もるげんれえて

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もるげんれえてとそのサークル「Horizont」のスペース。宣伝の他に呼んだ本や映画の感想、最近のこととかを書いていきます。 pixiv:270447 Bluesky:morghenrate Discord:morghenrate

マガジン

  • 伝えること 伝わること

    作家として、精神科医として、そして一人の人間として。 もるげんが考えてきた「コミュニケーション」について語るマガジン。

  • もるげんよもやま話

    「もるげんよもやま話」とは、もるげんが読んだニュースやなんやかんやをゆるっとふわっと、なんとなく、そんな感じでさくっと書いていく。そんなNoteである!

  • もるげんの感想箱

    もるげんが読んだ本、見た映画、そのたもろもろが収まっている本棚

  • 業務連絡

    種々の連絡事項をまとめています。

最近の記事

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移行対象としてのゆる言語学ラジオ

今日はあるラジオの話をします。 冒頭にもある、「ゆる言語学ラジオ」というyoutube、あるいはpodcastです。 自分がこのチャンネルを知ったのは、今年の初めのころ。 ちょうど車通勤中にpodcastを聞き初めたときです。 「何かいいチャンネルはないかなア」 と彼女に話してみたら、「こういうチャンネルがあるよ」と教えてもらいました。 初めて聞いたのは、忘れもしない「うんちくエウレカクイズ」の回。 初めて聞いたときに、とんでもない衝撃を受けました。 「なぁんだこのクッ

    • 精神科医の仕事は「サイズ違いの靴を履いてサイズが違うと言うこと」 ~伝えること伝わること#2~

      先日、東京文フリに出展しました。 一次創作で、しかも小説などの文芸のみのイベントに参加するのは初めてでした。 イベントは盛況で、自分のサークルにも少なくない方が足を運んでいただきました。 出した本自体は在庫がありますので、他のイベントで頒布予定です(個別でほしい方はお声がけ頂けば幸いです)。 次回の東京文フリ39にも出店予定ですので、よろしくお願いします。 さて、このイベントに出店していた時に、とある方からこんなことを聞かれました。 「精神科医ってコミュニケーション能力が

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      割引あり
      • 「クソ喰らえ」が励ましになる未来  ~もるげんよもやま話~

        本当は普通にnoteの更新をしようと思っていたのですが、現在東京文フリの原稿作業で忙しく、記事を書く時間が取れませんでした。 というわけで、5/19の「東京文学フリマ」に参加いたします。 ブースは「た-61」です。短編集の頒布になります。 生もるげんに会える、数少ない機会なのでぜひご来場ください。 さて、今日はネットの海を漂っていた面白い研究について話そうと思います。 糖質カットせずにムキムキになれるのか人間、筋トレするときに「糖質カット」をする方が多いでしょう。 正確

        • 「コミュニケーションはスキルじゃない」? ~伝えること伝わること#1~

          自分がいわゆる「コミュ障」だと気付いたのはだいたい中学生のころ。 なんとなく、「うまく会話が噛み合わないなあ」と感じ始めたことがきっかけでした。 そう、なんとなく。 たぶん他の人から見たら気付かないだろう、そんな違和感から自分は会話というものについて考え始めていました。 中学から高校に上がるころには自分の中で、会話に対するルールをいくつも持つようになっていました。 例えば、 「相づちはちゃんと打つ」 「目を見て話す」 「相手が話しているときは話さない」 「会話の主題に意識し

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        記事

          もるげん春の積読祭り! in 2024年

          例年より足の遅い桜が咲き、散り始めた今日この頃。 いよいよ春爛漫の心地です。 日々の変わり目であり、出会いと別れの季節。 そんなイベントの多い春ですが、もう一つ大きな祭りがあります。 そう。 春の積読祭りですね!!! というわけで、今日はもるげんが積読している本たちをどんどん紹介していこう、という試みです。 多くの読書家がそうであるように、自分も「読むスピード<<<買うスピード」という不均衡のために、家には読んでいない本がどんどん積んでしまっているのです。 そんな積んで

