まゆら︎︎

空想の世界に生きる夢見がちな魔物です、取り扱いは自己責任で!! 脳内に浮かんだ言の葉…

まゆら︎︎

空想の世界に生きる夢見がちな魔物です、取り扱いは自己責任で!! 脳内に浮かんだ言の葉をnoteに綴っております。 朗読フリーのハッシュタグがついている作品は朗読して頂いて構いません。その際には、#まゆらもしくは、#まゆら作品とハッシュタグをつけて頂けたら幸いです。

マガジン

  • 眠れない夜の処方箋

    眠れない夜にたどり着いた癒される場所について。

  • 桜庵へようこそ

    私のオリジナル小説である桜庵へようこそ及び、桜庵のスピンオフ作品など

  • 好きな曲を題材に書いたお話

    いいなぁと思う曲を聴いて浮かんだアレコレを形にしたもの。

  • お酒にまつわるお話

    お話の中にお酒が出てくるもの等など。

  • 連載小説 林檎飴

    林檎飴関連

最近の記事

音の間にまに…

途切れない音の渦に巻かれていく 嗚呼 今宵も貴女の音は素晴らし過ぎて 眩暈がするよ 心の奥底にある濁った感情を剥き出しにしてしまうんだから 怖くなる でも聴き続けたくなる その音が何処へ向かって行くのかを 嗚呼 貴女はピアノに夢中で ただそれだけでみんなの胸を熱くさせるのだ今宵も‥ 煌めく音の渦に飲み込まれてしまったら きっと心地好いのだろう

    • キャッチボールにならなくても

      とりあえず僕は好きなようにボールを投げる それが僕がここにいるよって証だから 君から投げ返してくれるかわからないけど 常に僕はボールを投げる そのうち何か返ってくるかな こないかなと 少しだけ期待して 今日も僕は一人ボールを投げている

      • 追いかけたい背中

        彼はずっと憧れのヒトだった。 何をしても、何処にいても… ひときわ目立つ彼の存在感に常に圧倒される。 神様は不公平なんじゃないか?と言いたくなる位に、見た目も中身も完璧なヒト。 彼の事をそんな風に思っていたんだ。 あの日まで… ダンスのグループレッスン後の個人練習も終わり、着替えて帰ろうとしていた俺はレッスン室の明かりがついているのに気づいて電気を消そうと室内を確認すると… 部屋の隅で膝を抱え泣いている彼の姿を見つけた。 何故?泣いているんだろう? 今日も彼

        • 君に出逢うまでの物語 第2話 社畜ライフ

          今日も朝から新人を集めて説教タイムが始まる。 常に周りが自分の思い通りに動かないと怒りを爆発させる上司にみんなうんざりしている。 さっきから槍玉に上げられている女性はあまりのショックから過呼吸を起こし、医務室へ運ばれた。 その後、苛立ちからかドンドン話が大筋からそれて重箱の隅をつつくような小言が始まる。 俺にも少しずつ限界が近づいている。 ようやく説教から解放され、安堵した俺を待っていたのは先輩から押し付けられた仕事の山だ。 これを片付けないと帰れないなんてありえ

        音の間にまに…

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        • 眠れない夜の処方箋
          13本
        • 桜庵へようこそ
          5本
        • 好きな曲を題材に書いたお話
          17本
        • お酒にまつわるお話
          9本
        • 連載小説 林檎飴
          5本
        • 森かふぇ ねこぐも
          3本

        記事

          君に出逢うまでの物語 第1話 綺麗になりたい

          良かった! 今日は少し痩せてる! これで学校に行ける! 花音は体重計の数字を確認してニッコリした。 早く用意しないと間に合わないかも‥ 慌てながらも、いつも通りのやり方で素早く顔を作っていく。 すっぴんで外に出かけるなんて無理だから‥ 花音はちょっとコンビニへ行くにも完璧にメイクしなくてはならないのだ。 「花音!ご飯食べないの?」 母が呼んでいるけど今は無視だ。 返事する暇も惜しいのだ。 睫毛を少しでも長く見せる為に必死にマスカラを塗っているのだから!

          君に出逢うまでの物語 第1話 綺麗になりたい

          いつもの笑顔で…

          出逢った頃からずっと君は変わらない 常に前向きで真っ直ぐ、いつもとびきりの笑顔を見せてくれる 僕らが歩く道を照らしてくれる太陽みたいな存在 我武者羅に、何処までも走って行こうとする君に着いていくのが精一杯だったあの頃 後ろを着いていく僕らを時々振り向いて確認してくれていたね グループの方向性について意見が違った時も 思い悩んで前が向けなくなった時も 仲間が違う道に進むと決めた時も 君はいつもそばにいて、はげましてくれた 時にはお互い厳しい言葉を言う事もあるし

          いつもの笑顔で…

          捕食者の憂鬱

          ドSな俺に懐いてきたお前は可愛い草食動物 無邪気に跳ね回っているところをパクッといくべきか ゆっくりと時間をかけて射止めるべきか 珍しく悩んでいる俺がいる 出来る事ならその可愛らしい笑顔をこっちに向けて欲しいのだが… 強引なやり方でお前を手に入れる事を躊躇している俺がいる 俺に純情を思い出させるなんて… お前は中々俺を惑わせるヤツらしい…

          捕食者の憂鬱

          いつもそばにいて、笑って

          僕たちの毎日は泣いたり、笑ったり忙しい。   さっきまではしゃいでた君なのに、今は憂い顔だね。 何を悩んでるの? 生真面目な君だから、僕が考えつかないような事で悩んでるのかな? ひとりで悩まないで… 僕にも君の悩みをわけてよ? 悩み事に君を盗られている気分になるから… 君を悩ませるモノは全て… 僕が潰してしまうからね。 君は泣かないで? 君を泣かすのは僕だけの特権にしておいてよね。

