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パラスイマー達の競泳とマスターズスイマーたちの競泳


先日、5/3〜5/5に
横浜国際プールにてパラスイマー達による
「ジャパンパラ」と言う大会が開催されました。

日本人の障がい者が
パラスイマーになる過程は
大きく分けて3つあると言われています。


成長過程で突然病気を発症して、
障がい者となった人が、
友人などの勧めで水泳を始め、
やがて競技を始めたというケースです。

パラリンピック5大会出場
15個のメダルを獲得した
成田真由美選手はこのケースですね。


幼少から水泳をしていた人が、
何らかの要因で、
後転的な障がい者となり、
パラスイマーとして、
競泳競技への道へ戻ってくるケースです。

日本障がい者水泳連盟会長の
河合純一氏は、
こちらのケースです。


先天的な障害を持ちながらも、
健常者とともに水泳部などで
競技を続けているケースです。

リオパラリンピック銅メダルの
山田卓郎選手は
このケースに当てはまります。

特に障害の程度が比較的軽い、
知的障害のスイマーは、
幼少期には障害に気づかず、
スイミングクラブ等の選手として
強化されているケースが多いようです。


パラスイマーが出場できる大会としては、
今のところ
日本選手権ジャパン、
パラリンピック、
水泳競技大会が主要な全国大会です。

知的障がい者には
「知的障がい者日本選手権」と
いう大会もあります。

なお、聴覚障害は、
今のところパラリンピックへ
参加できる障害として含まれていませんが、
同障がいの世界最高の大会として
「デフリンピック」というものに
参加可能です。

これは
4年に1度の「オリンピックの翌年」に
開催されるものです。

しかし、
日本では多くの大会で聴覚障害選手も
大会参加できますので、
この点においては、
日本は柔軟に対応されていると言えるでしょう。

また多くのパラスイマーは、
健常者に混ざって
マスターズ大会にも出場しています。

健常者のマスターズ大会は
開催回数も多いため、
パラスイマーが競技経験を積むとして
大変有効なのです。

マスターズ大会には
健常者の元トップスイマーなどが
参加をしてくるため、
そういった選手との力比べも可能となります。


パラスイマーたちにとって
公式の大会は非常に少ないため、
その競技機会を増やすためにも、
マスターズ大会への参加は
とても効率的な対策といえます。

今後、
そのような大会が
各地に普及していくことが、
パラスイマーたちの競技力向上へ
つながってくる事は間違いありません。

これは同時に
障害を持つ子供たちが
パラスイマーを見る機会の増加にも
つながるので、
障害児のスポーツ参加、
仲間を作る機会としても有効だといえます。

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