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【短編小説】魔法の美容室 2 

#短編小説 #魔法の美容室 #和尚 #クラファン #クラウドファウンディング #ファンタジー #DX #託児所 #メンタルヘルス #住職 #IoT #ICT #美容室 #カメラマン #社長の顔 #ラノベ #現代小説

毎月1日は小説の日という事で、
7月分も、ひいひい言いながら、
業務の合間に時間をみつけて書きました。
本日は魔法の美容室の続編です。
前回はこんな感じ

美容師であるサキが、旦那さんを無くして、
生きる気力を失った女性の髪を整えます。
サキには彼女が死に急ごうとしている事が
見えていたのです。どんな結末になったのやら、
気になる方は1も読んでくださいね。

さてさてさて、
今回も新しい展開が待っています。
精神科医の免許を持った美容師サキ。
相手の体調や思いを色で見える特殊能力を
父から受け継ぎ
美容師をやっているのですが、
毎回厄介な出来事が舞い込んできます。
今回はどんなお話になりましょうか?
話を進めてまいりましょう。

本日は約7,700字です。
お時間のある時にお読みいただけると
幸いです。

魔法の美容室2

住職のお願い

サキはトラジャ珈琲の豆を、
ハンドミルで挽いていた。

開店30分前
いつものルーティーンになっている。
珈琲豆の香りを時々ミルに鼻をくっつけ、
香りを吸い込みながら、
またハンドミルを回していた。

「おーいサキちゃん、コーヒー」

そう言って入ってきたのは
美容室から200m先にあるお寺の住職だった。

「時成住職・・ここは喫茶店ではありません
 美容室ですからね」


サキは笑いながら、時成住職を
美容室のウエイティングスペースに通した。

「まぁそういうな、頭剃らせてやるから」

そう言って時成住職は甲高い声で笑った。
普段のお経もこんな声で唱えているのかと思うと
サキも少し笑えてきた。

サキがハンドドリッパーでトレジャ珈琲を入れだすと
美容室いっぱいに珈琲の豊潤な香りが漂った。
サキはカップへ珈琲を注ぎ
時成住職の前に置いた。

「おお、悪いないただくよ」

そういうと、トレジャ珈琲を飲みだした。

「うまいなこれ」

サキはあきれた顔で

「おいしくなければ入れません
 しかも希少価値のあるお高いお豆ですから
 サービス料も混みでご請求させていただきます」

「おお、そうか、じゃのりしろつけて払うから
 早速頭剃ってくれ、これから法事なんだ」

「ほんとうに頭を剃りにきたの」

サキがおどけて言うと

「なんだ不満か?こんな客で
 いつもひまだからいいだろ」

そう言って時成住職は笑った。

サキも珈琲を飲み終えると
時成住職の頭を剃る準備をした。

「時成住職 ここへお座りください」

そういうとセットチェアーに座らせた。

サキは手際よく住職の頭をそり上げ
10分ほどで作業が終了した。

「早いな・・」

「プロですから」

そういうと時成住職は急に真剣な顔になった。

「サキちゃん、おりいって話があるんだが」

「おりいってなんていらないわ、どうせ店は暇だし
 今言って」

サキには時成住職が何か言いたい事があるのを
色で見えていた。
いつもの住職は常に黄色、どんな時でも黄色
まるでそこは極楽浄土であるかのような色をしていた。
実際に極楽浄土がその色なのかは、わからないが
感覚としてそう感じていた。
しかし、今日は少し違って
黄色にブルーが混じっていた。
サキは時成住職が入ってきた時から
この色を見て考えていたのだった。

「じゃー話してしまうか」

一呼吸おいて時成住職が話し出した。

「お寺は昔、託児所みたいなもんでな
 私も子供のころは、集まった子供たちと
 よく遊んだもんだ。
 お釈迦様にお尻を向けたりな。
 ある時、庭の灯篭を倒して
 壊してしまった時があった。
 私は先代に怒られると身構えたんだよ、
 そしたらな」

