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スパイラルダイナミクス ブルー

日本の大多数の組織はブルーと言われるミームに属します。よく言えば規律正しい、別の見方をすれば型にはまった組織がブルーです。

日本の多くはブルー

実は日本は官僚組織や学校組織といった根幹にあたる部分がブルーです。つまり、誰しもブルーを体験しているため取っ掛かりとして最適でしょう。

そして日本社会にはブルーを中心にレッドやオレンジ、その他の考え方も多く見受けられます。さまざまな意見や考え方がある中で、それらがどのミームに属するものなのかを把握すれば、その考え方で成果を出すための条件がわかります。
たとえば、ブルー的な考え方はレッドを完了することで安定的に成果を出すことができます。一方でブルーが完了してない組織がオレンジ的な考え方に取り組むと安定的な結果を得られません。

ブルーとは?

ひとことで表すと”絶対的秩序”
曰く「正統な権力者が言うこと、自己犠牲は正しいことだ」

価値観
・唯一無二の正解
・人生の意味と目的
・罪悪感からの自己犠牲

ブルーが抱く問題
人生の意味は?目的は?
秩序が大事である

運営システム、挙動
権力者と人生の質問に答えてくれる人を真実としてを信じる

学習スタイル ・・・ 回避的
・正統な権威からの教化
 → "偉い人", "国", etc.. が教えるなら正しい
・失敗に対する罰則
 → 減点法、晒されるから頑張る
・モラル的方向性
 → 人助けになるよ、世のため人のためになるよ
・将来の報酬が延期される可能性
 → 勉強しなきゃもらえないよ
・テストとトライアル
 → PDCA

マネージメントスタイル ・・・ 官僚制度
・秩序を大事にする
・マネージャー(管理職)がいるヒエラルキー
・公平な義務に公平に報いる
・統一された基準

やる気スイッチ
・義務
・名誉
・責任
・権限の承認
・目的と規律
・来世の報酬

次のミームへの進化の条件
後悔、自己の無価値感の解放
自己承認の取得

実はこのブルーに対してチャージ(反対的、攻撃的な思い)がある人もけっこういて、特にベンチャー企業などで多いです。「形式とかはいいから柔軟に結果を出そう!」と「形式も大事だけど、柔軟に結果を出そう!」では大きく異なります。前者はブルーを軽視しており、後者はブルーを前提としています。ミームは前のミームを”含めて超える”わけですから、契約書やルールは守って当然というのが次のステップの本来の姿です。契約やルールを軽視したがために良い結果を出せなかったなんてこともあるあるです。

結果を自在に出すためにはブルーの要素が当たり前に必要なのです。




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