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禁煙日記ーー四か月目

 ああ、やっぱタバコはおいしいな、煙モクモクして、こうして一息つくのは何にも代えがたい。あれ、あたし、禁煙してたんじゃなかったっけ?

と思ったと同時に目が覚めた。タバコを吸っている夢を見たのだ。かなりリアルだった。匂いとか頭にニコチン回る感覚とかはなかったんだが、なんていうんだろ、タバコ吸ったときに味わうことができる充実感があった夢だった。

 禁煙生活は順調に四か月目に入った。
 こないだ、ふと思ったんだけど、今まで禁煙できなかった理由として、タバコを吸う時の、ぼーっとする時間は何ものにも代えがたいとずっと思っていたが、それは今どうなっているんだろう、と思った。
 禁煙するってこういうことだよね。気が付くとそんなもん、慣れて新しい生活になじんでいる。
 確かに、タバコ吸ってた時は、よし、一休みの一服~!とか思ってて、そういう時間が無くなるのは惜しいと感じていたが、タバコ辞めた今となっては、平均的にくつろいだ時間を過ごせるようになっている。タバコでプラマイゼロにしようという考えがなくなったというか。

 まあ精神的にも肉体的にもヨガを始めたことは生活に大きな変化を与えた。ヨガやってるとき、なにも余計なこと考えないもん。いろいろ悩みは日々あるが、ヨガやってると忘れられる。
 運動やっている人、体を使っている人のことを考えるようになった。
 スポーツ選手って勝ち負けの世界で生きてるからすごく単純な人たちだな、なんて、運動から遠ざかって生きてきた私は思っていたが、肉体動かすことが、いかにグルグル循環する思考を停止させるか、とか、精神的にもすごく強くすることを最近日々感じている。そういう生き方してた人って別世界を感じているのではないか、と。努力していろんな面で強くなろうとしているのだな、と。
 メンタル面でまずスポーツ選手を見習いたいと、始め思ったんだが、実際自分の体を動かしてみることで、結構メンタル面に影響があったことを知った。


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