練習が必要になります。


顕在的ミスを減らす方法


これは比較的簡単です。理由は顕在化されているミスだからです。
顕在的ミスを減らすには「どういった状況でミスが発生しやすいか」「そこへの具体的な解決策は何か?」ということを考えることでも解決します…が、普通に対戦数を増やして慣れるだけでも解決します

ただし顕在的ミスは潜在的ミスが変換されることで増えるので「知識の習得によって増え、実戦練習によって減る」ことになります。

そのため、もしあなたが現在持っている「顕在的ミス」が少ない場合は練習しても意味がありません。先に潜在的ミスを顕在的ミスに変換しましょう。


レッツ、座学タイム!です


潜在的ミスを減らす方法


一方で潜在的ミスを減らすのは容易ではありません。
このミスを減らすには(顕在的ミスに変換するには)ようは自分がしているミスを自覚するだけで良いのですが、潜在的ミスであるがゆえに、それに気付けないからです。

この潜在的ミスを顕在化する方法はいくつか存在していますが、いずれも「自分と違う意見を取り入れる」つまり「正しく謙虚になること」が回答な場合が多いと感じています。

以下、具体的な方法に移ります。


人に手札を見てもらい指摘される、あるいは議論をする


そもそも人に手札を見てもらいながら検討したことが無い人、大勢いると思います。
実はこの機会は相当意識的に作らないとありません。人と普通に練習や対戦をしても、そういうことをする習慣や雰囲気になりにくいからです。

多かれ少なかれ人にプレイの口出しをされるのは嫌だし、その上で「議論」まで行くことがかなり難しいものです。仮に人に指摘されても素直にそれを受け入れる人間ばかりじゃないですし、逆を言えば誤った指摘に対しては正しく反論する力も求められるからです。


プレイ環境を複数持つ


結構有力な方法です。コミュニティーは一つに固まると、そこで正しいとされていることに反対が出にくいです(いわゆるエコーチェンバー現象に近いものです)。その対策として複数のコミュニティーを持つことで、自身のプレイの誤りに気付くことができます。

ある環境では強いと思われていた行動・デッキが、別の環境に行くと弱い、ということはザラにあるものです。その時は自分の潜在的ミスを顕在化する大チャンス!

コミュニティーAが言ってることとコミュニティーBが言ってることの違いを把握し、天秤にかけ、自分の認識を矯正しましょう。


何かミスがあるに決まっている、という意識を持ち続ける


少なくともワンピカードやデュエプレでは、基本的にミスがないゲームはありません。ゲーム中にたくさんの選択肢が発生しているのですから、ミスがあって当然です。

「ミスはない」という姿勢は人の考えを硬直化させるだけで、基本的に良いことなど何一つありません
ゲームによっては選択肢が狭く完璧に立ち回れることがあるかもしれませんが、全体で言えばそんなゲームはたかが知れているので、とりあえずミスはあるという姿勢でいた方が良いでしょう。

ただし気を付けなくてはいけないのが、「何かミスがあるはず」という視点に立ってしまうと「正しい行動をミスだと勘違いしてしまう」ことがあるということです。

そういうケースでは「ミスはない」ではなく、「何かミスがあるはずだが、現状分からない」という姿勢になるのが良いでしょう。


ミスを取り巻く状況


プロのミスの指摘は容易


上はヒカルの碁のワンシーンです。作中の主人公世代の中では圧倒的に強い塔矢アキラの対局中、そこからかなり劣るレベルにいる観戦者から無理筋を指摘されているシーンです。

実は囲碁や将棋の世界でプロの疑問手や悪手を指摘することは滅茶苦茶難しい…というわけではありません。早指し棋戦であればアマチュア四段程度(今はそれほどの実力はないですが)の自分が藤井聡太や羽生善治の甘い手を指摘することも可能です。

それは早指し棋戦であれば、事実としてプロが読み抜けや迷いでアマチュアレベルにわかる誤った手を指すことがあるからです。

大事なのはプロが弱い…ということではなく、将棋のプロとアマには歴然とした差があるのですが、それでもアマチュアにわかるミスをするということです

これ、カードゲームに当てはめたらどうでしょうか?

プレミを指摘して自分が強い気になってるプレイヤーのなんと多いことか…

正解がわかることと正解することには天地の差があります。


基本ができないことへの誤った推論


当たり前ですが基本が甘すぎるプレイヤーは勝てません。そして基本が甘いプレイヤーは初心者に多いものなので当然負けます。
そしてそれを見ているプレイヤーは

基本的なことをミスしている → 初心者

という誤った推論を導き出します

正直なところ基本的なミスなんて誰でもします。人間である以上は緊張や疲れ、集中力からミスが出ることに例外はありません。誰しも頻度と程度に差があるだけでそういったミスをします。そして頻度が少なければ強い可能性が高いことも事実でしょう。

しかし基本的なことが積み切れていなくても応用力で差を付けられるのは、どんな分野であれ多々あることです。あなたが基本的なミスを見たからといっても、その人がそのミスを普段からしてることにはなりません


もっと自分の実力に真摯に向き合おう


負けたにも関わらず大きな自信が残っているのは、本来であればおかしな話です。何かの競技で全国大会があった時、例えばテニス、野球、サッカー、将棋、柔道。これらの大会で負けたのであれば、自分の実力に対してそれなりの判断がつくはずです。予選なら予選で負けたなりの、全国大会なら全国大会で負けたなりの、決勝なら決勝で負けたなりの。

カードゲームは運要素の強いものです。そのため「運で負けた」ことを「運で負けた」と認めることは非常に大切です。実際バトルアリーナを勝つべくして勝ち上がるの無理ですよ。どっかで1発勝負になるし。

でも長期戦になればどうでしょう。ランクマッチとか大型大会とか。そこでも運・不運は発生しますが、自分が強ければいずれ上に上がるはずです

その「いずれ」が来てないこと、数を撃ってるのに勝てる回数が少ないことに、もっと真摯になるしかないでしょう。


終わりに


ここまで読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました!

今回はミスというものに向き合うことで「ミスしていないハズなのに負けてる」という事象に向き合う機会になったかと思います。

正直かなり説教がましい内容になってしまいました。しかし「顕在的ミス」と「潜在的ミス」が存在している、と意識できると、自分のカードゲーム(不完全情報ゲーム)に対する見え方が変わっていきます。

そこから発生する「正しい謙虚さ」は、あなたを強くするうえで何より大切な能力になります

今回の話がみなさんのお役に立ち、皆さんのミスがどんどん増えることを願って、今回は筆を置きたいと思います。

twitter : @morinin_duelmas

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