皆さんこんにちは!
モンテッソーリ・ファームの春の季節講習が終わりました。
2022年から定期的に行っている季節講習では、通常の小学校のお休み期間に小学校に近いようなスタイルでモンテッソーリ・ファームで数日間を過ごします。
そのために全国から小学生たちが集います。中には海外や、また遠方から飛行機で来て、東京に宿泊して参加してくださる方もいるほど。
毎回沢山の方にご参加いただいています。今回も無事に終了しましたので、子ども達の様子を少しお届けいたします!
モンテッソーリ教育の数の世界
今回は3月まで小学1年生~小学6年生だった子ども達が全国から集まりました。いつも来ている方も、はじめましての方も、みんなすぐに仲良くなります。
心の壁がない柔軟さと他人を受け入れるやさしさを、子ども達から感じました。
今回は「数のグレートストーリー」で数字の歴史を学びました。テーマは数でも、目的は算数の成績が上がることではありません。
例えば、
・数の観念が、古くから人間社会に存在することを子どもが意識すること
・数字には歴史があり、それぞれの文明によって異なることを探究すること
・数はテストのための嫌なものではなく、人間にとってなくてはならない、身近なものであることを感じてもらうこと
などです。
ストーリーで数の扉が開いた後は、それぞれが自分のやりたいことを選びます。
例えば、数の歴史の本をつくったり、楔形の粘土板を体験したり、ローマ数字を体験して長い巻紙したり、無量大数までのタイムラインであらわすなど、それぞれが「数」をテーマにした活動を行いました。
また、モンテッソーリ・ファームの食育アドバイザーの、かな先生とグレートストーリーに出てきた、メソポタミア文明「古代クッキング」をチームに分かれて行いました!クッキングには、計測したり、計算したりと数の要素がたくさん含まれます。
他にも「小数について」「黄金比」「数のタイムライン」などのお話を聞きました。数についてどのような繰り返し活動・研究活動をするかは一人ひとりが違います。「カレンダーづくり」「数の時計づくり」「クイズづくり」「戦国時代のすごろくづくり」をしたり、かけ算や平方根の数の教具に挑戦したり、やりたかった数ではない活動を楽しむ様子が見られました。
子どもたちは午前・午後と長い時間集中し、お掃除当番までしっかりとこなしました。モンテッソーリ教育は、活動時間だけでなく、常に「子どもが主体で自立して過ごす」ことで実現します。
短い時間でも、子ども達の持つ熱気やパワー、そんなことがたくさん見られた二日間でした!
次回は夏に行う予定です。お楽しみに!
参加した保護者の方の声(一部をご紹介)
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