          もるげん春の積読祭り! in 2024年

          人は”負債”と共に生きていく ゴジラ -1.0感想

          先日、アカデミー賞でまさかの「視覚効果賞」を受賞した「ゴジラ -1.0(以下ゴジマイ)」。 もともと見ようと思っていたのですが、遅くに遅くなり、つい先日まで見る機会を逸していました。 で、ようやく劇場で観てきました。 もうね、掛け値なしの名作。 それはゴジラの特撮もすごいのですが、人間ドラマとして非常に完成度の高い映画でした。 本映画は語り口が多いので、なかなかどう語ったものか、と頭を悩ませる映画でもありました。 映画の中で語られる主人公の、ゴジラの、そして日本という物語の

          人は”負債”と共に生きていく ゴジラ -1.0感想

          映画のデス・ロード ~私が初めて観た”映画”~

          #映画にまつわる思い出 今回はどんな記事を書こうかなと散歩していたらこんなタグを見つけたんですよ。 このタグを見てふと、今日の今日まで、まだ話していない映画の話があったことを思い出した。 私が一番好きな映画で、最初の”映画”。 そして、私がなぜ映画を見て、こうやってブログにまとめ始めたのか。 今日は私の”窓口”の話をしていこうと思います。 ある作家との出会いこの話をするには、ある出会いを話さなければなりません。 ある作家がいました。 その作家の名前は「伊藤計劃」。 類稀なる

          映画のデス・ロード ~私が初めて観た”映画”~

          業務連絡 ~今後の投稿について~ R6/3

          いつももるげんのnoteを読んでいただきありがとうございます。 今回は業務連絡っていう感じです。 今後の投稿についてお伝えいたします。 1点目は更新頻度です。 noteを開いてから本日までだいたい1週間ごとを目安にnoteを書いてきました。 わりと書きたいことはたくさんあって、今もまだネタが尽きません。 ただ、仕事と研究が忙しくなり、また5月の東京文フリ、8月のコミケに参加予定なことを考えると、noteに割く時間が減るだろうこともまた事実です。 自分の創作時間を確保するため

          業務連絡 ~今後の投稿について~ R6/3

          現実では伏黒パパより禅院直哉の方がマシな話 ~もるげんよもやま話~

          今回、じつは全く別の投稿をする予定でしたが、急遽おも……興味深い現象が発生しているので筆をしたためております。 本来の用件はこのあと、ちゃんと腰を据えてお話しする予定です。 その”興味深い”内容というのがtwitter(現: X)の精神科医クラスター内で噂になっている某メンタルクリニックのことです。 オンライン診療で診断書を出しますよ、ということを謳うクリニックなのです。それはそれで、思うところはあるのですが、その先が強烈でした。 「薬物治療をしません」 「カウンセリングも

          現実では伏黒パパより禅院直哉の方がマシな話 ~もるげんよもやま話~

          令和6年度の診療報酬のあれこれ ~もるげんよもやま話~

          医療者の方なら気が気でない、来年度の診療報酬改定。 具体的な内容がとうとう解禁されました。 とりあえず仕事の収入源なので、分からないなりに調べてみました。 全部は見切れないので、精神科関連だけですけれどね。 通院精神療法、減算精神科関連での最大の注目ポイントは通院精神療法(通精)の減算です。 診療報酬の点数は1点=10円の計算です。 つまり、1回の診察だけで3000円前後の診察料を徴収できていました。 今回、通精の初診は値上がりしましたが、30分未満の部分、つまり日常診

