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「TwitterがNFT対応を表明、追ってFacebook・インスタも!?」に波乗りするサービスを考えてみる【チャンス】

おつかれさまです。モリプトタツヤです。

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■大手SNSがNFTに正式対応の報道

昨夜(日本時間で2022年1月21日(金)未明)、大手SNSで「NFT対応」のニュースが駆け巡りました。

↑Twitterは既に海外で実装済み。

↑meta社のFacebookとInstagramは
Financial Times誌の取材報道で
近い将来の可能性が示されました。

Twitterの場合はプロフィールアイコンにNFT画像を設定できる機能から開始されました。現段階では海外かつ「Twitter Blue」(Twitterの有料プラン)契約者のみの提供です。

meta社のFacebookとInstagramはFinancial Timesの報道によるとTwitterと同様のプロフィールアイコンへのNFT設定のほか、NFTマーケットプレイスを目指しているという推測がなされています。

■波乗りできるサービスを考えてみる

大手SNSがNFTに正式対応すると、今よりもずっとNFTが一般に浸透して「使われる」ようになるはずです。

Twitterではいったん「Blue」契約者のみとしていますが、必ずや全員向けに開放されるはずです。また同じようにアイコン設定できるサービス、たとえばLINEやSlack、Teams、PlayStation NetworkなどいろんなところでNFTが使えるようになるはずです。


今のNFTはクリプト玄人向けな部分が多く手軽さが足りません。
またクリプト玄人でも便利サービスがあったらいいのにと思うシーンが多いのが現状です。

足りないならチャンス!

これからのNFT普及期にどんな便利サービスがあると素敵でしょう?
レッツサーフィン!


■1/22追記 TwitterのNFTアイコンはOpenSea API直結でした

OpenSeaから参照できなければTwitterアイコンにすることができないのが今の仕様のようです。
でも将来はブロックチェーンから直接情報を参照できるようになったりイーサリアムチェーン以外も参照できるようになったりする、といいな。
&Twitter以外のSNSではもっと自由に使えるといいな。
(LINEはBitmax限定とかやめてね・・・)

■「Twitterアイコンの候補」を供給するサービス

まずはpajiさんがすごいタイミングで先回りしているサービスのご紹介から。

TwitterアイコンがNFTから選んで設定できるようになったとしても、設定したくなるNFT画像が選べる状態にないといけません。

今TwitterでNFT画像をもとにしたアイコンで使われているのはopen seaで売られているものが大半じゃないかと思います。
また今は自分の「推し」の画像をネットで拾ってきて使っている人も多いと思います。

アイコンに設定するなら自分の「推し」を設定したい。けれどNFTとしてはopen seaに売られていない。
NFTで「本物」「公式」という概念が広がると、違法コピーした「推し」の画像を使うのは気が引ける。

そこでNFTアイコンメーカー「iconee」の登場です!

アイコンとして使ってもらいやすいNFTを公式の協力のもとでラインナップ。
ユーザーは販売されている「推し」の公式NFTを購入してアイコンに設定することができるようになります。

pajiさん自身が非常に丁寧に詳しくサービスの説明をされているので必見です。

サービスイン当初はiconnieのキャラアイコンしかないところからスタートですが、徐々に「公式さん」提供のアイコンが増えてくることでしょう。

「公式さん」にとってはグローバルにキャラアイコンを販売するチャンスにもなりますし、ファンとつながるチャンスでもあります。Twitterで自分のキャラアイコンをたくさん見かけることで応援の力をもらえます。

それでもラインナップされない「推し」をiconnieに推挙する運動が起きるかもしれませんね。


■企業向けNFTアイコン作成サービス

企業の場合。
Twitterの公式アカウントでは企業ロゴや商品・サービスロゴ、マスコットキャラクターをアイコンにしているケースがほとんどでしょう。

でもそれらのロゴは当然公式にはopen seaで販売されていません。
販売ルートに乗せることなく自社でロゴをNFT化する必要があります。

そこで、自社専用に手元でNFTを作るサービスの需要が上がりそうです。

もう以前からあるサービス「チョコファクトリー」。
これの企業ユースが広がりそうな予感がします。

とてもわかりやすい操作説明記事も書かれています。

ただ、やっぱり操作性がクリプト玄人向けなんですよね。
そして企業がキャンペーンで継続的に使うようなユースケースは想定されていませんので、もうひと工夫できそうです。


