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【INTERVIEW / VPoB】未知の領域「記憶」に感じた面白さ!意見の対立を事業成長に繋げる挑戦

2023年2月にモノグサに入社し、 Vice President of Business(以下、VPoB)のポジションを担う村田さん。これまでのキャリアや、モノグサに転職した理由、モノグサでの業務、メンバーや環境について詳しくお話しいただきました。


教員の道、起業の道、様々なキャリア選択からたどり着いたのはモノグサの面白さ

――モノグサ入社までどのようなキャリアを歩まれたのか教えてください。

村田:もともと、中学か高校の英語教員を目指していたのですが、教育実習をきっかけに、企業への就職・起業の道に進みました。生徒や学校の先生とコミュニケーションすることや、授業をすること自体は面白かったです。ただ、私自身について振り返った際、社会を経験してから生徒に向き合った方がより多くのことを伝えられるのではないかと感じたことがきっかけです。

その後、就職活動も考えましたが、時期的にも遅く、中途半端な思いで就職するなら、まずはやりたいことを探したいと思い、兄の会社にお世話になりながら起業することにしました。

そこから「とりあえずサラリーマンとして働いてご飯食べられる給料を貰えるようになろう」と考え、兄の会社以外の企業への就職を視野に入れました。派遣会社の営業として3〜4年ほど支店の立上げ経験を経て、人材研修を行う会社、楽天、Indeed、17LIVEへ転職し、モノグサに入社しました。

――色々な会社を経験してきたんですね。それぞれの経験について詳しくお聞かせください。

村田:派遣会社の営業では、複数の支店の立ち上げだけでなく、派遣候補者の方との面談にも携わっていました。その時にハイパフォーマンスが生まれるということに興味を持ちました。思い返せば、大学時代に行っていたプロのゲームプレイヤー育成事業でも、一律でゲーム練習の授業を受講してもらったにもかかわらず、特筆すべきプレイヤーが生まれることがありました。しかし、その理由については分からず仕舞いだったので、能力開発について体系的に学びたいと思い、人材研修を行う会社に転職しています。

そこで出会ったクライアントに楽天の方がいたことをきっかけに楽天へ転職しました。人材研修に携わってきたので、人事セクションに入るものかと思っていたら、卒論で計量文献学、コーパス言語学について研究していたことからマーケティング部で採用となりました。それまでマーケティング業務の経験は一切なく、入社して約1ヶ月間ひたすらSQLを叩きこみました。そこからデータ分析の仕事が回ってきて、クロスユースのようなことも検討する役割になり、マーケティングの経験を積んでいきました。

楽天でマーケティングを経験して以降は、興味があることではなくて自分に向いていることをやり始めるようになりました。「これだったら良いパフォーマンスを発揮できる」という分野や、人より勝っていることを大事にするようになったと感じます。

Indeedでは、広告やテレビといった外部データを扱う機会への挑戦を考え転職しています。テレビで広告を打ったときのデータ分析や海外で作られたプロダクトを日本でも使えるものに転換するような業務も担いました。

ここで湧いたのが、「自分で良いチームを作れるのだろうか」という疑問です。出来上がったチームの中で活躍したり、メンバーを活かすことはできるけれど、ゼロイチは可能なのか試してみたくなり、17LIVEへ転職しています。

――そこからモノグサへ転職されていますが、モノグサの印象はいかがでしたか?

村田:いろいろな会社を検討しましたが、モノグサが一番面白そうだと思いました。
私の転職軸として、「社会にある何らかのハードルを下げられる組織」がありました。例えば、今のままだと一般の人には扱えないようなものの敷居を下げて利用しやすい環境をつくるような事業を展開していたり、難しいことを簡単にできるようにするサービスを展開していたりすることに面白さを感じていました。まず、この軸にモノグサは合っていたと思います。

加えてモノグサが稀有だなと感じたのは、「記憶」の課題を解決した先に、「何がどうなるか」わからない部分が大きかったことです。成果が想像できる部分ももちろんありますが、「記憶」という可能性が大きすぎるプロダクトを扱っています。今は教育領域が中心ですが、一般企業の研修文脈や医療業界での活用など多くの幅広い業界・領域に活用が広がっており、今後企業・プロダクト共にどう着地するかはわからないというスタンスがあります。そこがいいなと思ったんですよね。

勝てるところで勝つマーケティングの方が世の中多いですし、正解にされがちだと思います。モノグサの場合は、今ここで勝つことより、記憶の会社であること・記憶市場に挑んでいくことを大事にしていることが嘘ではないと感じたことが最終的な入社の決め手になりました。

この会社にマーケティングを担うポジションとして入るのは、ものすごく面白いチャレンジであるとも思いましたね。自分の頑張り次第で記憶の課題解決で実現できることのスケールを大きくも小さくもできると感じています。記憶の可能性のスケールを小さくしてしまわないように、力を発揮していきたいと思いました。

あとは、面接に出てきた人が皆面白かったです。面接だけれど、普通に会話として楽しく、もっと話したいと思えました。ボードメンバーとの面接もいい意味でかしこまった感じがなかったです。

――印象的なボードメンバーとの面接エピソードがあれば教えてください。

村田:3人ともそれぞれ印象的な場面がありました。
CFO細川さんとの面談では、つい「笑いをとってみようかな」と狙っていくと、自然体で笑ってくれる空気感が印象的でした。

CTO畔柳さんとはマーケティングの役割で重要視していることについて聞かれた際、「作り手側からするとプロダクトは子どもみたいなもので、良い認知を取れるか悪い認知を取れるかは自分たちマーケターの責任であり、誤った認知を取られないようすることを重要視している」ことをお伝えしました。その際に、しっかり目を見つめて「そうですね。」と仰っていたのが印象的で、波長が合うなと感じました。