          いつもそばにいて、笑って

          恋わずらい

          昨日まで何とも思っていなかったのに… 何故か、お前が気になって仕方ない。 女どもに囲まれてヘラヘラしているのを見ただけで… 苛立ちが止まらないんだ。 昨日、部活の帰りにお前が先輩に抱きしめられているのを見た時はビックリしただけのはずだったのに… どうやら、俺はお前を恋愛の対象だと思っているみたいだ… 今の俺のこの感情は、多分嫉妬ってヤツだよな? 幼馴染みの男を好きになって嫉妬って… 俺…これからどうしたらいいんだろ? 相談出来るヤツがいない… 女好きなだけ

          恋わずらい

          煽るのが好きなヤツ

          俺の気持ちを知りながら、わざと目の前でアイツに絡むお前が可愛くて仕方ないよ 俺が他のヤツと一緒にいるとヤキモチ焼いて間に入ってくるクセに… お互いに素直じゃないから気持ちも態度もスレ違ってしまう俺たちバカみたいだな せっかく一緒にいられる時間があるんだから… 素直になってみるのはどうだろう 明日は俺から話しかけるから… 絶対無視すんなよ? 俺が好きなのはお前だけだから… わかってるんだろ?

          煽るのが好きなヤツ

          君はスーパースター

          君を好きな気持ち止められなくなるから そんな顔してこっち見ないで いつも自信たっぷりに笑う君の隣でドキドキしながら立ち尽くす僕の想いは今日も君には伝わらない… 大丈夫だから! 怖がらないで! 早くこっちにおいでよ? 戸惑う僕を手招きする君はいつだって僕のスターだ。 君と比べたら… 僕は…星屑にもなれていないただの石ころなんだ。 早く… 輝いている君の隣へ行く為に… 僕は今日も踊り続けている。 君の待つ、僕たちのステージに上がる為に…

          君はスーパースター

          眠れない夜の処方箋 優しい夜の訪れ

          ムーディーなギター演奏を聴きながら静かにお酒を嗜む コメントも、スタンプも流れないライブ 枠主がゆるりと奏でるギターの音色を個々が静かに楽しむスタイルみたいだ 日本のポップスからシャンソンまで演奏する曲も幅広く 次はどんな曲が始まるか予想がつかないのも楽しい 何処か物哀しいギターの音色に聴き惚れているうちに 疲れ切っていた心が浄化されていくようでお酒は止めてハーブティーに切り替える事にした 出来る事なら このままずっと 耳馴染みのよい 美しい音色を 聴い

          眠れない夜の処方箋 優しい夜の訪れ

          眠れない夜の処方箋 朝と夜は別の顔!?

          雑談枠界隈の朝の顔だった彼が週末だけ夜枠に進出しているらしい。 しばらく、ライブ配信から遠ざかっていた私にもその話は伝わってきた。 彼は平日の朝○○時に定期配信している事もあり、彼のライヴに顔を出すと誰かしら知り合いがいて安心するのだ。 ライヴは常に穏やかな空気が流れているし、彼は人との距離の取り方が絶妙なので居心地が良いのだ。 有名であろうが、無名であろうが単なるリスナーとして平等に接してくれる。 ただ…綺麗な女性や可愛い女性はついつい推しちゃうという男の性を全面

          眠れない夜の処方箋 朝と夜は別の顔!?

          眠れない夜の処方箋 愛しの女神たちへ

          声を聴くだけで、沢山の刺激をくれる女神達 貴女達との出逢いで私は変わる事が出来た ずっと篭っていた繭から飛び出し、羽化して羽ばたく羽根を手に入れた まだ、自由に飛び回る事は難しいけれど 私は言語表現という手段を駆使し、貴女達の素晴らしさを世の人に伝えていきたいのだ もっと自由に 楽しく… 貴女達の輝く姿を 貴女達に纏わる物語を溢れ出す言葉で紡いでいきたいのだ 愛すべき女神達よ これからも どうか輝き続けて 私の創造力を掻き立てて欲しい 貴女達の声に今

          眠れない夜の処方箋 愛しの女神たちへ

          眠れない夜の処方箋 聴き専門もしくは…潜り専

          大好きな曲のイントロに誘き出されてしまい、うっかり挨拶コメントを入れてしまう もうちょっと潜っていたかったなぁ 少し掠れた彼の歌声は夜空に馴染んでお酒にも合うから 初めて彼の配信にお邪魔したなんて忘れていつも通りにコメントしている自分がいた トークに戻ると程好いハスキーボイスが耳に優しいから、ついつい最後まで聴いてしまった あっ… 初見ですってコメントし忘れた… フェスには行った事あるけど普通にコメントするの初めてやったような気がする そんな事も忘れる位に、親

          眠れない夜の処方箋 聴き専門もしくは…潜り専

          眠れない夜の処方箋 飯テロライバー

          ふわふわしたわたあめボイスで音声配信の海を泳いでる君 美味しい食べ物を求めて今日は何処まで泳ぐのかな? みんなに教えてもらったレシピにワクワクしながら料理配信していたら時間を忘れちゃったみたいで美容院の予約に間に合わなかったってションボリしている君 みんなで見守ってあげないとダメみたい いつもマイペースでほんわかしていて 声を聴いてたら寝落ちしちゃいそうになるし… 美味しいご飯を作って常に飯テロしてくるから ついついライヴに来ちゃうんだよね 今夜は何を作るのかな

          眠れない夜の処方箋 飯テロライバー