<けがはなかったか?けががなければよい
 ただ、この石は重い、
 もし誰かが下敷きになっていたら、
 取り返しがつかないこともある。
 だからな、やんちゃなのは良い、
 お釈迦さまも活き活きしている子供たちが
 大好きだ。
 けれど、先を見越して遊ぶ事や安全に注意して
 遊ぶ事、それだけは守ってくれ>

「そう言って、先代である私の父は、
 笑っていたんだ。
 子供ながらに、失敗しちまった。
 やっちまったって思ったさ。
 でも、次は失敗しないようにやろうとか、
 学習したんだよな。
 こっぴどく怒られた、怒られたという
 感情だけが残っていたと思う。
 怒られなかった分、
 自分たちで考えるようになってな。
 今になって思えば、
 遊びの中から子供が育つとは、
 こういう事ではないのかと思ったんだ。
 しかしな、今の環境ではなかなか、
 子供をのびのび育てることや
 失敗を容認して育てることが難しいんだよな」

そういうと、

「サキちゃん、コーヒーもう一杯いいかな」

サキは笑いながら、トラジャ珈琲の豆を
ハンドミルで挽き出した。

「それでな、本題なんだが、
 うちの寺の裏に託児所が出来てな、
 子供たちがよく
 寺に遊びにくるようになったんだ。
 そこのオーナーは私と同じ考えで、
 子供は伸び伸び遊び、失敗から子供は育つと
 思っているようなんだが、
 最近の親はな。。やれ危ないだの、汚いだのと
 好きな事を言う。
 でもオーナーは、託児所や保育園、
 学童を増やさなと、
 待機児童はなくならないと、思っているようなんだ、
 しかし・・・・
 人手不足ときているから、託児所や保育園を
 増やしても、
 効率化しないと回せないと思っているようでな、
 そんな親と現実と自分の理想のギャップの中で
 日に日に悩んで、
 元気がなくなっているのが
 かわいそうに思ってな。
 サキちゃんなら、なんかこう出来るかなと
 お釈迦様の教えがあったわけだ。」

時成住職は出された珈琲を一口

「お釈迦様の教えと言うのは大げさだが
 サキちゃんなら何とかしてくれそうな
 そんな気がしてな、だから、
 オーナーの話を聞いてやってほしいんだよ」

時成住職は喋るだけしゃべると、
サキが出した2杯目の珈琲を一気に飲み干し

「じゃ、そういう事で頼むね・・私は法事だから」

そういうとお金も払わずにそそくさと出て行った。

「相変わらずですね住職」

いつの間にかノブちゃんが
店の中に入ってきていた。
サキも相変わらずに飛んでる住職だと思っていた。

クラウドファウンディング

時成住職が頭を剃って数日後だった。
その女性がサキの美容室を訪ねてきた。

「あのー住職の・・・」

サキは店の入り口に振り返り

「時成住職のご紹介ですね、
 ノブちゃん店をお願い
 特別室に入ります」

「はぁーーい、任されました」

サキはその女性を店の奥にある
特別室へ案内した。
時間はすでに夕方の6時を回っていた。
デニムに、コットンの白Tシャツ
その上からチェックのピンクのエプロン
クマさんのアップリケがついていた。
いかにも託児所からまいりました。
という恰好だったが、
時成住職のオーナーというイメージは
抱けなかった。

サキはその女性をカットチェーに座らせた。
この部屋には鏡がない。
ガラス張りの壁から外の様子が見える。
何気ない日常がそこにある。
決して特別な空間ではないが、
自分を見つめなおす時間と場所としては、
まずますの部屋だと思っていた。