■企業のSNSキャンペーン用NFT作成・配布サービス『NFT Camp(仮称)』

ここからはまだサービスが作られていない妄想、企画段階的なものです。

たんに公式アカウントのアイコンをNFTにするにとどまらず、SNSマーケティング、SNSキャンペーンを今回の波に乗せていきます。

企業のSNSキャンペーン用NFTアイコンを大量エアドロップ~NFTアイコンでSNSをジャック作戦!ができるNFTキャンペーンプラットフォーム、
『NFT Camp(仮称)』案。

イメージしやすいように
もし日清やきそばU.F.O.がTwitterでNFTキャンペーンをやったら?
のシナリオで行きます。
あくまでもたとえ話ですよ。
そして以下ぜんぶ「あったらいいな」の話ですよ。

1.日清さんのU.F.O.販促部門はまず『NFT Camp』にアカウントを作成します。

本当は企業が持つウォレット接続するだけでいいんですが、「N Suite」のようなウォレット共有サービスがないと現場担当者が大金ETH入りウォレットを直接触ることになって無理なので今回は中央集権的な登録制で。っていうかN Suiteは神サービス

NFT Campにログインすると自身の公式NFTアイコンの生成、キャンペーン用NFTの生成、配布または販売方法の設定、キャンペーンの成果や収益をモニタリングするダッシュボード、応募者のウォレットとTwitterアカウントを紐づけてメッセージを送る応募者DM機能などが提供されます。

以降ひとつひとつ見ていきましょう。

2.U.F.O.公式アカウント用のU.F.O. NFTアイコンをここで作ります。
すでにNFTあるならトークンIDの登録でもOK。

3.U.F.O. NFTアイコンに紐づけて、SNSキャンペーン用NFTアイコンをコレクションとして1万個生成します。

1万個を自動生成できるジェネラティブNFT生成機能を持っています。
たとえば元のU.F.O.アイコンを1万分割して「どこかの一部」にしたり、U.F.O.と背景画像やメッセージ文がランダムに組み合わされるなど。
レアなご当地限定U.F.O.が入ってたり、背景とメッセージが神がかり的なマッチングを見せたりするレアリティも。

1万個も作るのでポリゴンネットワークで。ETHのガス代は大量キャンペーンに不向き。

4.キャンペーンの応募者用ランディングページ(LP)を『NFT Camp』の中に持ちます。独自ドメインは振れます。

LPでは応募者のウォレットを接続してもらいます。

5.応募者の中から抽選でキャンペーン用ジェネラティブNFTをランダムに配布(エアドロップ、エアドロと略す)します。

今はエアドロをやろうとすると結構手作業になっちゃいますので、これを自動化します。

先着順でも全プレでも、応募者確定の時点でmintすることでガス代削減やゴミNFTを生成しないエコmintでも対応できます。

もらったキャンペーンNFTをTwitterのアイコンに設定してもらうのがキャンペーンの条件です。

TwitterがU.F.O.アイコンであふれかえります。
なにが起きたのか?とバズります。


5b.エアドロじゃなく販売でもよし。

キャンペーン応募者にタダであげるだけがキャンペーンじゃありません。
有償で販売もアリです。購入時に応募者のガス代負担でmintにも対応します。

後述しますが、たくさん集めるとイイコトがあったりするキャンペーン設計もおもしろいです。

6.キャンペーンNFTを持っている人専用の「VIPルーム」を提供。

Twitterアイコンに設定している人(がTwitter APIで判定できるなら。できなければウォレット接続で所有NFTを確認するのみ)だけが入れる「VIPルーム」の機能を提供します。

VIPルームではファン同士が語らうもよし、CMタレントを呼んだオンラインイベントでもよし、限定映像が見られる映画館仕立てでもよし、ClusterでVRもよし。

7.転売ロイヤリティの設定

キャンペーンNFTはオンチェーンできちんとmintされているので譲渡売却もご自由に。
スマートコントラクトで転売時のロイヤリティは0%~100%と自由に設定できますので転売ヤー対策もバッチリです。むしろ二次流通を促進してキャンペーン体験者を増やすべくロイヤリティフリーにしてもいいでしょう。

8.過去のNFTキャンペーンの「参加証明書」に。

継続的にNFTキャンペーンを開く際、キャンペーンNFTは過去のNFTキャンペーンの参加証明書として機能します。

最古参の証明書を持っていることを自慢してもよし、全10回分の参加証明書をコンプリートした人だけが入れる「プラチナVIPルーム」、連続した5回分の参加証明書を持っている人だけが入れる「ゴールドVIPルーム」なんて設定も可能です。

