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戦艦探偵・金剛~シルバー事件23区~#*%1 あとがき

戦艦探偵・金剛~シルバー事件23区~の前書きである第一章をpixivに投稿したのは2018年の五月だから、もう五年前になるのか。
原作であるプレイステーション用ソフト、シルバー事件が続々編であるシルバー事件25区ともどもリメイクされるので書いてみたのだ。原作のシルバー事件の発生は1979年の冬だから、もう44年近く前の事件になってしまった。
今でこそゲームのダウンロード販売は当たり前の話なのだが、俺がシルバー事件の存在を知った2007年当時は、シルバー事件は既に絶版となり、ヤフオクで高値で取引される伝説のゲームソフトと化していた。
仕方がなく俺はニコニコ動画でプレイ動画を視聴していたのである。

シルバー事件は妙なゲームで、真面目に事件を追跡している話の方が少ない。ミステリ要素もない。あるのは2000年代特有の空気感とノスタルジアだ。創作物における名作には2種類あって、一つはいつ、どの時代でも通じる普遍的な作品。もう一つは一つの時代をタイムカプセルのように閉じ込めたような作品だ。シルバー事件は間違いなく後者に属する。2000年を生きた人間にしか感じられない独特の空気感がそこにはある。ニンテンドー64で初代スマブラをやり、ポケモンをゲームボーイでプレイし、ジョジョの奇妙な冒険第五部をリアルタイムで読んだ人間ならわかってくれるだろう。わかってくれよ………。

これからシルバー事件23区のことを書こうと思ったんだが、それより何か書かなきゃいけない大切なことがいっぱいある気がする。
例えばFF16が発売されたけど、世間のタイムラインからはさっさと忘れ去れた感があって、フロムソフトウェアのアーマード・コア6は注目され過ぎて古参のファンが戸惑っている。祇園精舎の鐘の声、とはよく言ったもんだ。
でもファイナルファンタジーだって昔はすごかったんだ。俺のお気に入りはFF8だ。みんな7がいいって言っているけど、俺は断然8がいい。スクエニは7関連のタイトルをガンガン連発してるけど、なんで8とかは出さないんだ? ファイナルファンタジーは7しかないのか? その辺りがモヤモヤするんだよな。
まぁ、スクエニのことはいい。勝手に疲れてくれ。

今日はずーっ、とAPEXやってた。生産的なことは一切やってない。料理は作った。最近、フランス料理に凝ってるんだ。でもAPEXに疲れてこうして記事を書いている。でもいい加減、小説を書かなきゃならない。ゲームに飽きてくると小説を書く。それが俺の生態だ。
それから米津玄師のKICKBACKを買ってずっと聞いている。チェンソーマンも米津玄師もずっと気になってたけど、きっと見たり聞いたりすると好きになってしまう。この気持ちわかるかな? たぶん、西尾維新のことも好きになりそうだから読まない。好きになるっているのは金がかかるんだ。そして俺が今、金が必要だ。理由は今度話すよ。

話題を戦艦探偵のお嬢ちゃんに戻そう。
とにかく戦艦探偵・金剛~シルバー事件23区~は第一フェーズ終わるまで二年近くかかった。理由は簡単で、三重構造の物語を書くのが普通に気が狂うほどきつかったから。トランスミッターで事件の表層をなぞり、プラシーボで考察を行い、ソーシャルゲームで謎を解明する構成が、単純に俺の手に負えなかった。いや、まぁ最後までやったけどさ。
たが最近、こいつの続編を書かなきゃならなくなった。俺はある条件を自分に課していて、その条件をつい最近、満たしてしまった。まぁ、一年くらい前の話なんだが。
で、今日までいろいろと準備をしたいたわけで………。
プロットも練ったが、納得いかないので書き直してる。いろいろとアイデアもある。
だから、ちょっと待ってな。
あんまり待たせねぇようにはするからよ。

ここまで書いてこの話を読んでる奴がどれくらいいるのか?
少なくとも一人いる。この俺だ。
俺はこのネットの片隅で、誰でも見れる記事の中で、ほとんど誰も見ない文章をこっそり書いている。
それ必要? ああ、絶対必要だ。
便所の落書きかもしれないが、便所の落書きに価値がないなんて誰が言った? 俺は昔、大学の個室トイレで『女は怖い』と落書きしたら後日『そうだよね』と誰かが返信していた。それを見ると腹の痛みもちっとはマシになったもんだ。


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