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【バリ島】インドネシアの呪術本・怪談雑誌

今回バリ島に行く目的の1つは、呪術関連書籍を購入することであった。インドネシアのamazonみたいなサイトを利用して、下宿先まで届けてもらった。ちゃんと届くかどうか不安だったが、思った以上に早く届いて安堵した。3回に分けて20冊ぐらい購入した。amazonみたいにサンプルページがないので表紙買いするしかなかった。1つを除き全てインドネシア語の本である。

以下に紹介する書籍には「Leak」という文字が見られるものが多いが、これはバリ島の呪術師を指す。バリ人なら皆知っている。Leakは黒魔術・白魔術ともに使えるらしいが、黒魔術を使うことが多いのでLeak=黒魔術師のイメージになっているようだ。或るバリ人は「Leakは女性が多いよ。Leakになるためには修行と禁欲が必要だけど、一般的に男は誘惑に弱いからね」と言っていた。

LEAK=バリの魔術師。黒魔術の治療などが載っている。約200円
バリの魔法
これは通販ではなく、ウブドの博物館で買った。800円弱。これだけ日本語の本
サヌール村からの偉大な魔法使い。Udayana大学というバリの大学から出版されている
Leakの魔術の分析とその対処法
cetikはバリの代表的な黒魔術。飲食物に呪いをかけてターゲットに摂取させる。本書にはcetikの予防・治療が書かれている。約350円
オゴオゴの機能と役割。約250円
バリのLeakとオバケ
直接の証言と実話
バリからの黒魔術。とりあえずコレを一冊読む。約550円
モールで買った。マンガ風のインドネシアお化け本。800円ぐらい
子供向けのLeakの本。約200円
日本の「ムー」に相当するインドネシアの雑誌。現在は廃刊らしい。雑誌は全て100円ぐらい
★悪魔の束縛の知恵
★天使達に扱われる遺体
★オーラとカリスマを開く秘密
★三日目の晩の幽霊の囁き
★母により売春婦にさせられた
★浮気防止のお守り
★若さを保つ呪文
★Mahakam川のJin(精霊)と愛し合う
同じく「ムー」的な雑誌。
★妻は夫に10人の少女を強姦させた
★妻を生贄に差し出す
★遠距離から他人をコントロールする
★幽霊を生かす媒体者らの話
★ヨガで重力に逆らう浮遊感
★結晶の涙のミステリー
★黒魔術を完成させるために処女を誘拐
★妊娠していないが突然出産
★サヌールのLeak
★夢で強姦され、そして妊娠
★Leakの学校
★ミステリアスな支援を好む美人の精霊
★病気の霊の治療者の裸の儀式
★悪いエネルギーを除くためにお香を焚く
★身体に他人の霊がいる
LEAKの文字だけで買ったけど、これは詩の本らしい
これも詩の本

バリのカレンダーも買いました。100円ぐらい。

満月(赤丸)、新月(黒丸)、儀式などの情報が詳細に記載されている。曜日欄には日本語も。
稲を植えるのに良い日、
家畜を飼うのに良い日、
魚の捕獲道具を作るのに良い日、
商売を始めるのに良い日、
お守りを作るのに良い日、
会合を開くのに良い日、
井戸を作るのに良い日
などが記載されている
KAJENG KLIWONは霊力が高まる日で、呪術的にも重要な日である。15日に1回巡ってくる。ちなみにPasahの日は一般に呪医師(呪いを治療する人)がお休みする日らしい
本ではないが、ロンタルという植物の葉も1本買った。60円ぐらい。昔はこれに呪術の内容などをナイフを使ってバリ文字で記していたらしい。穴に紐を通して冊子のようにする
ロンタルに付属していたバリ文字表。数字の4が3みたい

これだけ買えばしばらくバリに行かなくても文献だけで楽しめそうである。総額は送料含めても7000円未満だと思う。Tokopediaというサイトを利用して購入した。本以外にもいろいろ売ってる。現時点では日本に配送してもらうことはできないらしい。現地の人に買ってもらって送ってもらうしかない。ちなみに帰国時のスーツケースの重量は19kgで、帰国便規定の20kgを危うく超えそうだった。




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