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モロッコの旅が終わった

只今朝の5時
マラケシュ・メナラ空港にいる

インパクトのある球体

飛行機が早朝の便だったので、空港内で待機した。
今夜は寝ていない。
昨日寝過ぎてよかった。

最後だからとお土産を買ったら、思いの外重くなってしまい 20kg近い荷物だ。

飛行機は重量制限や時間やVISAなど事前に調べていても、毎回少し緊張する

早速、1つ目の経由地 ローマまでの重量制限に問題があったらしく一苦労だった

英語サイトで予約したので勘違いしていた部分があったらしく、説明を受け、荷物をまとめたらいいのかと紐でぐるぐる巻きにしたけれど これまた勘違い。

もう1つあったビニールバッグを2つの鞄にまとめてみた

結局カウンターで追加料金1万円を払うことになった

仕方ない。自分なりに頑張った。

今回は乗り継ぎも何度かあり、経由地で寄り道もしていく予定

無事到着してほっとしたい。

空港内に猫が
ほっとしたらこのくらい寛ぎたい(笑)


数日前 砂漠の町、メルズーガからマラケシュに到着し、翌日すぐにまたバスに乗った。

マラケシュから2時間半
モロッコ西部 大西洋に面したエッサウィラという港町に行った。

モロッコを旅したり、暮らしてたことのある友人からお勧めしてもらい 行こうと決めた町だ

エッサウィラ 海の見える町

モロッコに暮らしていた友人が、エッサウィラに日本人女性が経営している花屋さんがあると伝えてくれていた

常にお店にいる訳ではないと聞いていたので会えるかわからなかったけれど、地図を頼りに行ってみた

表通りから一本入ったところにそのお花屋さんはあって、1人の女性がいた

彼女の名前はあんなさん

20年近く前からエッサウィラでお花屋さんをされている

いきなり尋ねて初対面にも関わらず、タイミングがよかったと コーヒーを淹れてくれて、色々な話を聞かせてくれた。

あんなさんの話はどれもこれも生きた話で 他のどこにもない オリジナルの話だった

これから先も心に残る話ばかり。

あんなさんにシバ茶というものを教えてもらった
これは冬限定 身体を温めるお茶らしい
ミントティーは身体を冷やすとのこと

あんなさんに会えてよかった。エッサウィラに来てよかったと思った。

いつかまた、この町に来たい


エッサウィラは、気候が良く 沢山カモメが飛んでいて人も穏やかだ

大西洋が青い
カモメが沢山

1日あれば行きたいところには行けるような 程よい大きさでとても素敵な町だった

久しぶりに酒屋を発見したので、10日ぶりにビールを飲んだ

久しぶり そして冷えたビール 
最高

1日の始まりのコーヒーと終わりのビールは 日々の幸福度をぐんと上げてくれる

港には魚市場があり、ここで魚を買ってレストランに持ち込めば焼いてもらえると聞いていたので イワシを買った

港は特にカモメがすごい
イワシが有名らしい
近くのレストランで焼いてもらった

生牡蠣の屋台も発見

手作りの牡蠣小屋
いつぶりだろう
大好きな生牡蠣
1つ100円くらい
セビーチェ(魚介のマリネ)を勧めてくれた
これもまた美味しい

なんて、幸せな町(笑)

