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エンジニアマネージャー必見:EMが知るべき数値管理の話

はじめに

エンジニアマネージャーにとって、数値管理はプロジェクトや部署チームの健全な運営と成功に欠かせない要素です。
PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CF(キャッシュフロー計算書)の数値管理は、企業の財務状況や将来の展望を把握するために重要です。
特にソフトウェアやハードウェアの資産計上は、エンジニアリング部門において特に重要な要素となります。
本記事では、エンジニアマネージャーが数値管理について理解し、適切に活用するためのポイントを解説します。

PL(損益計算書)の管理

PLは特定の期間内の収益と費用を示す財務諸表です。エンジニアマネージャーはプロジェクトの収益と費用を追跡し、プロジェクトの収益性を評価するためにPLを活用する必要があります。以下のポイントに留意してPLを管理しましょう。

  • プロジェクトの収益源を正確に追跡し、収益の予測を行う。

  • 費用項目を詳細に分類し、プロジェクトに関連する費用を適切に割り当てる。

  • 収益と費用のバランスを確保し、予算との比較を行う。

  • PLの変動要因を分析し、プロジェクトのパフォーマンス改善のための戦略を策定する。

人件費や販売管理費は会社によって計上する位置が変わるので、利益管理を売上総利益で管理する会社と営業利益で管理する会社に分かれます

BS(貸借対照表)の管理

BSは特定の期間の企業の資産、負債、純資産を示す財務諸表です。エンジニアマネージャーはプロジェクトや部門の資産を適切に管理し、リスクを把握するためにBSを活用する必要があります。以下のポイントに留意してBSを管理しましょう。

  • ソフトウェアやハードウェアなどの資産を正確に計上し、減価償却を適切に行う。

  • 資産の評価とリスク管理を行い、適切な保険を検討する。

  • 負債を正確に追跡し、支払いスケジュールを管理する。

  • 純資産を評価し、部門の健全性と成長ポテンシャルを把握する。

CF(キャッシュフロー計算書)の管理

CFは特定の期間の現金の流入と流出を示す財務諸表です。エンジニアマネージャーはプロジェクトの現金の収支を追跡し、資金繰りの健全性を確保するためにCFを活用する必要があります。以下のポイントに留意してCFを管理しましょう。

  • プロジェクトの現金の流入と流出を正確に追跡し、予測を行う。

  • 資金不足のリスクを特定し、適切な対策を講じる。

  • インベストメントや資本調達の計画を策定し、適切なタイミングで実施する。

  • キャッシュフローの変動要因を分析し、プロジェクトの持続可能性を評価する。

ソフトウェア・ハードウェアの資産計上と関係

ソフトウェアやハードウェアはエンジニアリング部門において重要な資産です。エンジニアマネージャーはこれらの資産を適切に管理し、正確に計上する必要があります。以下のポイントに留意しましょう。

  • ソフトウェアやハードウェアの購入、開発、メンテナンスなどの費用を正確に計上する。

  • 減価償却スケジュールを作成し、資産の価値減少を追跡する。

  • 資産の価値評価とリスク管理を行い、適切な保険を検討する。

  • 資産の寿命と更新の計画を立て、予算に適したタイミングで更新する。

資産計上をする場合は、お金を支払ってキャッシュアウトしますが、PL上は、リリースするまでは、資産になるので損金になりません。この辺がPL/BS/CFを知っておく必要がある理由です

資産計上のイメージ


177万が3年間、月額の費用として毎月計上される。
更にサービスが利益を生まないと判断された場合には、一括除却が求められます。

まとめ

エンジニアマネージャーが数値管理を適切に行うことは、プロジェクトやチームの成果を最大化し、組織全体の成功につなげるために不可欠です。PL、BS、CFの数値管理に加えて、ソフトウェアやハードウェアの資産計上も重要な要素です。正確な数値管理と資産管理を通じて、エンジニアマネージャーは戦略的な意思決定を行い、持続可能な成長を実現することができます。

最後に

未経験の皆さん、若手エンジニアの皆さん、勉強方法について悩みがあればなんでも気軽に質問して下さい!
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