パワフル!〇カ月から自分で選べる!?
とっても感動したので、現在受講しているAMI(国際モンテッソーリ協会)0-3歳のコースでの学びをシェアさせて下さい。
選択肢を持つ赤ちゃん
なんと、生後3、4カ月の子どもが、自分自身で自分の活動(おもちゃ)を選べるそうです。
生後、3、4カ月といえばとても成長が早い子が、寝返りを始めるような時期です。講義中に、あまりに驚いたので、聞き直してしまいました。
ただ、それには条件があって、慣れ親しんだおもちゃであること。
選択肢は3つ以上にしないことだそうです。
講義の中では、赤ちゃん用の低いベッド(マットレス)の近くに
バスケットがあり、その中に、赤ちゃんの慣れ親しんだおもちゃが3つほど置いてありました。
赤ちゃんは、そこから、遊びたいものを自分で選び、遊んでいたんです。
先生の講義で印象深かったのは、赤ちゃんの「自分で選べる」時の心理状態についてです。
選択できない時の気持ち
もし、大人が赤ちゃんの遊ぶおもちゃを手の届かないところに常に置き、遊ぶ時間になったら、大人がとってあげる。
この場合、赤ちゃんはどんな気持ちになるでしょうか。
「大人が選んだものを、自分は使う。大人が取ってくれるまで待たなくては活動できない。」
知らないうちに自分の無力さを感じると思います。
選択できる時の気持ち
それに比べて、自分で選べる環境がある赤ちゃんはどうでしょう。
「私が遊ぶものを選べる」「次は何を手でとってみようかな」
とてもワクワクすると思いませんか?
モンテッソーリ教育について
モンテッソーリ教育では、自分自身で選ぶことを大変重視しています。
みなさんは、モンテッソーリ教育や、モンテッソーリ園ってどんなところかをご存知ですか?
私は、世界各国、日本中と今では40園以上のモンテッソーリ園を見学に行ったことがあります。
ある園では、25人のクラスに2.5歳~6歳の子ども達が物音ひとつさせずに、自分の選んだ活動に取り組んでいました。
モンテッソーリ園が気になった方は、ぜひ私の書籍を読んでみて下さい。
私は、現在3-6歳のモンテッソーリ教育を取り入れたインターナショナルスクールで勤務をしていますが、ほぼ一斉保育はなく、各自が自分の選んだ活動を行います。
3-6歳の環境は熟知していましたが、まさか、3カ月目の赤ちゃんも環境さえ整えれば、活動を選ぶことができることに、とても驚きました。
「自分で選ぶことができる」
この環境を用意することは、
「自分は人生の主人公だ」と無意識に子どもに勇気や自己有用感を与えることになると思います。
人生は、選択の連続。
中学受験は、その中の一つの選択肢ですが、やはり親の意志ではなく、
子どもに選択してほしいと思いました。
今日も読んで下さり、ありがとうございました。
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