【仮説】私たちは既にシミュレーションの世界に生きている?
こんにちは、森です。
今日はシミュレーション仮説について。
シミュレーション仮説とは?
端的に言うと、人類が生活していること地球や宇宙は、全てコンピュータシミュレーションの一部であるとする仮説のことです。
我々の世界は、何らかの高度な文明が作ったコンピュータシミュレーションのなかの世界である、という説。
世界屈指のEVメーカー「テスラ」を率い、「SpaceX (スペースX)」で宇宙開発を進め、音速よりも速い列車「Hyperloop (ハイパーループ)」構想をうち立てるなどで常に注目を浴びているイーロン・マスク氏もこの構想をお持ちとのことです。
ハイパーループに関しては以前記事を書いたことがありますので、興味あればご参照ください。
元々は、哲学者のニック・ボストロムという人が提唱した理論で、要約するとこの世の中には3つの可能性があるという考え方です。
大規模なシミュレーションが実現する前に、人類は滅亡する
人類はシミュレーションを『間違い』あるいは『つまらない』と考えて、選択しない
我々は既にシミュレーションの中に生きている
40年前は、白黒の映像で四角い棒と四角い点で遊ぶコンピュータゲーム「PONG」が流行っていた。
しかし今が現実世界とほとんど見分けがつかない映像になっているほか、VRゴーグルなどでその正解に入り、しかも何人もの人が同じ空間で同時にプレイしている。
しかも、その性能は年を追うごとに向上を続けています。
たった40年でさえこの変化。
では、1万年後の世界はどのような状況になっているのか。
人間の進歩には限界があるので、文明は完全に失われている可能性もあります。
非現実のように聞こえるかもですが、進化の結果として自己増殖力を身に付けたロボットが出現している可能性も言及されています。
別の可能性も説かれています。
このまま人類が進歩を続けることで技術が発展し、人間そのものを完全にシミュレート出来る社会の登場です。
ボストロム教授の説では、1人の人間をシミュレートできる小さなコンピュータを、1つの惑星ができるレベルで集めれば、惑星そのものをシミュレートできるようになるとのことです。
すると、その中にはシミュレーションそのものが自分で新たなシミュレーションを作り始めるものも出現します。
すなわち、我々の宇宙と見分けのつかない宇宙がいくつも存在可能ということ、裏を返せば、我々の宇宙もシミュレートされた宇宙であるかもしれない、ということになります。
ただ、シミュレーションの世界が"同義に反する"として敢えてシミュレーションの世界を望まない、という選択をするとも考えられます。
これが2つ目の仮設に繋がっています。
イーロン・マスク氏は1.2つ目の説の可能性は非常に低く、3つ目の説が正しいと考えているそうです。
仮説が正しいと証明するには?
現時点で、この証明方法は大きく分けて3つ存在すると言われています。
バグを見つける
イースターエッグ(=システム開発者がこっそりと隠してあるメッセージのこと)
シミュレーションの処理能力の限界を見つける
シミュレーション世界に生きているとしたら、それを創り出したのは誰なのか、どういう全体構造にあるのか、議論はかなり多岐い渡ります。
宗教ジャンの根幹とも関わってくるし、この世界で実現可能なことも選択肢が広がりうる。
一見非現実的と思われるようなことも捉え方を変えて自分事に即して分析することで、更なる可能性を感じて次につなげられることは多いのではと感じます。
皆様素敵な1日をお過ごしください。
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