まゆら︎︎

空想の世界に生きる夢見がちな魔物です、取り扱いは自己責任で!! 脳内に浮かんだ言の葉…

まゆら︎︎

空想の世界に生きる夢見がちな魔物です、取り扱いは自己責任で!! 脳内に浮かんだ言の葉をnoteに綴っております。 朗読フリーのハッシュタグがついている作品は朗読して頂いて構いません。その際には、#まゆらもしくは、#まゆら作品とハッシュタグをつけて頂けたら幸いです。

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    林檎飴関連

記事一覧

恋がしたくないわけじゃない 第3話 彼女のお気に入り

「麻希さん、翔馬君おかえりなさい」 爽やかな笑顔と優しい声で出迎えてくれたのは麻希の秘書的な立ち位置である沙奈だ。 「沙奈ちゃんただいま。 後からみんなでランチ…

まゆら︎︎
37分前

恋がしたくないわけじゃない 第2話 年下の男の子

「麻希さん、本当に申し訳ございません。 今日は、久しぶりの完全オフだったのに… 僕の失態で呼び出してしまって… 後は、事務所に帰ってチーフに報告するだけなので大…

4

恋がしたくないわけじゃない

「もしもし、麻希さん? どうしたの?何か予定が入った?」 「ごめんなさい。 約束の時間に間に合いそうもないから今日の予定キャンセルしてもらえないかな? 当日にこ…

4

彼女の手から零れる一筋の光が暗い夜を照らして 私たちの行き先を仄かに明るくしてくれるから その儚い光を辿りながら ゆっくりと歩いていく 光の示す その先に 何が待…

5

カルアミルクを飲みほして

エスプレッソトニックだって、あなたが好きだって言うから飲んでみただけなんだ。 最初は、美味しいなんて全く思わなかった。 そもそも僕は、あなたを好きになるまで珈琲…

4

未来へ

泣き虫の君の背中には… あの空を飛べる翼があるから 恐がらずに一緒に飛ぼうよ 君が心配する事なんて何もないんだから… いつだって側にいるから 迷わないで 焦らな…

3

おかえり

ここは 君のホームだから戻りたい時に戻っておいで 待ってるから みんな私の事忘れたんじゃない? なんて心配しなくても忘れられていないよ 素っ頓狂って言葉は君の為…

3

空は…

空は繋がってる 君と繋がってる そう思っただけで 笑ってしまう 何なんだろうね 君と同じ空の下で 今を生きてる その事実だけで 嬉しいみたいだよ

3

あなたのいる世界

優しく全てを包み込むようなあなたの温かい声に今日も癒される あなたからの励ましの言葉に今日も生かされる あなたの優しい微笑みに心が洗われる あなたがそこにいるだ…

2

この恋に終わりはあるの?

彼女を… 歩未さんの事を… 想っている時間は僕にとって何事にも得がたい、素晴らしい経験として胸に刻み込まれている。 例えこの恋が成就する事が無くても、僕は歩未さ…

10

sweet candy

甘い甘い恋の夢をずっと見ていたい いつだって初めて恋する少女のように 慕う相手の事だけ考えて右往左往しながら生きてたい   甘く甘く愛を囁いて欲しいのに 現実は酷…

5

rainyday

憂鬱な雨の日も隣に君がいてくれたら 幸せな時間になるはず… 私が描く物語の中では 君がヒーローで、私はヒロインだから どんな物語になるのかはふたりだけの秘密だか…

まゆら︎︎
10日前
4

あなただけの花

愛し君は花から花へ 自由に飛び回る浮気な蝶々 今度はいつ会えるの? ため息つきながらひとりあなたを想う 私はちっぽけな花 移り気なあなたの目に止まるように 精一…

まゆら︎︎
12日前
5

ひかる星々

きらきらひかる星を見つけたいって君は云う きらきらひかる星になりたいって君は云う 君は自分がきらきらひかっている事に全然気づいていなくて ずっときらきらしている…

まゆら︎︎
12日前
2

ありがとう

あなたと出逢って、あなたに恋して私変わったの 理由なく泣いてしまってた夜はもう終わり 頑張り過ぎておかしくなる事もなくなったんだよ 遠くにいて今は会えないあなた…