港は活気があった
人もカモメも行き交う
魚介が沢山売られていた

エッサウィラにはフランスからの旅行者がとても多いと聞いた。

アラビア語とフランス語がよく使われていた

モロッコは沢山のものが混ざり合い 最後まで沢山の色を見せてくれた土地だった


マラケシュに戻った。

バスから美しい夕焼けを眺め 着いた頃にはすっかり日も暮れていた

燃えているような赤だった

タクシーで宿に向かう。
お腹が空いていたので、すぐ近くの路地裏にあった小さな店に行った

いい香りがした
この雰囲気とおじさんの作る姿
ここに決めた

お肉と玉ねぎのいい香りがするその店は、地元の人たちが並んでいて いい店だというのがすぐに分かった

寡黙そうなおじさんが黙々と玉ねぎを切ったりお肉を鉄板で炒めたりしていて、店内にあるブラウン管のテレビから音が聞こえる

店の奥に鳥かごがぶら下がっていて 美しい鳥の鳴き声がした

この中から好きなお肉かMIXを選ぶ
もちろん MIX
ブラウン管のテレビがあった

古いエンジン音のバイクがしょっちゅう通り過ぎていって、子供達の賑やかな声がすると思ったら 子供を5〜6人乗せたトレーラーを引いたロバが走っていった

先に並んでたお客さんが、1つしかない椅子が空いた時 レディーファースト言って椅子に案内してくれた

そしてアラビア語しか話さないおじさんに、私の注文を伝え値段を伝えてくれた

4種類のお肉(ソーセージ ミンチ肉 スパイシーな鶏肉 レバー)と玉ねぎ 
卵とチーズと少しスパイシーなソースが入っている

なんだか、とても心に残るひと時で 映画の世界にいるみたいだった。


モロッコ最終日

モロッコ発祥のバシャコーヒーという 有名な珈琲屋さんがあると聞いていたので行ってみた。

シンガポールで有名な珈琲屋さんらしい
発祥はマラケシュ

待ち時間1時間。
待つのは得意ではないけれど、せっかくなので待つことにした

美術館併設の珈琲屋は建築が美しい。

世界中のコーヒーを扱っていて、せっかくなのでアジアとアフリカと南米のブレンドを飲んだ

コーヒーはポットで出てくるスタイルだった
缶にはそれぞれ国の名前が書いてあった
ブレンドも沢山
選ぶのが難しかった

タイやインド、ネパールの農園名を見ながら 景色が蘇る

自分でその土地に行くということは 文字から空気感を感じられることなんだ

行けてよかった と思った。


マラケシュは楽しい町だけれど とても賑やかで少し疲れてしまった

あの路地裏に行きたくて、最後の夜ごはんは再びここへ

やっぱり落ち着く 今日も美味しい

そして重い荷物を少し歩いては地面に降ろしながらタクシー乗り場を探していたら、1人の少年が案内してくれ 荷物まで持ってくれた。

最後、お土産を買う時に 誰から買うかを大事にしていた。

高い値段を言って、断ると強引な人もいた

あるランプ屋さんでは、お店の皆で食べようとしている昼ごはんに、一緒に食べようと誘ってくれて何も勧めない人もいた

皆一生懸命商売をしていることには変わりないと思うけれど、やっぱり心が動いた時間にお金を使いたい


重たい荷物を運んでくれた少年にチップを渡そうとしたら 彼は断ってハグをしてきた

じゃあ、写真を撮らせて とお願いしてチップを渡した

いい笑顔だなぁ
本当にありがとう

純粋な少年に会えてとても温かい気持ちになった。ありがとう。


あと数時間後にはローマに到着だ

綺麗な月が見えた
今から出発


マラケシュとエッサウィラの風景

マラケシュ

町中にロバがいる
ロバを見るとワクワクする
パンを運ぶバイク
鶏を運ぶ人
(ちょっと切ない 鶏肉好きだけど。
鶏さんも捌いてくれる人もありがとう)
器屋さん
ハケが妙に芸術的
エッサウィラに行くバス乗り場近く
この店はきっと美味しい
時間がなかったのでお任せで
骨付きスパイスチキン
ほろほろで美味しかった
大通りには車も馬も通る
閉店後のゴミの回収はロバのトレーラーで
ポーズを決めてくれたおじさん
チャーミング
夜のランプが美しい

エッサウィラ

カモメの鳴き声の聞こえる町
ポルトガルを思い出す
スパイス屋さん
センスが光る
セネガルの方のお店
モロッコは面白い
近くのアフリカの国のものも時々売っている
あ〜  猫たちよ
こんなところにも
あらこんなところにも
癒しでしかない
絨毯通りが絵になる
あ〜本当に 猫という生き物は
可愛いんだから
ランプ屋のおじさん
お手製のタジン鍋
ほろほろ肉に沢山の野菜
カリフラワーとサツマイモが入ってたのがとてもよかった
文字が可愛い
アラビア語とベルベル語
町にはフルーツが沢山
デーツも沢山
バブーシュ屋さん
日本人の夫妻がラーメン屋をしていた
久しぶりのラーメン
お寿司とラーメンが何より食べたかったから嬉しい
モロッコにイメージしてた世界が沢山あった
私の珈琲屋のロゴ
イメージを絵に描いて 絵描きの友人が描いてくれた
モロッコに来て なんだか来る場所だったんだと思えた
路地裏を迷ったら 行き止まりにこんな扉
いつかまた来よう
ありがとう モロッコ






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