「さぁどうしましょうか?」

サキが聞くと

「あの、べつに髪を切りに
 きたわけじゃないんですけど」

そういう女性を制して

「せっかく美容室にきたのだから、
 少しだけでもきれいになって帰って
 話はその後でもいいでしょ」

サキがそういうと、女性は遠慮がちに

「じゃーおまかせでもいいですか?
 住職がここに来たら、
 すべてをゆだねろとおっしゃっていたので」

サキはこころの中で
<住職わかってるじゃない>
そうつぶやいた。

サキは女性の髪をときながら
色を見ていた、彼女から発する色を見て
どんなプランにするか決める事にしている。
髪型も服装も内面から湧き出る色に合わせると
いつも以上の力を発揮する事ができる。
色を併せる事によって、気持ちも変化するが
色もまた進化する。

サキは背中まである彼女の髪を
ショートボブにすることにした。
本当は少し時間をかけて、
縮毛強制したいところだが、
時間がないので、少量の薬剤とアイロンで、
部分的に気になる所だけは縮毛強制をした。

手早く鋏を入れてカットしていく、
場所によっては30cmくらいはカットした。
鏡が無い分、
切られている本人はちょっと不安になる。
それでもサキは黙々と鋏を動かした。
15分くらいでカットは終了した。
右側の一部だけピンクのメッシュを入れる。
ほとんど目立たない。
けれどこれは彼女の力を発揮させる
お守りのようなものだった。

サキがフロアの掃除を終えて、整た所で、
部屋がノックされた。

サキがドアを開けると、
デザイナーのタカさんが
紺のパンツスーツを持って立っていた。
アクセントにピンクのブラウスも持っていた。

タカさんは、
近所でファッションショップを経営している。
デザイナーでもあるタカさんは、
オリジナルの洋服を生み出し続けている。
ファッション雑誌の編集長である
矢崎ひろえが着ていたスーツを作った店として
口コミが広がり、
今はそこそこ儲かっているらしい。

「タカさんグッドタイミング」

タカさんはニッコリとして
サキにスーツを渡して店の方へ歩いていった。
仕事する時は無言というのが
タカさんスタイルなのだ。
普段はおちゃらけ話しかしないタカさんが、
少し頼もしく見える瞬間でもある。

サキはパンツスーツを女性の前においた。

「10分で着替えて」

女性はぽかんとしているが、
サキはそのまま部屋を出ていった。

10分後
サキが特別室に入ると、
女性は着替え終わっていた。
デニムにエプロン姿の時からは
見違えた姿で、オーナーの顔に見えた。

「経営者の顔は大事なのよ」

そういうと、
サキは女性のメイクをしだした。
サキと同じ年くらいか、
もう少し若いのかもしれないと想いながら、
サキはできるだけナチュラルメイクにした。
託児所へ子供を預ける
保護者の皆さんの顔を浮かべながら、
どんな人だったら話を聞くか?
信用してもらえるか?
そんな事を考えながら、色を乗せていった。

「よし・・おしまい」

そう言うとまた女性はぽかんとしていた。

「で・・もう腹は決まっているんでしょ。
 あとは誰かが背中を押すだけね。
 だから私があなたの背中を押してあげる。」

そういうとサキは女性の方をポンと叩いて

「1階に写真屋さんがあるから、
 バストアップと全身の写真を
 撮ってもらってきて、話はしてあるから」

そう言うと女性を店から送り出した。
女性は不思議な顔をしながらも
サキの言う通りにふらふらと店を出ていった。

美容室内の鏡は全て片付けられている。
女性は自分の姿を見れない。
おそらく最初に見る自分の姿は、
写真に写った姿だろう。
そう思いながら、サキは彼女を送り出した。

30分後、女性が戻ってきた。
店を出て行ったときより、
明るい顔で帰ってきた。
手にはプリントした写真を持っていた。
写真には、
紺のパンツスーツに白のパンプス
ピンクのドレスブラウス姿の女性が、
満面の笑みを浮かべて映っていた。