          令和6年度の診療報酬のあれこれ ~もるげんよもやま話~

          来年度、給料減らされそう ~もるげんよもやま話~

          このnoteは、自分が読んだ本や映画の感想、精神科のことやニュースなどを中心に書いています。 自分がいいなあと思ったことや、これは勉強になると思ったことを伝えていきたいからです。 その方針はこれからも変わりません。 私は私が善いと思うものをどんどん伝えていきたいです。 ただ、ちょっと最近へこたれることがあったので、自分の思考整理も兼ねてそのことを書こうと思います。 タイトルにある通り、来年度の給料がピンチなのです。 今回のあらましまず初めに、自分は大学病院に所属している医

          来年度、給料減らされそう ~もるげんよもやま話~

          機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 感想 ~平和に必要なのは、絆と愛~ 

          本編終了からおよそ20年。 直後に発表された「映画化」の発表は、どこか遠くへと消えていった。 そして時の流れとともに、記憶からも流れ去っていった。 だが、まさか、この令和の時代に復活するとは、誰が想像しただろうか。 正直、期待だけしていた、とは言い難い。 なんせ20年近い時が経っていたのだから。 だが、それは杞憂だった。 封切と同時にTwitter(現X)は湧き上がった。 古のオタクたちが、ジオン水泳部の如く参集し、湧きたっていた。 自分は中学生のころにdestiny

          機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 感想 ~平和に必要なのは、絆と愛~ 

          京アニ放火事件の判決とレヴァイアサン ~もるげんよもやま話~

          前回の記事で、京アニ放火事件の話はしないといったな。 あれは嘘だ この話をしないといったけれど、何故話すことにしたのか。 それは、「割と後出しじゃんけんが正しいと思っている人が多い」こと。 そして「再び人はレヴァイアサンを生み出すために、感情を捧げる必要があるのか」 ということを考えたいためです。 このことは同時に、今自分が考えている「感情という生き物」としての人間を理解するためにも必要だと思ったので、前言を撤回しました。 予め述べておくと、本被告の刑事責任とかの是非とか

          京アニ放火事件の判決とレヴァイアサン ~もるげんよもやま話~

          文化人類学こそ精神医学の目指す場所なのかもしれない

          ちょうど京アニ放火事件の判決が出ましたね。 本件にまつわるすべての方々、ひとまずお疲れ様でした。 被告が精神疾患の疑いがあり、精神鑑定も入っていたため自分も注意して見ていました。 翌日には控訴していました。まだまだ裁判は続きます。 自分も引き続き注目していきます。 今日はこのことについて話してみようかなあ、とか思ったのですが、さすがに憂鬱な話題になるし、司法精神とかそこまで詳しくないのに色々話すのはちょっと気が引けるなと思って辞めました。 リスク管理は大事。 ちなみに、本

          文化人類学こそ精神医学の目指す場所なのかもしれない

          モネ展のスポンサーについて ~もるげんよもやま話~

          先日、上野の森美術館でやっていました「モネ展」に行ってきました。 日本人は印象派、とくにモネが好きとよく言いますよね。 このふわっとした雰囲気とかが身に合うのでしょうか。 まあ、例にもれず自分も好きですが。 モネ展はいい企画展でした。 しかし、自分としてちょっと気になった部分がありました。 こういう企画展ではたいてい協賛企業とかがあるじゃないですか。 なんとなくポスターを 「今回はどこが協賛なのかなあ」 と見ていたら…… 「特別協賛:にしたんクリニック」 ……???

          モネ展のスポンサーについて ~もるげんよもやま話~

          ラムダ様がいらっしゃいました

          ラムダ様が我が家にいらっしゃいました。 予約しておおよそ一年。 半分忘れていまs…… おわあああああ!!!!!! ぎゃああああ!!!!! アッ!アッ!アッ! 緊張してブレる!!!! ハアーッ!ハアーッ!ハアーッ!ハアーッ! 後ろ姿ああああ!!!!! この!ラインが!!!!! おわあああ!!!!!!!! ハアーッ!ハアーッ! アッ…… アッアッ アッー!!!!!!! 美しい…… 美しすぎます…… え、我が家にラムダ様がいらっしゃる……? え、現実

          ラムダ様がいらっしゃいました