幸彦

宇宙兄弟に憧れるムッタならぬムック。ガチャピンの親友です。 ストレスやプレッシャーによ…

幸彦

宇宙兄弟に憧れるムッタならぬムック。ガチャピンの親友です。 ストレスやプレッシャーにより、身体が萎縮してしまう。 そんな経験をした子どもたちを、人間らしい心へ導く鍛え方と溶かし方、 そして、安心感を持ちながら何度でも挑戦できる社会づくりをしています。

最近の記事

329【教育は負けない。】

教育は負けない。 どんなに経済界の要望があろうとも、子どもたちの幸せのために何ができるか?現場の教師たちは、ずっと考え続けている。子どもたちと一緒に悩み考え、常に学び続けている。アクティブというのは、単に能動的になるということとは違う。 学び続ける 学び続ける人を育てる学修と考えている。 人が学ぶ意欲を持って学び続けるには、3つの要素が必要である。 ①自己決定感 ②有能感 ③他者受容感 (「岩手県立総合教育センター」桜井茂男より) あらゆる場面において、この3つの要

    • 328【講座づくり講座~主体的に学ぶ力を育むために~】

      よく学校現場で言われる自主性と主体性は似ているが明確に異なる意味を持つ。自主性は、やるべきことが決まっていて、それを自ら進んで取り組むこと。主体性は、何をやるかは自分で決めて、それを自ら進んで取り組むこと。これからの学校現場や大人のための講座は、自主性というより主体性が求められる。主体性から始まり、自主性を重んじる。トランプ氏がアメリカの大統領になり、世界が協力し多民族共生国家から自国優先へと揺り戻しが起こっているし、ミサイルを発射し続ける国もある。国内では、ぜったいに安全で

      • 327【詩は歌に恋をする】

        今日は谷川俊太郎さんのCDを紹介です。 詩は歌に恋をする -DiVa BEST (DiVa + 谷川俊太郎)  谷川俊太郎さんは、詩人です。まずひとつ、詩を紹介します。 「自己紹介」 私は背の低い禿頭の老人です もう半世紀以上のあいだ 名詞や動詞や助詞や形容詞や疑問符など 言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから どちらかと言うと無言を好みます 私は工具類が嫌いではありません また樹木が灌木も含めて大好きですが それらの名称を覚えるのは苦手です 私は過去の日付にあま

        • 326【新しいことに挑戦する】

          今日は絵本を紹介します。 「かべのむこうになにがある?」ブリッタ・テッケントラップ  大きな赤いかべがありました。いつからなのか、どうしてなのかだれもしりません。ねずみはかべのむこうが知りたくて鳥にたずねると・・・。  この絵本を子どもたちに読み聞かせしたとき、「はじめから壁なんてなかったんだね」と誰かが言っていました。何か新しいことに挑戦するとき、それが出来るかどうか、不安になることってありませんか。「なんとなく嫌だな」「知ってる友達がいない」「先生が怖そうだな」それ

        329【教育は負けない。】

          325【母の日に】

          2020年5月10日(日)は母の日。感謝の気持ちを込めて、こどもたちは赤いカーネーションを贈ったり、こどもたちなりの気持ちを込めた贈り物を母へ贈ったりしているように思います。新型コロナウィルス感染拡大防止のために、マスクを着用したり、外出自粛要請のため自宅で過ごしたりと、こどもたちも強いストレスを抱えながら生活を送っているのではないでしょうか。家では人と人の距離がどうしても近くなり、家族や兄弟姉妹間のトラブルも多くなりがちではないかと心配しています。こんな時だからこそ、人にや

          325【母の日に】

          324【アクティブ・ラーニングとは①】

          アクティブ・ラーニングとは? 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び

          324【アクティブ・ラーニングとは①】

          323【新しいことに挑戦する】

          今日は絵本を紹介します。 「かべのむこうになにがある?」ブリッタ・テッケントラップ  大きな赤いかべがありました。いつからなのか、どうしてなのかだれもしりません。ねずみはかべのむこうが知りたくて鳥にたずねると・・・。  この絵本を子どもたちに読み聞かせしたとき、「はじめから壁なんてなかったんだね」と誰かが言っていました。何か新しいことに挑戦するとき、それが出来るかどうか、不安になることってありませんか。「なんとなく嫌だな」「知ってる友達がいない」「先生が怖そうだな」それ

          323【新しいことに挑戦する】

          322【4月18日は発明の日】

           明治18年(1885年)4月18日に、初代特許庁長官を務めた高橋是清らが現在の特許法の前身である「専売特許条例」を公布し、日本の特許制度が始まりました。これを記念し、昭和29年(1954年)1月28日に、通商産業省(現在の経済産業省)は、特許制度をはじめとする産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的として、毎年4月18日を「発明の日」とすることを決定しました。 4月18日は、発明の日です。 「人類よ、宇宙人になれ」という立花隆の説明文があります。以前、小学校6年生の教

