こまる

現在50代で幸せな再婚を果たし、シングルマザーの方の支援を始める準備中です。 これまで…

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現在50代で幸せな再婚を果たし、シングルマザーの方の支援を始める準備中です。 これまでのシングル子育て経験と前職の作業療法士(心身のリハビリ国家資格)としての臨床経験を活かし頑張るシングルマザーの方とそのお子さんに寄り添っていきたいです。

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【Episode0〜最終回】引っ越し!本当の意味で離婚成立の日(後編)

50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 引っ越し当日の朝 業者の人は9時に来る予定で、 優ちゃんもその頃来てくれます。 元夫は平日なので 朝8時半に出勤。私と夫の間で 最後に何を話していたか思い出せません。 元夫は出勤する前まだ眠っている娘のそばに座って起こすでもなく、顔をずっと見つめながら頭を撫ていました。どのくらいの時間そうしていたのでしょう?そう長くはなかったはずですが、私の中ではそのシーンが強烈に焼き付いていて今でも臨場感をもって蘇ります。その時

    • 【Episode1〜③】さあ次は私の出勤初日!

      50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー ~新米シングルマザー編~ 娘が保育園にすんなり慣れてくれて、次は私の初出勤の番です。初出勤といっても結婚前2年ほど働いていて、結婚期間中は在宅で仕事ももらっていたので育休明けのようなイメージです。母もパートで働き続けていたので、全くお初の会社に働き始めるのとは違い不安は少なくてすみました。 駅にして3駅、距離は8kmを自転車で通勤。もちろんその途中で娘を保育園に預けるために寄り道すると、トータルで1時間前カゴに子

      • 【Episode1〜②】娘は保育園に慣れてくれるのか?

        50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー ~新米シングルマザー編~ 四月第一週の月曜日、まずは午前中の2時間だけ保育園に慣らし保育で過ごしてみます。 娘は3歳2ヶ月分のこの時、まだ言葉はいくつかの単語のみ、オムツも取れず食べ物も相変わらず白色のもの(うどん・食パン・ご飯・ヨーグルト)しか食べてくれませんでした。ちなみに小さい子が大好きなチョコレートは口に入れると吐くレベルで嫌い。食べるようになったのは高校生になってからでした。 たぶんこういった発達の遅れ

        • 【Episode1〜①】娘と二人の生活が始まった春

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー ~新米シングルマザー編~ 所沢での娘と二人の生活が始まった三月下旬、娘はまだ殆ど言葉が出ないにも関わらず歌詞だけは一言一句正確に覚えられ、歌うことが大好きな明るい子供に育ってくれていました。もちろん車はないのでどこへ行くにも後ろに娘を乗せ自転車での移動。そんな時いつも大きな声で歌っていて、有線放送のスピーカーが付いているようでした。 そんな娘の明るさに、新米シングルマザーの私は助けられました。よく“娘に淋しい思い

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        【Episode0〜最終回】引っ越し!本当の意味で離婚成立の日(後編)

          【Episode0〜㉞】引っ越し!本当の意味で離婚成立の日(前編)

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 所沢での新生活の下地が全て決まり、3月下旬の 引っ越しの日取りが決まりました。 引っ越し業者は20代の間に何度かお世話になった業者さんに電話をしたら快く引き受けてくれ、自分で荷造りをすると言う条件で(私の現況も話さずとも分かっている)格安で引き受けてくれたのです。引っ越し業者さんというのは、 本当に色々な人の人生の岐路に立ち会いそれをお手伝いする側面もあるんだなぁと、改めて感じ感謝しました。 自分で荷造りをする条

          【Episode0〜㉞】引っ越し!本当の意味で離婚成立の日(前編)

          【Episode0〜㉝】保育園・住むところは決まった、あとは職探し

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 保育園が決まり、住居も予算はオーバーしてしまいましたが、これから娘と二人で暮らすことを想像した時、明るい気持ちになれる部屋を契約することができました。敷金や礼金は、元夫とマンションを購入したさい頭金として私が出資した100万円が戻ってきていたため支払えました。 新生活のために重要な3本柱は、残り職探しのみ。実はこれが一番大変だろうなぁと分かっていただけに、後回しにしていた私。結局国家資格は手に入らなかったので、難

          【Episode0〜㉝】保育園・住むところは決まった、あとは職探し

          【Episode0〜㉜】さぁ自分の人生を生きるよ!でも綺麗事ばかりじゃない

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 実家に離婚の報告を終え“実家には戻れない”旨を釘さされたこともあり(もともと戻るつもりはなかったですが)、その足で不動産屋へ向かいました。20代をほぼ所沢で一人暮らしをしていたので、何度となくお世話になっていたところです。そうは言ってもテレビCMを流すような大手なので、何年かに一回行く程度では従業員さんの顔ぶれはその都度変わっていました。3件紹介してもらい、すぐに内見にも連れて行ってもらえました。保育園は既に決まっ

          【Episode0〜㉜】さぁ自分の人生を生きるよ!でも綺麗事ばかりじゃない

          【Episode0〜㉛】父の第一声“家に戻ることは無理だからな”

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 4月から保育園に入れる目処がついて少し気持ちが軽くなった私は、お正月以来久しぶりに実家へ行きました。この頃母は私が妊娠8ヶ月目まで働いていた職場で週3回まだパートをしていました。母が休みで家にいることを確認してから実家に向かい、離婚の報告しました。母には既に電話で伝えていたので、もしかしたら父も周知していたのかもしれませんが、その一言目がまさかの 「家に戻ることは無理だからな」 でした。さすがに私もガックリきて

