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書けない悩みに。生成AI時代だからこそ自分らしく書く「フリーライティング」

生成AIが全盛のこの時代。文章は生成AIお手の物。
今後はどんどんそうなっていくだろう。
だけど、急にnoteを書き始めたら、書くのに悩み続けている。
色々調べると書けない。色々考えると書けない。
生成AIに投げると、それなりに返ってくるが納得できずに書けなくなった。

ライティングの本や記事をいくつか読んだ。PREP法だなんだと、売れる文章、読者を引き付ける文章の型。最終形だ。
最終形は分かったが、最終形に行くまでの書き方が分からない。何を書くか、ネタ集めなのかもしれない。


この文章は、最終形を意識せず書き始めている。最後に、最終形のような形に並び替えるかもしれないし、そのまま散文型かもしれない。

ネタ集め。というか、読んだ本や出来事、大事なことが頭の中を通り過ぎないようにするのに使えると思ったのが、「メモの魔力」

メモの魔力を一言でいうと。抽象化力。
「FACT→抽象化→転用」のフォーマットでメモを取る。事象を抽象化してさらに自分事にする。

最終形はいろいろあるのが分かって、それが効果的なのも分かった。
ただ、もっともっと最初に、手が動かないんだ。
色々下書きしては止まってしまう。そんな下書きばかりをためながら、どうにか文章にしていくために役に立った本が「ライティングの哲学ー書けない悩みのための執筆論ー

フリーライティングのススメ


この中で一番影響を受けたのが、レヴィ・ストロース的執筆術。作家の皆さんが自分なりのレヴィ・ストロース的手法を苦し紛れに編み出している。

レヴィ・ストロースは私が、20代に影響を受けた文化人類学、構造主義の偉人なので、ヒャー!文章論まで書いていたとはすごい!びっくり。
自由連想的に、20代に読んだ哲学や人類学の本を思い出しそうになるのを引き戻す。

・断念1 ノンストップライティング:構成やプランをあきらめる
- 文章を書くには、正反対の方法が二つある。
- 一つは書くべきこと(NTW:need to write)を先に決めるアプローチ。
- もう一つは、とにかく書けること(ATW:able to write)からどんどん書いていき、構成や調整は後で考えるやり方である。

・「事実、問題は不出来な文章をきちんと書き直すことではなく、あらゆる種類の抑制が事物の流れを遮らなかったら、最初から自分が言っていたはずのことを見つけることなのです」

・立ち止まることなく、欠落も重複も厭わず書き続けること、読み手に伝わるようにとか、分かりやすくとか、印象深くとか、そんなことをすべてあきらめ、ただ自分が書こうとしているものが一体何なのか、それを知るためにだけ書き続けること

ライティングの哲学ー書けない悩みのための執筆論ー

・書かないで書く
・構えないで書く
・感情から書く
・物まねで書く
・自由連想で書く(変性意識状態?)
・具体的な体験から書く
・買い物リストレベルで書く
・酔っぱらって書く(※要注意)

これって、ゲシュタルト療法でいうと、チェックインだなあと。

チェックインのように書く

チェックインも、用意したことを頭で整理して話すというよりは。
今ここの場にいるために表現する。口に出してみる。
そこから何が出てくるのか、展開を任せる。
支離滅裂でも、意味不明でもいいところ。

チェックインのように書く。
これが今の私の書き始めの方法としてあってるなあと。

今回、書くことを改めて考えて、生成AIじゃなくて、一回自分でまじめに書いてみたいと、書くことに向き合ってみたいと思うようになった。
生成AIを使えば今なら簡単に書けるだろうと甘く見ていた。向き合わずに軽くうわべだけでやろうとしていた、、、
ゲシュタルト療法の真逆じゃないか。挨拶や役割の層で文章を書こうとしていた。自分にも読者にもコンタクトしていない!

それは、自分の夢を踏みにじる行為だ。
マンガ家や小説家になる夢。それは、小さい頃に勝手にあきらめていた夢かもしれない。

書くことも、自分を知ることのひとつだ。
自分を表現する一つだ。書くことでも自分らしさを発見する。
拙い、書けない、変てこりんな、支離滅裂な、それでも感情や思いがこもった自分を。

今回は、このまま構成せずに出してしまおう。
書けない悩みのご参考になれば幸いです。

実存的執筆、ゲシュタルト的執筆。
それはセラピー的でもあると、ライティングの哲学を読んで実感しました。これについてはまた改めて筆が乗れば書いてみます(苦笑)。

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