<流石、ロイね、
 町の写真屋さんなんてもったいない>


そう心の中でつぶやいた

サキは、ウエイティングスペースに
女性を座らせトラジャ珈琲の豆を挽いた。
珈琲の香りがよりいっそう
気持ちをやわらげると思ったからだ。

サキは女性の前に珈琲カップを置いて、
自分は90度横に座り、一口珈琲を飲んだ。
そして女性に向き直った。

「ココロは決まった?」

そう女性に問いかけた。

女性は心を見透かされたような顔で
サキを見つめ返した。
そして話し出した。

託児所は人出が少なく困っている事。
子供たちは、のびのびと遊ばせたいが
危険な事をさせられない事。
モンスターペアレントは一定数存在し、
精神的にまいってしまう、保育士も多い事。
そんな悩みを解消し、業務を効率化するために、
GPS内臓の見守りタグを考えている事。
園児が危険地帯に近づいたり、
誘拐されそうになると
保育士全員のスマホにアラートを
飛ばす事も考えている事。
見守りカメラでお昼寝や園庭等で、
緊急事態のみ録画し、証拠を残そうとしている事。
システムを導入する事で、安全管理を証明し、
園児のケガが保育士だけの責任にならないような
契約も保護者と交わしたい事。
けれど、資金がないから
クラウドファウンディングをしたいが、
誰にも相談できず悩んでいる事。
ただ、これらを説明しても、
誰にも理解してもらえないのではないかと
思っている事など、
彼女は熱量をもってその想いのたけを
サキにぶつけた。
サキは黙ってそれを聞いていた。

悩んでいる人の多くは、すでに答えが出ている。
ただ、行動に移すのに時間がかかったり、
確信がほしかったり。
誰かに背中を押ししてもらわないと
行動ができない事も多い。
だから、どんなに良いプランを考えていても、
結局残念な方向へ行ってしまったりする。
そして、まったく違った結果へ
たどり着いた時、絶望の淵で生と死を彷徨い歩く
彼女をそんな風にしたくないと思った。

サキは全てを聞き終えて
一言いった。

「やっちゃえば、
 失敗しても命まではとられないじゃない。
 失敗したらリカバリーのチャンスが
 あるってことよ。
 悩む前に行動、失敗したら振返って
 何度でもやり直せばいいじゃない。
 またチャレンジすればいいじゃない。
 もう答えは出てるんだから、
 あとはやるだけね」


女性はきょとんとした目でサキを見ていた。
サキの軽い受け答えに戸惑っているのか。
さっきまでの熱量が少し冷めた顔をしていた。

サキはスマホを出して、
矢崎ひろえへ電話をかけた。
事の事象を説明して、
彼女の女性ファッション誌へ、
働く女性特集として掲載してくれるよう頼んだ。
矢崎ひろえは二つ返事で快諾してくれた。

「これで仕掛けは良し、まずはメディアからよ」

そういうと、サキは、
矢崎ひろえの電話番号を書いて、女性に渡した。
彼女には、女性ファッション誌の
取材を受ける打合せをするように話をした。

「私の役目はここまでよ、
 あとは貴方が一歩踏み出すことね」


サキは女性の色を見ていた。
髪にピンクのメッシュををいれたのは、
彼女のカラーだからだ、
このピンク色が彼女の芯の強さでもあり、
バイタリティーであると見抜いていた。
だから彼女にピンクのメッシュを入れて、
それを増幅させようとしたのだ。
彼女のピンク色は、店に来たときより、
大きくなっているように見えた。

オーナーの顔

3か月後、
時成住職が女性ファンション雑誌と
地元の新聞を持って現れた。

「サキちゃんコーヒー」

「だから、ここは喫茶店ではありませんって」


そう言いながらもサキは時成住職に珈琲をだした。
時成住職は珈琲を一口飲んで

「これこれ、これがあの常盤木みどりだなんて、
 しんじられないな、
 しっかりオーナーの顔してるし
 なんかかっこいいな、新聞にも載っていて
 こりゃすごいぞ、なぁサキちゃん」

