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「全国最中図鑑」52 よーじや謹製 手作り最中(京都府京都市)

京のあぶらとり紙で知られる「よーじや」の歴史は、1904年、舞台化粧道具の行商から三条に店を構えた「国枝商店」に始まる。
大正初期、世間で口腔衛生が注目され始めた頃、初代が歯ブラシの商いを始めた。その頃、歯ブラシは「楊枝(ようじ)」と呼ばれていたことから、人々に「楊枝屋さん」と親しまれるようになり、この愛称を店名に改めたという。
昭和40年、2代目が手描きした、手鏡に京の女性の顔が映っている絵をロゴマークとして採用し、よーじやの全国展開と共に、このおしゃれな「よーじやマーク」は広く日本中の女性に知られ、愛されるようになった。
よーじや謹製手作り最中は、この有名なロゴマークをそのままモナカにしたもので、皮とあんが個別包装になっていて常にできたてパリパリの香ばしい味が楽しめる。
モチーフのユニークさ、美味しさ、新鮮さ、さらに箱や包装のおしゃれさなど、ギフトとしても喜ばれること間違いなしの一品だ。

よーじや
京都市東山区祇園四条花見小路東北角


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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。


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