保育園のストライキにも驚かないフランス
前回、バカンス大国フランスで、保育士さんもしっかりバカンスを取れるしくみについて書きました。
今回は、ストライキ大国フランス!
フランスは、世界で1番ストライキが多い国。
エールフランスや、空港職員のストライキは日本でもよくニュースになっている。去年は、清掃職員のストライキでゴミがあふれかえっているパリの様子や、デモの暴動でゴミが燃やされている動画も拡散されてたので、いかにデモやらストが多いか分かると思う。日本では認められていない公務員だってストライキできるし、例年の公共交通機関SNCFだけではなく、そう、保育園も公立の学校も例外ではない!!
まるで保育園のイベントの連絡かのように、ストライキの1週間前に園長先生からメールが来る。文面はいつもほとんど同じ。
Oちゃんの保育園時代、半年くらい毎月保育士さんのストライキがあった時期もある。保育園からのメールを遡って調べてみたら、通っていた2年間でなんと14日間ストライキしていた。だいたい3週間という計算になる。
だけど、何日も連続で行われることはなく、1ヶ月のうち1日か2日だけ。ただそれが毎月となると、あーまたメール来たよー!と頭抱えるけど、もうこうなると笑っちゃうし、確かにイベントになってるよ。
全国の組合全体で行い、事前に通達され報道もされるから、仕事を休むことに関しては職場の理解はあり、ストなら仕方ないわねー、とあっさり承諾。こういうところよ!フランスという国らしさ。
そう、保育士さんたちも私と同じ労働者で、認められてる市民活動してるだけのこと。事前に教えてくれているので、フランスのママさんパパさんたち、誰も抗議する人もいない。陰で叩き合うこともしないで、受け入れ、それに対処するだけ。権利を認め合うというのはこういうことなのかな。
さてさて、日本の保育園でストライキが起こったらどうなるでしょう?保育士さんたちが今の現状の改善に立ち上がったって、誰も文句は言えないと思うのは私だけではないはず。
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