神話の国、島根で子連れリモートワーク
島根・雲南での暮らしのような旅。珍道中の後半戦。子連れリモートワークは無理だろと思っていたけど、期間限定でも受け入れてくれる施設のおかげで快適に過ごすことができた。
でも、小学生の娘は春休み中だったから問題ないけど、学校が始まったら難しいかな。この辺り、やっているひとはどうしているのかが気になる。
前半はこちらから、どうぞ!
4月4日(木) ヤマタノオロチと日本酒
今日もしゃかりきに仕事。お昼は、斜め前の和かな寿司へ。噂に違わず、ものすごく美味しかった。
夜は、出雲で干物屋を営む義兄家族がやってきた。たくさん干物を焼いてくれて、それを肴に日本酒を飲む。
おひとりで作っている酒蔵・木次酒造がこれまたすぐ近くにあり、夫がじっくり話を聞いて買ってきたのだ。
私たちが花見をしている斐伊川、そしてこの木次は、神話「ヤマタノオロチ伝説」で知られる場所。素戔嗚尊(スサノオノミコト)が大蛇を酔わせたお酒がこの地で造られたとされているらしい。
ワイン醸造学を学んだ杜氏の方が、仕込むお酒を堪能した。また買いたい。
4月5日(金) 日本一周とゲストハウス
どうしても花見がしたかったので、お昼はこの日なんの予定もなく暇を持て余していた娘を連れて、川沿いでピクニックランチ。
昨日感動したお鮨、また絶対に食べたかったので、今日は事前に電話してテイクアウトする。娘は「鮨はいやだ、刺身が良い、刺身がないならラーメンを食べる」と言う。
買い置きしていたカップラーメンでいいかと思っていたら、出る直前に「カップラーメンは嫌だ、ラーメン屋さんのラーメンがいい」とワガママを言いやがる。わたしが沸々と怒りを溜めている気配を察したオットが、娘と買い出しに行ってくれた。
オットはこうやって、日々わたしが怒りを爆発させないように制御するために気を使うことに疲れているらしい。すまないねぇ。
桜は最高、がんばって外に出てよかった。
夜は、親しくなった方々を誘って夜桜鑑賞。桃源郷ってこんな感じなんだろうな? この世の楽園じゃん、と夢のような景色を満喫した。
子どもたちは、ご飯もそこそこに遊びまわり、仮想敵を見つけて、集中攻撃していた。
今年中に雲南市の阿用という棚田が美しい地域で、ゲストハウスを開業予定の吉田さん夫妻が来ていた。日本一周してゲストハウスを100軒以上回ったうえで、阿用が一番気に入ったそうだ。
わが家も最近の旅行といえば、ゲストハウスばかり回っているので、オススメや開業の裏側を沢山おしゃべりしたのが楽しかった!
吉田さんが、ひとに夢を書いてもらって集めているらしく、その場でわたしと娘も書かせてもらった。家族でも考えていることは分からないもので、へぇーーーそんなこと書くんだ! と良い機会だった。
今週2回も一緒にご飯を食べてくれた、小倉ファミリーは里山再生をしようとしていて、これまたすごく面白い。
4月6日(土) ラスト花見
待ちに待った休日。今日こそは、ゆっくり寝たい! そう思って、目覚まし時計もかけずに寝たが、夜中は何度も2歳息子の泣き声で起こされた。
ママがいーとわざわざ布団を移ってきたはずなのに、パパがいーーと泣かれる不条理よ。
結局、8時には目が覚めてしまう性。10時にオットの友人がお迎えに来てくれる約束をしていたので、慌てて準備をして、カップラーメン片手に最後のお花見へ。
今朝もすばらしかった。雲南市は、モリモリっと桜が植えられていて、昔この判断をしてくれた方にありがとうを伝えたい。
山桜も綺麗で、森の中にぽつりぽつりと花の色が見えるのも、またおかし。
案内してもらって、昔の町長さんのお屋敷(いまはコミュニティナースの皆さんが開かれた場所にするために色々とやっている)を訪ねたり。
月曜に知り合った方がやっている、組子細工を体験しに行ったり。
奥出雲葡萄園でピザを食べたり。
奥出雲葡萄園のピザは、木次乳業のチーズを使っていて、絶品で子どもたちも大好き。
絶対にまた行きたかった、古道具チクタに寄って、籠を買ったり。最終日も予定をモリモリ詰め込んで動く。
最後は温泉で、締め。5歳息子の手にトゲが刺さって大泣きする事件が発生したが、まわりの方々の生暖かい眼差しのもと、無事に解決!娘と2歳息子は、その間、修行僧のように滝に打たれていて、なんともシュールだった。
今回も、たくさん温泉に入れた! 島根の温泉、大好き!!