CEO竹内さんとの最終面接では、選考なので適切な緊張はあれど、一方的に見定める面接ではなくて、対話形式であることが会社の雰囲気を表現しているのかなと思いました。

モノグサの選考に進んでからは入社に対して迷いはなかったですね。結局のところ、私の判断軸は「面白いか、面白くないか」なんですよね。モノグサの面白さに惹かれたし、ここなら意味のある時間を過ごせそうだと感じました。なので、入社してからのギャップも感じることがなく、そのままの通りだなという感想を抱いています。

個々のパフォーマンス維持は、チームの挑戦と働きやすさにつながる

――モノグサでの現在の業務について教えてください。

村田:職種がMarketing、役割がVPoBになります。
担っているのは、Marketing、セールス、カスタマーサクセス(以下、CS)、Marketplace Business(マーケットプレイスビジネス)の取りまとめです。
MarketingはPDCA全般を担当、セールスは他マネージャー陣にメインを預け、CSは全般の責任者、Marketplace Businessは要所で監修しているイメージです。

――チームの動かし方・導き方はどうされているのでしょうか?

村田:例えばMarketingでは、「パフォーマンスが出る領域:挑戦領域=50:50」の状態を全員でつくることを目標にしています。能力を広げることと、成果を出すことの両方を味わいながら楽しく仕事をするというのが、スローガンですね。

パフォーマンスが出る領域をしっかり持つというのは、誰でもできることをしっかりつくることであり、誰かに業務を預けられる状況にもつながると考えています。私は「ホワイトマーケティング」と呼んでいます。「誰でもできることはマネジャーに振ってもいいよ」「他のメンバーに業務を預けてプライベートを優先していいよ」ができる環境は大事だと思っています。

これは、チームのためにも大事なことだと思いますし、私自身のわがままに近い思いからくるものでもあります。大前提として、後から現れる年代の方のほうが基本的に優秀だと考えています。今の20代の方たちは、生まれたときから高速インターネットがあって、若い頃からスマホに触れていて、超高速的に物事を憶えていますよね。私が同じ年代だった頃とは全く違います。それを念頭に置いた上で、彼らと肩を並べられるように努めたいと思うんです。同じことを同じようにできる、対等に話せる状態は大事だと思います。逆に言えば、「そんなこともできないの」と思われることは嫌じゃないですか。できないことを当たり前にして若手に押し付けることは行いたくないと思っています。

記憶への期待、個々の意見、大きなゆらぎを見せる今のモノグサは?

――モノグサのメンバーについてはどう思われますか?

村田:意見を持っている人がすごく多いです。モノグサが事業開発を大事にしている会社だからというのもあると思いますが、それ抜きでも意見がある人が多いなと思います。

例えば何かの第一弾をやりましょうとなって、決まったことを分配した時に、「なぜこれをやるんでしたっけ?」といった本質から問いが入ることがあって驚きます。

私の考えですが、モノグサに対する期待、つまり「記憶」という大きなワードを含めた期待があって、これに対する解釈を各メンバーがそれぞれ持っているので、意見が多くなるのかなと感じます。逆に、ブランディングが既に固まっている組織ならば、個人間の解釈のゆらぎがないと思うんです。モノグサの場合は、メンバーが会社のゆらぎを認め、自分の意見を挙げながら、成長していっていると思います。このゆらぎは、今が最大幅である気もします。

――村田さんの立場から取っていきたいアプローチはありますか?

村田:そうですね、今の従業員140名ほどの規模のモノグサのあり方として、強烈な尖りを出す必要性、そのための効率的な戦い方は当然あると思っています。中途半端なアウトプットでは突破力としては足りないと思います。意見のぶつかり合いを抜きにして理想の状態を達成することは難しいと思うんです。真剣にぶつかり合った後が一番仲良くなるのと一緒で、未来のために「今よりもっと皆お互いの意見をぶつけていこう」と私は思っています。

とはいえ、意見がぶつかって議論が平行線のままというのはよろしくないので、そこをうまく調整していくのが私の役目かなと思っています。
モノグサの方は皆、「記憶」の課題に対してMonoxerで実現したいことが多く、議論も好きな方が多いので初めは衝撃を受けましたね。議論したい内容についてのドキュメントもSlack上で盛んに交換がされています。ちょっと読んでみようかなとドキュメントを開くと、文量の多さに驚愕することがよくあります。

最近では、Bizロードマップが最たる例かなと思います。リソースが回らない中でも事業として実現していきたいアイディアが無限にどんどん出てくるといった状態です。賞金が出る社内コンテストを実施しているのか勘違いしてしまうほど、多くのアイディアが出てくるので、すごいことだと思います。

――最後に、モノグサの環境について教えてください。

村田:「記憶」という可能性に対して、自分の意見を持ち続け、それを事業を通じて継続して実現を目指していける環境があると思います。普通、事業を通じて個人的に実現したいことに対して取り合ってもらう機会を得ること自体、難しいことが多いと思います。

一方、モノグサは経営陣に直接自分の想いを届けることができる環境と機会が多くあると感じます。私が面接官をするときによく、候補者の方に「オフィスをぐるっとまわってみても、誰がどういう職位かわからないと思う」とお話しをするのですが、物理的な面でも、経営陣にコンタクトを取りやすいですし、話を掛け合ってくれる環境が開けていると思います。現に社長室もなく、CEO、CTO、CFOもメンバーと同じ環境で並んで仕事をしています。それぞれ役割はありますがほとんどフラット構造に近くて、そこも意見の出しやすさに繋がっているのではないかと思います。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!

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