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【社会】3Dセキュア2.0への移行が進む背景

こんばんは、森です。
本日は、普段何気なく使っている3Dセキュアについて。

3Dセキュアとは、聞き馴染みが無いかもしれませんが、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うために、VISA、Mastercard、JCB、AMEXが推奨する本人認証サービスです。

Visa secure・Securecode・J/Secure・American Express Safekyといえば見たこともある方多いのではないでしょうか。

3Dセキュアのメリットは?

  • クレジットカード情報の盗用による『なりすまし』などの不正利用を防止

  • VISA、Mastercard、JCB、AMEX 4ブランド共通の世界的な本人認証という安心感

  • カード発行会社にパスワードなどの必要情報を登録するだけで簡単にご利用可能

従来のインターネット上でのクレジットカード決済は、「クレジットカード番号」や「有効期限」などのクレジットカードに記載されている情報のみで行えました。
しかし、3Dセキュアに対応しているクレジットカードをご利用される場合は、クレジットカードに記載されている情報に加え、「自分しか知らないパスワード」を合わせて認証することになります。
そのため、クレジットカード情報の盗用による「なりすまし」などの不正利用を未然に防止することができます。

その中でも最近は3Dセキュア1.0から3Dセキュア2.0への移行の話を耳にするようになりました。

3Dセキュア2.0とは?

こちらは正式名称、EMV 3Dセキュアと言います。
3Dセキュア2.0の特徴は以下の3つです。

  1. リスクベース認証が可能に

  2. ECサイトのスマホアプリからの決済も対象となる

  3. ワンタイムパスワードや生体認証が使える

これらは総じてユーザーの利便性が向上する機能となっており、すでにNTTドコモやSBペイメントサービスなどでは導入が完了しているとのこと。
その場合、3Dセキュア2.0を搭載したカードでしか決済しえなくなる。

そして、下記の日付を境に、各クレジット会社にて3Dセキュア1.0が使用しえなくなるとのこと

・Visa:2022年10月16日以降
・Mastercard:2022年10月14日以降
・JCB:2022年10月18日

そのため、3Dセキュア2.0への移行は急務と言われている。


システムの以降は多大な労力がかかる。
要件定義から基本設計、テストを繰り返してのやっとのシステム移管。

社会人になって、システムを切り替えるという仕事1つを切り取っても必要なリソースは計り知れないし、与える影響力や考えなければならないことが多岐に及ぶことを改めて実感いたしました。

それにも関わらず、こうやってすべてのシステムの移管が必要な事象が発生している。

それだけ1.0の際のデメリットが大きいということ。
かご落ち等で失っていたデメリットに鑑みると、システム移管の方がトータルで会社にとっても世の中にとってもプラスになると感じたのか。

真に何をもってこの方針が生まれたかは不明だが、些細なことが世の中に多大な影響を及ぼしていることの1例になるなと。

仕事に誇りももって、世の中のお役に立つ仕事、そして、自分の人生の目的に沿った仕事をします。

皆様本日も素敵な1日をお過ごしください。

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