          【Episode0〜㉛】父の第一声“家に戻ることは無理だからな”

          【Episode0〜㉚】離婚は成立、もう明日に向かって進むしかない

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 3月初旬に離婚届を出したので、元夫に3月末まではこのまま住み続けさせて欲しいとお願いしました。「いつまでいても構わないよ」という返事に、もう夫でないと思うと“優しい人ではあるんだよな”と客観的になれて、離婚後は逆に引っ越して家を出るまでは平和な日々でした。しかしながら義母の件はまた別です。最後まで離婚に同意はしてくれなかったので、(もう話し合いではなく)一方的に言いたいことを言われ続けました。それでももう離婚は成立

          【Episode0〜㉚】離婚は成立、もう明日に向かって進むしかない

          【Episode0〜㉙】納得してくれない義母、それでも離婚届けを出す

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 夫の両親に離婚する旨の報告をしたあと、義母との話し合いが続きました。何を言われても私には離婚する強い意思と覚悟があったので、話し合っているあいだも義母の言葉は心に届いていませんでした。今の私なら確かに当事者同士が決めることとはいえ、近しい人への配慮はできるようになっています。しかしながらこの頃の私は手前味噌ですが本当に頑張っていて、いっぱいいっぱい。自分だけが頼りで、心を貫かなければ持たなかったのです。もちろん娘と

          【Episode0〜㉙】納得してくれない義母、それでも離婚届けを出す

          【Episode0〜㉘】夫と義母に何を言われても響かない私、何故か義父は理解してくれた 

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 年明け早々に離婚したい旨を夫に言い出してから、毎日私の気持ちは変わらないことを伝え続けましたが、夫は聞き入れてくれませんでした。かと言ってアルバイトから帰ったあと、夜には娘をみてくれて私はジムに行くことは変わらずできていました。反対に言うと、生活を変えずに維持し続けて、離婚をなし崩しにしたいという思惑があったのかもしれません。いやいやそんな積極的な意思行動があった人とは思えません。大声を出したり手が出たりすることは

          【Episode0〜㉘】夫と義母に何を言われても響かない私、何故か義父は理解してくれた 

          【Episode0-㉗】 もう離婚しかないのに何故話し合う必要があるのか?

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 年末に二級建築士の二次試験に落ちて、この資格で就職したいと考えていたわたしは年明けもずっと絶望状態でした。そんなキツいメンタルでしたが、夫を含め家族3人で頑張っていくことへの限界を感じる出来事があり(前回Episode0-㉖)別れる決心がつきました。切り替えると早い私はすぐに行動に移さずにはいられませんでした。(現在も娘に“母は誰にも止められない”と言われています) 離婚するにあたって、決めること・行動すること・

          【Episode0-㉗】 もう離婚しかないのに何故話し合う必要があるのか?

          【Episode0-㉖】 離婚に至った真相 ! 決心させたのは、未来への保証ではなく辛い現実(後半)

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 二級建築士の二次試験に落ちてしまった年末、私は相当な落ち込みから抜け出せずにいました。落ち込みの根源は試験勉強を頑張ったのに不合格であったことではなく、国家資格を取れなかったため、この先の未来が真っ暗に思えていたからです。思えば結婚前に時間とお金とエネルギーをかけた行政書士の試験も、二次試験の論文で落ちてしまいました。 “あぁ私はどんなに頑張っても国家資格は手に入らないんだ” “何者にもはなれないんだ” そう思う

          【Episode0-㉖】 離婚に至った真相 ! 決心させたのは、未来への保証ではなく辛い現実(後半)

          【Episode0-㉕】 離婚を決心させたのは、未来への保証ではなく辛い現実(前半)

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 二級建築士試験はまず1次試験として学科が「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」の4科目あります。インテリアコーディネーター試験と重なる科目は取り組みやすかったのですが、問題は「建築構造」で物理の計算を解く必要がありました。高校時代、理数系は赤点ギリギリだった私にとって大きな壁だと頭をかかえました。しかしながらそんな心配は杞憂に過ぎず、(建築士の)学校で1から学べたことでむしろ得点源となる科目になりました。

          【Episode0-㉕】 離婚を決心させたのは、未来への保証ではなく辛い現実(前半)

          【Episode0-㉔】 決心のつかない私、辛い現実が後押しをする

          50代で幸せな再婚をするまでの シングルマザーのストーリー 二級建築士の勉強が始まり娘も2歳の誕生日を迎えました。歌詞を一言一句間違えずに歌えるのに、まだ言葉が殆ど出てきません。2歳児検診では専門の方に診てもらうことになり保健所へ。結果的には様子見になったのですが幼稚園選びは“人数が少くて子供全員に目が届くような所がいい”とアドバイスをいただきました。 夫の通信制の勉強は課題の提出以外に、病院や施設での実習が定期的にありました。これはさすがに私が変わりに行くわけにはいかな

          【Episode0-㉔】 決心のつかない私、辛い現実が後押しをする

          【Episode0-㉓】懲りない私は次の資格取得を目指す

          50代で幸せな結婚をするまでの シングルマザーのストーリー 牛乳配達・在宅の仕事・家事育児・ジム・資格試験勉強と寝る暇もなかった2002年。年が明け資格試験勉強は終わっていました。この年娘は2月に2歳になります。親子で水曜、公民館に集まる有志の会には通い続けていました。娘はこの時期にも殆ど言葉が出ず、そのことは心配ではありましたが、性格的には物怖じせず輪の中に入っていけていたので楽しく過ごせていました。会のお母さん達は私の現況も理解してくれていて、水曜は牛乳配達の後のため「

          【Episode0-㉓】懲りない私は次の資格取得を目指す