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FM大阪(番組不明)ペンギン・カフェ・オーケストラ コンサート(1982年6月4日、東京 池袋・スタジオ200にて収録)

FM大阪(番組不明)ペンギン・カフェ・オーケストラ コンサート(1982年6月4日、東京 池袋・スタジオ200にて収録)

Penguin Café Orchestra Concert in Japan
Recorded at the Studio 200, Tokyo, June 4th, 1982.

放送曲目:
1. Simon's Dream
2. Chartered Flight

演奏者:
Penguin Café Orchestra
Simon Jeffs: Guitar, Pitch Pipes, Penny Whitles etc.
Petr Veitch: Piano
Geoffrey Richardson: Viola
Marcus Beale: Violin
Braco: Shaker, Bongos etc.
Giles Leaman: Oboe
Neil Rennie: Ukelele
Kuma Harada: Bass


 第2作 "PENGUIN CAFE ORCHESTRA"(1981年発売)の好評を受けて、実現した1982年6月の初来日コンサートの模様は、1982年6月10日の演奏がNHK-FMで一時間にわたり放送されましたが、その少し前に、6月4日の演奏が放送されました。番組名も放送日もメモしていないのですが、FM大阪の夕方の…「ザ・ミュージック・ネットワーク」だったような気がします。

 カセット曲目ノートには、収録場所について「東京 スタジオ200」とメモしていますが、大阪在住のため、どのような場所か知りませんでした。西武百貨店池袋店に1979年から1991年まであった小規模ホールで、意欲的な企画を行っていたとのこと。ペンギン・カフェ・オーケストラも、ホールでのコンサートとはちがったプログラムだったのでは、と想像しています。

 この放送では、第1作 "MUSIC FROM THE PENGUIN CAFÉ" 収録の大好きな "Chartered Flight" が聞けたことがうれしかった。日本企画の2枚組廉価盤『クールミント・サウンド』に掲載されたサイモン・ジェフス Simon Jeffs 氏のおぼえ書きに「この曲の事を考えると、いつも手におえなくなってしまう作品」とありますが、ジェフス氏の発言の真意はわからねど、居ても立っても居られない、妙な焦燥感が気に入っています。

 冒頭の写真は、雑誌「フールズ・メイト Fool's Mate」第23号(1982年9月)の記事、北村昌士「音楽とは非常に良い "食べ物"なのです―サイモン・ジェフス・インタヴュー」に掲載された T. Katoh 氏撮影によるものです。

「フールズ・メイト」第23号(1982年9月)

 このインタビュー記事で、ジェフス氏は、「私は1972年に日本に来る前に "ペンギン・カフェ" という詩を書いていたんです。そしてその詩を日本へ持ち込んで京都で一ヶ月間、ペンギン・カフェ・オーケストラの構想を練ったんです」と話されていますが、その詩と思われるものが、前述の2枚組廉価盤『クールミント・サウンド』に掲載されています。現在、他のどこかで読むことができるでしょうか。各曲についてのおぼえ書きと共に、再発盤などに引き継がれているとよいのに、と思います。

The Penguin Cafe.
The Penguin Cafe.
Where is our life.
And thinkings are not.
Because your drinks are on the table.
If you have the strength to pick them up.
They will make themselves lighter.
So that you can pick them up.
If you are weak.
Come to the Penguin Cafe.
― Simon Jeffs

"MUSIC FROM THE PENGUIN CAFÉ / PENGUIN CAFE ORCHESTRA" (30MM9215/6)  

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