最終便で東京へ戻り、1週間超の滞在は終了。
お世話になった、地域まるごと子育て縁、保育園、仲良くしてくれた地元の皆さま。ありがとうございました!
4月7日(日) 発表会に祭りに収録に
ハードな1日だった。体がバキバキに痛かったので、まずは朝一番で整体へ。
帰宅して、即コインランドリーへ洗濯物を持っていく。旅の洗い物が、家の洗濯機で4回はやらないといけない量だったのだ。コインランドリーなら1発だし、何よりも1時間で終わる。文明の利器、すばらしい。
日曜朝のコインランドリーは混んでいて、2軒はしごした。ちょうど洗い終えた年配の男性が取り出しているところで、わたしならガサっとまとめて出しちゃうけど、1枚1枚丁寧に重ねていてカルチャーショックを受けた。
コインランドリーから戻ったら、即出発。娘のダンスの発表会へ。この間、オットは1週間の疲れが溜まっている〜とずっと寝込んでいた。結局、彼は発表会も行けず、息子たちとお留守番。
会場へバスで行こうとしたが、乗り遅れたので自転車移動に切り替え、と思いきや電動自転車の充電がほぼゼロだったので、タクシーに切り替え。タクシーがぜんぜん捕まらない〜〜〜〜。と、おおいに焦る。集合時間には遅れたが、なんとか、ことなきを得た。
娘はインナーパンツ(いわゆる、見せパン)を履き忘れたらしく、コンビニへ買いに走らされた。ずっと慌ただしい親子だ。
娘は、先週の最終リハーサルに参加できなかったため、動きを十分に合わせられず、がっつり動線を間違えていた。
こんな時に「本気なら、毎日練習しなさいよ」とブツブツ小言をたれてしまう自分がいる。まぁ本人がまったく気にしてないようだから、いいか。
帰ってきて、そのまま駅前のお祭りに。仲良しの友人たちが出店しているので、冷やかしつつ食べ呑み歩く。せめて5歳息子は連れてきてあげたいので、いつも遊んでくれる中学生と娘たちで家に迎えに行ってもらった。ありがたいよ。
息子、ノリノリで登場。かわいい。
地面に座り込んで、近所のみんなとしゃべって呑む。6年生は人間関係の悩みも増えるみたい。娘もどうなるかな。
さすがに疲れ果てて、まだまだ遊びたい娘を置いて、スーパーで食材を買い出して息子と帰宅。お腹の調子が悪いオットにうどんを作ろうと買ってきたが、わたしと娘が楽しみにしていたミソキンを食べていた。本当に信じられない。
娘は、そのまま出店を終えたみんなとの打ち上げにも参加して帰ってきた。相変わらずパリピだ。
夜は、ポッドキャストの収録もした。よく動いた自分、えらい。
4月8日(月) ひとくち頂戴ができる時代
出社した。昼は、同僚と近くの中華でランチ。
同僚は酢豚を頼んでいて、それも美味だった。ちょっとずつ交換して食べたのだが「こういうの抵抗なくやれる感覚同士って、いいよねー」と話した。
仕事がバタバタしていたので、オフィスから出発して戻ってくるまで20分くらいだった。料理が提供するスピードが速いところも、この店のお気に入りポイント。チームメンバーからは「時空が歪んだ?」と言われた。
四谷の桜も満開。
4月9日(火) 質問攻めにあってない
オットが「最近5歳息子が、なぜなぜ星人になったよね」と言いはじめた。
宇宙ってなぁに?
地球ってなぁに?
なんで、⚪︎⚪︎なの?(ついさっきの会話なのにもう忘れた)
と質問攻めにあうらしい。わたしは、一回も聞かれたことない。なんで? 娘も弟から質問されたことがないらしい。娘とわたしで、思わず顔を見合わせた。
知らないことを知らないと言える人になりたい。会話の途中で「ごめん、知らない、教えて」とちゃんと聞ける人に憧れている。
今日、古賀さんのnoteを読んで、そうか。そもそも知らないことに気づいてない場合もあるのかと気づいた。知ってるような気がしているから、調べることも聞くこともないまま過ぎてしまうのだな。
4月10日(水) 食事担当のオット
オットが昼ごはんを作ってくれた。義理の実家がたくさん野菜を送ってくれたので、混ぜまぜうどん。オットの方が盛りつけがいつも上手。
ずっとバタバタ仕事していて、夜もオットが準備してくれた。またもやオイシックスの鍋。
鍋をつつきながら、uainを呑み、家族で談笑する。幸せの極み。
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