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ChatGPT等のジェネレーティブAIを使ったサービスの利点と課題について

ChatGPTが発表されて、GPT4、GPT5の話も出てきて、話題の中、ChatGPT等のジェネレーティブAIを使ったAIサービスが急速に増加し、市場は既にレッドオーシャン化しています。

ChatGPTは、自然言語処理技術を活用して、人とのコミュニケーションを可能にすることで、面白さや興味深さを持つサービスとして注目を集めています。しかし、実際のアウトプットやシステム構築の観点から考えると、AIを使う利点とルールベースのシステムの利点を比較すると、どのような考察が得られるのでしょうか。

現在のレッドオーシャン化とシステム構築の観点からの考察

話題に合わせるプロダクトをリリースするのはとても重要です。何しろ検索数も増えると、いろんなメディアや記事にも取り上げられます。
戦略としてとても重要な動きです。
したがって、現在、ChatGPT等のジェネレーティブAIを使ったサービスを一気にリリースする事はとても重要な事だと思います。

ジェネレーティブAIを使ったサービスは新鮮さやキャッチーさがあり、注目を集めやすいという利点があります。AI技術を活用すること自体が話題性があり、マーケティングの観点からは魅力的に映ります。そのため、無理やりにでもジェネレーティブAIを利用したサービスを作り上げる動きがあるのかもしれません。

問題点

一方で、ジェネレーティブAIを使ったサービスが本当に効果的であるかどうかは別の問題です。
例えば、冷蔵庫を写真で撮って献立やレシピを提案するサービスは面白いアイデアですが、実際には写真から食材を判断した後にルールベースのロジックを使って献立を提案する方が良い場合があります。
現在、リリースされているほとんどサービスがChatGPT等のジェネレーティブAI使いたいために無理やりに作り上げられたサービスに惑わされてしまわない様に慎重にチェックする必要があります。

企業側もジェネレーティブAIを利用することに盲目的に追随するのではなく、自社のサービスやビジネスモデルに合った最適な技術選択を行う必要があります。ジェネレーティブAIを使ったサービスが適切かどうかを十分に検討し、技術を選択する際には新鮮さや話題性だけでなく、実際の効果やユーザーのニーズに合った選択を行うべきです。

アウトプットベースのプロフィットをチェックする

ChatGPT等のジェネレーティブAIを使っていようが、ルールベースの従来型のサービスであろうが、得られるプロフィットが何なのかが重要です。
流行りのワードだからといっても得られるプロフィットはルールベースの方が大きいパターンも多いです。

ジェネレーティブAIを使ったサービスであっても、アウトプットベースのプロフィットをチェックすることが重要です。流行りのワードや新しい技術を採用するだけでなく、実際に得られるプロフィットを考慮することが必要です。ルールベースの従来型のサービスであっても、効果的なビジネスモデルを持つことで、十分な収益を上げることができます。

以下は、アウトプットベースのプロフィットをチェックする際に考慮すべきポイントです。

1.収益モデルの評価:

ジェネレーティブAIを使ったサービスにおいても、具体的な収益モデルを評価することが重要です。例えば、サブスクリプションモデル、広告収益、プロダクトの売上など、収益を生み出す仕組みを明確にし、収益の見込みを評価します。また、顧客層や市場規模に合った収益モデルを選択することも重要です。

2.コストの評価:

ジェネレーティブAIを使ったサービスを提供するために必要なコストを評価します。AIモデルの開発や運用に必要な人件費、インフラストラクチャのコスト、データ収集やデータ処理にかかるコストなどを考慮し、適切な価格設定や収益見込みを評価します。

3.マーケットの分析:

ジェネレーティブAIを使ったサービスの市場の需要や競合状況を分析し、潜在的な顧客層や市場規模、競合他社の存在や差別化ポイントを把握します。市場のニーズやトレンドに合致し、収益を見込める市場を選択することが重要です。

4.ユーザーのフィードバックを考慮する:

ユーザーのフィードバックを重視し、サービスの改善やアップデートを行いながら、ユーザーからの収益を最大化するための改善点を見つけ出します。ユーザーのニーズを満たし、顧客満足度を高めることが、収益の向上につながります。

5.リスク評価:

ジェネレーティブAIを使ったサービスには、技術的なリスクや法的なリスクが存在する可能性があります。例えば、AIモデルの正確性や信頼性の問題、データのプライバシーとセキュリティの問題などがあります。これらのリスクを評価し、適切な対策を講じることが重要です。

6.長期的な見通しを持つ:

アウトプットベースのプロフィットをチェックする際には、長期的な見通しを持つことも重要です。一時的な利益だけでなく、持続的な収益を見込めるかどうかを評価します。将来の市場の変化や技術の進化を考慮し、持続的なビジネスモデルを構築することが大切です。

7.実証実験を行う:

アウトプットベースのプロフィットをチェックするためには、実証実験を行うことも有効です。実際にサービスを市場でテストし、収益の実績データを収集し分析することで、実際の収益を評価することができます。

以上のように、アウトプットベースのプロフィットをチェックする際には、収益モデルの評価、コストの評価、マーケットの分析、ユーザーのフィードバックの考慮、リスク評価、長期的な見通しの持ち方、実証実験の実施などを総合的に考慮することが重要です。単に流行りのワードや新しい技術を採用するだけでなく、実際に収益を見込めるかどうかをしっかりと評価し、適切なサービスを選択するようにしましょう。

まとめ

話題のChatGPT等のジェネレーティブAIを使ったサービスが沢山出てきていて自社でもすぐに採用しないと乗り遅れと思ってしまうと思いますが、実際に得られるプロフィットをしっかりと吟味した上で、ChatGPT等のジェネレーティブAIを使ったサービスを採用するのか、従来型のサービスを採用するのか検討する必要があります。

きっと、今レッドオーシャン化しているChatGPT等のジェネレーティブAIを使ったサービスも淘汰されて無くなってくるでしょう。
そこから導入を考えても遅くはありませんが、自分で目利きしてジャッジする事も重要だと思います。

最後に

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