1回参加しそびれたんだよなー、という人はopenseaで探してみてください。求めている回のキャンペーンNFTが売られているかもしれませんよ。(売買されれば日清さんにロイヤリティが入ります。)

逆に参加証明書としてキャンペーン終了後も重要なアイテムになりますので安易に売却はされず、むしろコンプリートしたいのに売る人が少ないという枯渇感を演出できます。二次流通市場では爆騰するかもしれませんね。

枯渇感を演出するために、第1回は1000枚、第2回は2000枚、第3回以降は5000枚と初期のものを少なめに設定するのも賢いですね。

9.キャンペーンNFT保有者に「UFOトークン」を配布

VIPルームに入室できるロイヤルカスタマーには、NFTの保有枚数に応じて「UFOトークン」を配布します。

UFOトークンを一定数集めると、VIPオリジナルU.F.O. NFTを発行する権利と交換できます。発行が許される枚数はUFOトークンの枚数で変わります。

オリジナルNFTは発行主がロイヤリティを受け取る権利を持ち二次流通での収益を得られます。

このオリジナルNFTの発行権が欲しくてキャンペーンNFTを二次流通市場で買い集めたり、UFOトークン自体を買い集めたりする人も現れるでしょう。

そしてU.F.O. NFTやUFOトークンが値上がりするように、周囲に「日清やきそばU.F.O.」のファンを増やすための活動を自主的にするようになるでしょう。

それを組織立てた自律分散組織「U.F.O. DAO」が作られるかもしれません。

結果として日清さんがキャンペーンで発行したNFT、VIPが発行したNFTが世の中にそれなりの数出回ることになり、よく目にするものに親近感や愛着を持つ「ザイオンス効果」が広がります。

U.F.O. NFTをアイコンにすることもザイオンス効果が表れますね。

「日清やきそばU.F.O.」のファンが可視化され、みずからファンを増やすために活動し始める、なんならU.F.O.の「推し活」の収入で生活できる人も登場するかもしれません。これが「FUN-to-Earn」の世界です。


10.『NFT Camp』運営者の利得

・企業アカウントの月額会費
従来のように単発ではなく長期にわたる使い方もあり、また途中解約するとVIPとの関係が終了してしまうことから、長期契約と解約防止が見込めます。

・キャンペーンNFTのmint手数料
ごくわずかな料率でも、たくさん発行することが前提のキャンペーンではボリュームで稼げます。

・LPのNFT所有確認機能の利用料
NFT Camp内のLPだけでなく企業サイトにもNFT所有判定機能をAPI提供します。かわりに期間料金をいただきます。

・VIPルームのオプション機能利用料
VIPルームのみで見せる動画配信機能、チャット機能や掲示板機能などVIPルームで提供する機能を有償提供します。キャンペーン期間中以外もずっと稼働しているケースもあるため、日常利用しやすい価格帯で長期割引も提供します。

・トークンの一部受け取り
ここで発行されたトークンの一部を運営側も割り当ててもらいます。
プロジェクトが成功した時のトークンの価値化、値上がり益を受け取ります。

・キャンペーン設計、LPデザイン、外部広告など受託
一般的なキャンペーンで必要となる受託業務が発生します。
代理店販売の場合は代理店側で担うケースが多いでしょう。
あくまでプラットフォームに徹するか、キャンペーンの包括受託を目指すかで変わります。タレントブッキング、撮影、編集、街頭ポスターアートなど幅広い展開も可能です。


■妄想ですが、これ作りたい。

思いつくがままに書きましたが、きっと誰かがいつかは作ります。
この一部からでも。
だったら「先に言ったもんね!」と言っておこうかと。

私自身はWebマーケティングやWebプロモーションのお手伝いをするのが本業なのですが、Web3時代のSNSマーケティングはこんな感じなんだろうなと日々常々考えていたことを、今回のTwitterのNFTアイコン対応のニュースを機に吐き出してみました。

まだ市場がないのは事実です。ウォレット持っている人もごく少数です。日本では価値変動型のトークンを発行することは法的に難しいです。

でも作りたい。Grantしてでも作ります!と言い切れないのは正直弱いところなんですけど、どなたか一緒に作りませんか?
まずはおもしろそうだと思っていただければご連絡ください。

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