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漫画「無敵の人」感想(完結作品を語る! #391)

「無敵の人」(甲斐谷忍)
連載期間 2016年(週刊少年マガジン→マガポケ)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「無敵の人」は、「ライアーゲーム」の作者による麻雀マンガ。
全4巻。数話だけマガポケというアプリで、それ以降はネカフェで読みました!

「ライアーゲーム」の甲斐谷先生の作品ということで読んでみました。
小学生の時から麻雀をやっていて麻雀が好きだからという理由もあります。

今作は、プロの監修も入っている脇が固められた作品です!
でも、
カッチリだけでなく緩さもあり、単行本収録の笑える4コマもイイ感じです!

さて、
主人公は麻雀大好き19歳のフリーター順平で、その相方的存在の瑞樹が無敵の人。
ちなみに、
論破王と呼ばれるひろゆきさん言うところの無敵の人、ではないです。

オンライン麻雀ゲーム雀仙で無敵を誇るもののそれがインチキだと思われているので、その疑惑を払拭する為に、そして事故でほぼ感情を失った瑞樹を人間らしい状態に戻す為、主人公は奮闘し瑞樹は麻雀で勝ち続けます!

瑞樹は超人的記憶力で対局する相手の過去の打ち筋とその局の捨て牌から癖を見抜いて、振り込むことなく勝つんです!
マンガ「カイジ」のようにイカサマに対しこちらも同じようにぶつかるのではなく、非常に理論的なバトルで面白いです!
カイジはカイジでいいんですけどね。差別化されているという事です。
あと、
重要な勝負での最後の上がり(勝ち方)が多くの麻雀マンガと違い、安い手というところもイイんですよ!

ただ、
主人公の魅力がちょっと伝わりづらそうな気はします…。

全体の流れとしては、
まず、通し(ズル)しまくりの実力そこそこの連中との対局

次に、麻雀ゲームで最高位を持つ「◯代目雀仙」達とのトーナメント戦。
トーナメントというのはマンガ的にとてもイイんですが、通称トーカンとの対決がメインです。
トーカンとは、(この作品ではそう呼ばれてないですが)完全に「メンタリスト」で、医大で研究をしている美形の秀才というキャラです。

そして最後は最強プロ雀士の鬼崎剣(きざきけん)との対局
現実にあるものの普通の人にはない能力を持っています。
その能力を推理しながらマンガを読むのも楽しいかも
しれません。

リアルな超人同士の麻雀勝負が面白く、そんな対局などを経て無感情だった瑞樹が人間的に・感情豊かになっていくところに心が動かされるんです。

ということで、
麻雀マンガが好きな人、「ライアーゲーム」がけっこう好きだった人、
完成度が高くサクッと読める作品と聞いて気になる人にもオススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

トーカンとの再戦が行われます。ここには主人公の順平も加わります。
読めばわかりますが、今までの流れがちゃんと機能していて流石なんですよねぇ。

そして、主人公は瑞樹を無敗という縛りから解放します。

最後。
感情を取り戻した瑞樹が麻雀を通しなんだかんだ仲良くなった連中と、桜の木の下で卓を囲んでいるカットで終わります!
まとまっていて、綺麗で良かったです!

めちゃくちゃ完成度が高い作品でした!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「無敵の人」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #無敵の人 #麻雀 #甲斐谷忍

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