まゆら︎︎
13日前
8

五月雨に濡れて

雨上がりの空見上げ 息を吸い込む 隣にいない君を愛しく想う 君のいない季節がまた巡り 戸惑うばかりの僕に雨が降り注ぐ 優しい雨に濡れて  ぼんやりと空を眺めてい…

まゆら︎︎
2週間前
7
恋がしたくないわけじゃない 第3話 彼女のお気に入り

恋がしたくないわけじゃない 第3話 彼女のお気に入り

「麻希さん、翔馬君おかえりなさい」

爽やかな笑顔と優しい声で出迎えてくれたのは麻希の秘書的な立ち位置である沙奈だ。

「沙奈ちゃんただいま。

後からみんなでランチに出かけるわよ。

翔馬君が初仕事決まったからお祝いよ!

場所は、翔馬君から聞いてね。

12時45分位に出るから準備しておくようにみんなに伝えておいてくれる?

私は、それまで部屋にこもるから珈琲お願いね」

麻希は、急ぎの仕

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恋がしたくないわけじゃない  第2話 年下の男の子

恋がしたくないわけじゃない 第2話 年下の男の子

「麻希さん、本当に申し訳ございません。

今日は、久しぶりの完全オフだったのに…

僕の失態で呼び出してしまって…

後は、事務所に帰ってチーフに報告するだけなので大丈夫です。

チーフにはどやされるでしょうけど…」

「翔馬君…

私も事務所に用事があるのよ。

さぁ、乗って!

午前中にこの案件を終わらせてみんなでランチに行くわよ!

あなたが悪かった訳じゃないの。

あの社長は、私に謝らせた

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恋がしたくないわけじゃない

恋がしたくないわけじゃない

「もしもし、麻希さん?

どうしたの?何か予定が入った?」

「ごめんなさい。

約束の時間に間に合いそうもないから今日の予定キャンセルしてもらえないかな?

当日にこんな事言って本当にごめんなさい。

仕事でトラブルがあって今からクライアントの所へ謝りに行く事になってしまったの。

今度会う時に好きなお酒奢るから…

本当にごめんなさい。

じゃあ、私行くから…またね」

今月に入ってデートのキ

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…

彼女の手から零れる一筋の光が暗い夜を照らして

私たちの行き先を仄かに明るくしてくれるから

その儚い光を辿りながら ゆっくりと歩いていく

光の示す その先に

何が待っているのかは誰にもわからないけれど…

ただ ただ 光の射し示す方へ

ゆっくりと歩いていく

彼女の手から零れる光をたよりにして

カルアミルクを飲みほして

カルアミルクを飲みほして

エスプレッソトニックだって、あなたが好きだって言うから飲んでみただけなんだ。

最初は、美味しいなんて全く思わなかった。

そもそも僕は、あなたを好きになるまで珈琲も苦手で飲めなかったんだから…

知らなかったでしょ。

年上のあなたに子供だって思われないように、いつだって背伸びしてたんだよ。

少しでも、大人っぽくなりたいと苦くて不味いだけと思ってた珈琲に挑戦したり…

本当は甘いお酒しか好きじ

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未来へ

未来へ

泣き虫の君の背中には…

あの空を飛べる翼があるから

恐がらずに一緒に飛ぼうよ

君が心配する事なんて何もないんだから…

いつだって側にいるから

迷わないで

焦らないで

君の不安は全て僕が消すから

君は前だけ見ていて

僕たちの輝かしい明日に向かって走って行こう

君が転んだら僕が必ず助けるから…

心配しないでいいよ

君の瞳が曇らないように

僕がいるんだから…

おかえり

おかえり

ここは 君のホームだから戻りたい時に戻っておいで 待ってるから

みんな私の事忘れたんじゃない?

