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15.ニュージーのアーミーベースで働いてみた話②

ニュージーのアーミーベースで働いていた時の話の続き。

アーミーベースの仕事

ニュージーランドには軍基地が何個かあって、その中の一つのWaiouru基地にて、3週間働きました。

私の仕事は、軍基地内のレストランのウェイトレスである。基地内には3つのレストランがあって、階級ごとに分かれた軍人さんが来るのだが、私は"Officers mess"か”Sergeants mess”のどちらかで働いていた。(残りもう一つは"Main mess"と呼ばれており、新兵たちが行く巨大な食堂でビュッフェスタイル。)

朝ごはんは6:30~8:00、昼ごはんは11:00~13:00、夜ご飯は16:30~20:00となっている。シフトは、一番多いのが6:00~14:30、1時間半の休憩を挟んで、16:00~20:30。朝昼晩を網羅しており、一日12時間半もの時間働くことになる。

朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんもその日のメニューに載っているものを、シェフに伝えると作ってくれる!ちゃんとしたあったかいご飯が、3食食べれるのは本当にありがたい。

が、正直に言ってニュージーランドのご飯は口に合わない。イギリスの時に感じたことと一緒だが、とにかく脂っこくて野菜が少ない不健康なご飯が多い…例えば朝ごはんは、焼いたトーストにスクランブルエッグとベイクドビーンズを乗っけて、脂ギッシュなベーコンと共にいただくのが定番スタイル。しかもそれは毎日そんな感じ。時々ならいいけど毎日こんな感じで胃もたれしないのかな…

仕事は忙しいかと言われると、かなりゆったりしている食堂なので、大量にオーダーが来ることもなく私一人で会場を回せるくらい。

キウイ(ニュージーランド人)は労働に対してかなりリラックスした価値観を持っているように感じる。まず、お客さんとスタッフとの距離が近い。店員は、きっちりしている感じでもなく、だらけてる感じでもなく、フレンドリー!なのだ。日本のような「お客様は神様!」という意識は皆無で、店員とお客さんは対等な関係。それはとっても好き。実際にお客さんから、「どこからきたの?」って話しかけられたりとか世間話をすることも多い。

で、お客さんがいない時はマジで自由。やれることが終わっていたら、スマホ見ていいし、座ってていいし。
それとキウイはスモーカーがとんでもなく多い。職場のほとんどの人がヘビースモーカーで、休憩(こちらではSmokoスモコと呼ばれる)と称して吸いに外に出ていってしまう。
ウェイトレスはともかく、シェフもめちゃくちゃ吸ってるけど、味覚が鈍ったりはしないのかしら…と横目で見ている。笑

暇すぎるのも困るもんだが、こんな楽ちんな仕事でお金もらえるなんてラッキー!と思いながら、食堂のテレビを見る私なのだった。(日本と全然違うので興味深いし、英語のリスニング練習になれば…と)

働いてしばらくは、小さいレストランで働いていたけど、大きいレストランで働く機会があった時に、私と同じようなバックパッカーたちにも会ったりして仲良くなって仕事終わりに部屋を行き来して飲み会したりも。やっぱり友達ができると楽しいものですよね。


アーミーベースで働くのおすすめです!

3週間働いて軽く3000ドル以上稼ぐことができた。しかも宿泊所タダ&3食タダなので支出することがない。Waiouruは軍基地しかないようなど田舎なので、お金を使う場所もない。なのでがっつり短期で稼ぎたい人にはおすすめ。

どうやって仕事を見つけたかというと、いつものbackpackerboardだが、やり取りしたのは直接アーミーベースではなく、転職エージョントだった。なのでそこにプロフィール登録したり、面接したり…とちょっとめんどくさかったけど一旦登録して貰えば、色々と仕事を紹介してもらえるので良い。

  • 週に50時間くらい働ける(稼ぎたい人にはオススメ)

  • 長時間労働だが、意外と仕事の負荷は低いので働けちゃう

  • 宿泊所と3食タダなので支出が0になる

  • ジムやプールなど施設の設備がタダで使える

などのメリットがあります。
アーミーベースでの仕事、なかなか面白い経験だった!


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