【迷ったら買い】Xiaomi 12T Pro レビュー【超優等生】
どうも、しばもんです。
ついったー @monsivamon
今回は国内投入を目前に控えており、現状Xiaomi端末として8+Gen1と大型センサーを搭載した唯一のグローバル向け端末ということで注目度の高いXiaomi 12T Pro グローバル版のレビューを行っていく。
スペック紹介
まず、個人的に注目すべきと思ったスペックについて解説を行う。
SoCについて
私の記事でも何度か紹介しているSnapdragon8Gen1の後継SoCであるSnapdragon8+Gen1を採用。
本SoCはハイエンド向けながら消費電力とパフォーマンスのバランスに優れている。
最近低クロック版の8+Gen1が登場したことが密かな話題になっているが、本端末はクロックダウンされていない真の8+Gen1が採用されている。
以下の画像はスマホを冷凍庫に入れてベンチマークを回した結果ではあるが、特に冷やしても冷やさなくてもベンチマークの結果に変化はない。
安定して100万点オーバーのスコアを叩き出すことができる。
高性能SoCだと発熱が心配にはなるが、冷却にも力が入っており、本機はベイパーチャンバーの面積がかなり大きいものとなっている。
海外レビューを見てみると高負荷のかかるゲームプレイ検証では同社のフラグシップであるXiaomi 12S Ultraを差し置いて世界一安定して高フレームレート出せるスマホだったらしい。
フラグシップでも普段遣いでほんのり熱かった8Gen1や888端末のことを考えると本機を含めた8+Gen1端末は久々に超優等生なハイエンド世代であると考えている。
ディスプレイについて
本端末はXiaomiがCrystalRes AMOLEDと称するAMOLED DotDisplayを採用している。
このディスプレイ何がすごいかというと1920HzのPWM調光を採用したディスプレイであることである。
簡単に言うとちらつきが少なく、目に優しいということである。
色味についてもDxOでも高く評価されており、上位モデルである12 Proや12S Ultra よりも高いスコアをマークしている。
ちなみにこのディスプレイ、タッチサンプリングレートが480Hzとフラグシップである12SUを上回る為、ゲーム性能がXiaomiスマホの中ではかなり高い部類に入る。
通信周りについて
本端末は物理SIMのDSDVでありながらeSIMにも対応する欲張り仕様となっている。
私自身はこの仕様の端末を見るのは初めてで驚いた。
実際のスクショは以下。
カメラについて
本端末最大の特徴と言えるカメラだが、世界最大画素の2億画素を誇るISOCELL HP1を搭載している。
HP1はセンサーサイズが1/1.22とかなり大型であることに加え、F値が1.69と低いため非常に明るい撮影を行うことが可能である。
普段は16 in 1で動作するため12MPで撮影が行われる。
さらに8Pレンズと今までフラグシップ以外に許されてこなかった贅沢な仕様となっており、DxOでも高い評価がなされている。
超広角とマクロは残念スペックなので本レビューではほぼ触れない。
スペック比較表
その他スペックについては下記表を参考ください
12T Proだけだとピンとこないかもしれないので競合端末や過去端末も表に入れました。
レビュー(カメラ以外)
デザイン
背面は上位モデル12 Proに酷似している。
背面両サイドがラウンドしており手に馴染むデザイン。
大型センサー搭載機の宿命でカメラの出っ張りが凄まじい。
ハーマンカードンいるヨ!
パンチホール一つの至って普通なデザイン。
フラットディスプレイなのでガラスフィルム派に嬉しい。
スピーカー
良い方だと思う。
これで不満の出る人はいないでしょう。
ハーマンカードンあるし。(雑)
Xperiaのスピーカーはチート。
カメラレビュー
スペック紹介でも述べているが、本機はメインカメラはフラグシップ級にすごいカメラである一方、超広角やマクロははっきり言っておまけみたいなもので全然綺麗に撮れないこともあり、私自身ほぼ使っていないのでメインカメラ中心に語る。
昼
かなり明るく撮影ができる。
色は濃いめで映える写真をバンバン撮影可能。
逆光
逆光でも色潰れしない
昼(ボケ多め)
大型センサー故に強力なボケを簡単に作ることができ、印象的な写真を撮影することができる。
紅葉も色潰れせずに捉える
メシウマ
デジタルズーム
12T Proはデジタルズームも非常に高品質である
今回はフラグシップの12SUと比較してみる。
まず、2倍。
12SUとくらべても遜色ないレベル。
次に5倍。
流石にここまで来ると厳しいがなんとか輪郭は失わない程度に保っているのが驚きである。
12SUは専用ペリスコープを搭載しているので流石と言った具合。
都市夜景
この価格帯としてはびっくりするくらいよく撮れる印象。
白飛びもしっかり抑えた撮影ができる。
暗いエリアが増えてフラグシップでないと厳しい環境でも難なく撮影可能。
以前レビューしたモトローラとかだとここまで暗くなると絶対撮れない。
レンズフレアはそれなりに出る
超広角は夜景では使い物にならない
200MPモードについて
本端末は最大2億画素撮影が可能である。
撮影できるシーンが明るい環境に限定される上、1枚あたりの容量がでかいので普段は使わずここぞとばかりに使うようにするといいでしょう。
動画
OISを搭載しているため強力な手ぶれ補正が効く。
夜の撮影もできなくはない。
総評
全体的に高水準なのにも関わらず、10万円未満で購入できるハイエンド端末として考える(※日本版の価格は現時点で不明)と非常にレベルの高い端末であり所謂優等生タイプのハイエンド端末であると感じた。
減点ポイントとしては無線充電に対応していないことと超広角とマクロカメラが残念カメラであることだが、それを差し引いたとしても超高性能SoCに発熱のコントロールの上手さ、フラグシップ級のカメラとどれをとっても非常にレベルが高く、99%の人は満足できる完成度であるのは間違いないでしょう。
日本版はFelicaにも対応してくるだろうと思われるので高性能なAndroid端末をお探しの人はメイン端末として検討してみてもいいかもしれません。
12/11 追記:国内向けで正式発表がありました。
そこで、11T Proとくらべて進化度合いや価格に妥当性について比較検討してみました。
最後にこの端末の良いポイントを記事内では触れていない点も含めて簡単にまとめる
・現行最強レベルのSnapdragon8+Gen1
・強力なボケが作れ、夜景にも強いメインカメラ
・目に優しく外でも見やすいディスプレイ
・Tシリーズ初の画面内指紋センサー
・超急速充電(120W)&長持ちバッテリー
・高音質ハーマンカードンスピーカー
スキ!されると記事制作のモチベーションになります。
ではまた。ちゃーお。
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