なんて心配しなくても忘れられていないよ

素っ頓狂って言葉は君の為にあるのかなって位に、常にすっとぼけでかっ飛ばしてるからね、君って人は…

忘れたくても忘れられないタイプでしょ、君は…

君が思っているよりもずっと…

みんな君の事を気にしているし 心配しているんだよ

難しい事なんて考えなくて

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空は…

空は…

空は繋がってる

君と繋がってる

そう思っただけで

笑ってしまう

何なんだろうね

君と同じ空の下で

今を生きてる

その事実だけで

嬉しいみたいだよ

あなたのいる世界

あなたのいる世界

優しく全てを包み込むようなあなたの温かい声に今日も癒される

あなたからの励ましの言葉に今日も生かされる

あなたの優しい微笑みに心が洗われる

あなたがそこにいるだけで私の世界は希望と喜びに満ちていく

あなたが存在する世界は温かく優しく、光に満ち溢れた場所

あなたから溢れ出す眩い光を身体全体で受けとめて今日も癒される

あなたがいる世界が私の居場所

あなたの存在はこの世界の全て

この恋に終わりはあるの?

この恋に終わりはあるの?

彼女を…

歩未さんの事を…

想っている時間は僕にとって何事にも得がたい、素晴らしい経験として胸に刻み込まれている。

例えこの恋が成就する事が無くても、僕は歩未さんの事を好きな気持ちを失いたくない。

そんな僕の熱い気持ちを望に語っていたところ…

「祥…

まだ姉ちゃんの事を諦めてないの?

本当に…

祥って気が長いというか…

押しが弱いというか…」と呆れられた。

「僕は、そんなに気が

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sweet candy

sweet candy

甘い甘い恋の夢をずっと見ていたい

いつだって初めて恋する少女のように

慕う相手の事だけ考えて右往左往しながら生きてたい
 
甘く甘く愛を囁いて欲しいのに

現実は酷いよね

あんなに恋慕っていた人を理想化していた人をつまらないただの男にしてしまう

恋の魔法が溶けた後も苦くならないような

惰性で片目瞑りながら暮らさなくても大丈夫な

そんな愛情育んでいけたらいいのにね

rainyday

rainyday

憂鬱な雨の日も隣に君がいてくれたら

幸せな時間になるはず…

私が描く物語の中では

君がヒーローで、私はヒロインだから

どんな物語になるのかはふたりだけの秘密だからね?

ふたりでこれから青春を取り戻しに行こうよ

「何処行くか、歩きながら決めよう」って言いながら、傘をさしてくれる君を見つめて…

「私…相合い傘するの初めてっ」て呟いたら、

「俺もだよ」って返してね?

ふたりが主役の物語

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あなただけの花

あなただけの花

愛し君は花から花へ

自由に飛び回る浮気な蝶々

今度はいつ会えるの?

ため息つきながらひとりあなたを想う

私はちっぽけな花

移り気なあなたの目に止まるように

精一杯 美しく咲いた私に

早く気づいて

気づいてくれないと私枯れちゃうからね?

あなたが気づいてくれたなら

私は誰よりも美しく咲いて

あなただけの花になりたいのだ

ひかる星々

ひかる星々

きらきらひかる星を見つけたいって君は云う

きらきらひかる星になりたいって君は云う

君は自分がきらきらひかっている事に全然気づいていなくて

ずっときらきらしているモノや人に憧れていたよね

君の笑顔はいつもきらきらしていて

君の姿にみんな憧れていたんだよ

星明かり煌めく空の下

君は…

ひときわ輝く星になって

夜空を彩っている

ありがとう

ありがとう

あなたと出逢って、あなたに恋して私変わったの

理由なく泣いてしまってた夜はもう終わり

頑張り過ぎておかしくなる事もなくなったんだよ

遠くにいて今は会えないあなただけど

ウサギみたいに淋しがりな私をいつも見守っていてね 大好きだよ

五月雨に濡れて

五月雨に濡れて

雨上がりの空見上げ 息を吸い込む

隣にいない君を愛しく想う

君のいない季節がまた巡り

戸惑うばかりの僕に雨が降り注ぐ

優しい雨に濡れて 

ぼんやりと空を眺めている

いつも通りの灰色の空を

曇り時々雨の予報通り

降って止んでを繰り返す空は

泣いたり笑ったり忙しい君に似ていて

何だか嫌いになれないでいる