          322【4月18日は発明の日】

          321【金子みすゞ】

          3月10日は詩人金子みすゞさんお命日です。教科書に載っている「私と小鳥と鈴と」を書いた人です。小さい頃からあまり恵まれた環境とは言えず、26歳という若さで毒を飲み、亡くなってしまいます。いまで言うDV。離婚を願い出た時、娘さんがいて親権の交渉で夫と揉めたことが大きな理由と言われています。無念であったと思いますが、命をかけた訴えのおかげで、娘さんの親権はみすゞの母へ引き継がれることとなりました。  10代半ばから詩をつくりはじめ、512篇余りの作品を遺してきたみすゞ。今年、死

          321【金子みすゞ】

          320【ひとりぼっちのススメ】

          子どもが休み時間にひとりで遊んでいると、ちょっと心配になります。「友達からいじめられているのではないか?」「人とうまくやれないのではないか?」など心配してしまうのが大人でしょう。みんなが一緒に遊んでいる状態がいいように思ってしまいますが、実際に子どもたちに聞いてみるとそういうわけでもないようです。  「みんなで遊ぶと疲れる」「苦手な子がいて、いつも喧嘩になるから」「ひとりが好き」「絵をかきたい」「本を読みたい」など、ひとりひとりが人間関係や自分の意思を考えながら過ごしている

          320【ひとりぼっちのススメ】

          319【暦を楽しむ】

          2024年3月20日は春分の日。日本人は、二十四節気として、立春から大寒まで、季節を感じ、和歌を詠んできました。この風習を風化させてはもったいない。二十四節気とともに、それに関連した私の好きな和歌を紹介します。 立春(2/4頃)「袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ」紀貫之 雨水(2/19頃)「今行きて聞くものにもが明日香川春雨降りてたぎつ瀬の音を」作者未詳 啓蟄(3/6頃)「我が畳三重の河原の礒の裏にかくしもがもと鳴くかはづかも」伊保麻呂 春分(3/21

          319【暦を楽しむ】

          318【ホワイトデー】

          3月14日はホワイトデー。バレンタインデーにチョコレートをもらった男性がそのお返しとしてクッキーなどを女性に贈る日とされています。ホワイトデーの習慣は日本で生まれたもので、世界ではあまりないそうです。子どもたちの中には、2月14日のバレンタインデーのとき、「お返しは3倍返しなんだって」と茶化していましたが、女性がお返しとして希望する金額は、500円未満が多いそうです。同程度の金額でいいというのが本音らしいですが、お返しにがっかりしたと答える女性が多いのも、なんともかなしいです

          318【ホワイトデー】

          317【子どもの筋肉トレーニングは必要か?】

          子どもの中には、情報がネットで容易に手に入ることから、プロスポーツ選手が紹介している筋肉トレーニングをして体を作ろうとすることが多いようです。正しい練習法なら技能は向上しますし、体の成長にも良い影響はあると思いますが、間違った練習法の場合、ケガや子どもの成長を阻害する可能性もあります。  先日、子どもからこんな質問をされました。 「筋肉を付けると、身長が伸びないと聞きました。本当ですか?」 筋肉を付けると、骨を抑えつけるため、骨の成長を妨げるという理由でした。私も小学生

          317【子どもの筋肉トレーニングは必要か?】

          316【コロナウイルスには石けんや洗剤はなぜ有効なのか?】

          ウィルスに負けないように、手洗いとアルコール消毒が推奨されています。アルコール消毒については、手がカサカサになることもあり、子どもたちも大人も神経質なほどに行います。しかし、手洗い・うがいについては、さっさと済ませてしまっている方が多いようです。実際に、どのような効果があるのかを知ることで、意識も変わってきますし、正しい手洗いを行うことは、感染症の予防にもつながります。  まず、手洗いについて。洗うことでウィルスが流されているわけではありません。コロナウィルスも、インフルエ

          316【コロナウイルスには石けんや洗剤はなぜ有効なのか?】

          315【ことばの力はこころの力】

          冬休み明けから、谷川俊太郎さんの「こころ」の詩集を中心に、毎日ひとつの詩で、こどもたちが心を考えるきっかけにしたいと思っていましたが、中途半端になってしました。改めて、私が準備していた詩を読み返すと、谷川さんは繊細な心を持っているのだなと思います。「トロムソコラージュ」、和田誠さんとの絵本、どれもポツンって、響きます。心の詩を二つ紹介します。 「こころの色」(2005年) 私がなにを思ってきたか それがいまの私をつくっている あなたがなにを考えてきたか それがいまのあな

          315【ことばの力はこころの力】

          314【あやかし・ごまかし・まやかし】

          今日はコワい話を紹介します。私が勤めていた学校でのことです。 「22:40・・・」 久しぶりに仕事に没頭中。忘れてた・・・魔の時間帯・・・ 職員室には私が一人だけ。なのに廊下から足音が1分間くらい聞こえてきたんですけど、確認した方がいいですか?(笑)おっかないので、帰宅したいけれど、もう慣れっこなんですけどね。いつもこの時間に来るの。(笑) 気付いたのは、学級の時計が「22:40」で、止まったとき。はじめは電池切れだと思っていた。電池を交換したのに、次の日も「22:4

          314【あやかし・ごまかし・まやかし】