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産後うつを発症するまでの過程

わたし『産後うつ』でした。
妊娠中は今までに味わったことのない幸福感に包まれました。
多分ホルモンのせいだとは思いますがとにかく幸せでした。
赤ちゃんが生まれてからも順風満帆に過ごせると疑いませんでした。
ほぼ予定日通りに出産できました。
選んだ産院は当時住んでいたマンションから近い(徒歩3分)という理由だけで選びました。

そして出産半日後から乳を3時間おきに授乳室で赤ちゃんにあげました。必ず決まった時間に1日8回。産院が母乳推しの方針でルールでした。
夜中も3時間毎に起きて皆で授乳室に集まりました。
初めての出産でこれが当たり前だと思っていました。
でも他の産院で出産したママさんから夜中は看護師さんに預けて自分は寝ていたという話を聞いて自分の病院選びのリサーチの甘さに今思えば反省です。
母乳が沢山でている他のママさんを横目に私はほとんど出ませんでした。

入院中はかわいい我が子と同室添い寝で、それはそれは宝物のように扱っていました。寝不足でも気にもなりませんでした。

退院当日の朝、なんだか動悸が始まりました。
『こんな小さい子を育てられるのか』と重圧に押しつぶされそうでした。
毎朝測定するバイタルでその日の血圧が上が200近い数値でした。下も100は超えていました。
いつもは平準値だから看護師さんもビックリしてました。
早めに循環器内科を受診した方がいいとアドバイスしてくれました。

めでたく退院をし同県内の実家に向かいました。初孫を待ち焦がれていた両親の嬉しそうな顔をみて『ああ、親孝行がやっとできた』と思いました。

つづく



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