「住職には珍しく、
 女性誌なんか持って入ってくると思ったら、
 そういう事だったのね。
 でも、その雑誌ならお店にもあるわよ、
 ねぇノブちゃん」

サキはノブちゃんの方を見た。
ノブちゃんは、大きくうなずいて。

「当然です。発売日前に届きました。」

ちょっと勝ち誇ったような口調で言った。

女性ファッション誌には、
常盤木みどりが映っていた。
オーナー紹介欄の写真は、
あの時、ロイさんが撮ったものだ。

雑誌も新聞も、新しい託児所の形として、
IOT/ICTを使った安全で安心な子供たちの育成に
フォーカスを当て、絶賛していた。

クラウドファウンディングも、
矢崎ひろえのアドバイスで、
相当な資金が集まったようで、
すでに住職のお寺の裏にある、託児所には、
見守りシステムが導入されたようだった。
TV取材も行われた様子も雑誌に載っていた。
保護者の何人かのインタビューも高評価だった。
特に反対意見はないようだ。

時成住職が何か言おうとした時だった。
店の入り口に常盤木みどりが立っていた。

「あの、、住職に紹介いただいて、
 サキさんに背中を押していただいて、
 矢崎ひろえさんからも
 アドバイスを沢山いただいて、
 なんとか形になりました。
 皆さんのおかげで今私はここに居ます。
 ほんとうにありがとうございます。
 3か月もたっちゃいましたけど、
 私・あの時のお金払ってない事にきがついて
 申し訳ありまあせん
 スーツもジャストフィットで動きやすく
 最近取材の度に着ています。
 感謝の言葉もありません、」

常盤木みどり
は、深々と頭を下げた。

律儀な常盤木みどりはもう経営者の、
オーナーの顔をしていた。
デニムにコットンTシャツに
ピンクのエプロン姿の彼女とは別人だった。

「あ・・あれね、
 時成住職から頼まれた事だから
 住職から沢山いただいたわ。もう会計済よ」


そういってサキは時成住職を見た。
住職は目を丸くしてサキを見返した。

「法事でガッツリ儲けてるんだから
 税金も免除だしね、、住職」

サキは意地悪な目で時成住職を見つめ返した。
住職はしょうがないなという仕草で、
サキにあいずちを打った。

「まぁ時々セットにきて、
 できれば保護者の皆様にも宣伝しておいて。
 あ~相談じゃなくてセットのほうでね
 あと、スーツはオーダー可能よ、
 タカさんも、また有名人になった人の
 スーツを仕立てられて嬉しいみたいよ」


そう言ってほほ笑み返した。

常盤木みどりは再度深々と頭を下げて
店を出ていった。

時成住職は

「サキちゃん、コーヒーお代わり」

先程のサキの攻撃に、反抗をするような口調だった。

「だから喫茶店じゃないっていったじゃない」

「どうせ客来ないんだからいいじゃないか」

サキはしょうがないなーという顔で、
ハンドミルにトラジャ珈琲の豆を入れて
挽き出した。
美容室に珈琲の豊潤な香りが漂い始めた。

ノブちゃんが、
そそくさと店の後片付けをし始めていた。
外は猛暑のようで、
道行く人が汗をぬぐうのが見えた。
本格的な夏が来る。
今年の夏はどんな夏になるのか?
期待と不安が入り混じっているのを、
サキ自身も感じていた。

終わり

あとがき

毎回忙しいと同じ事を書いていますね・・
言い訳じみていて好きではありませんが、
今回もダッシュで書き上げました。
誤字脱字、ご容赦ください。

そして、人物の描写はあまりしてません。
読者の皆様の好きなキャラ、
推しキャラをあてはめてお読みください。

猛暑の6月からの7月が始まりますね。
今年はどうなっちゃうのでしょうかね?

さて今回も頑張って
サキさんの活躍を書きました。
スマート農業ならぬ、スマート託児所の構想を
小説の中で具現化できればと思いました。
監視カメラはNGという
保護者の方もいるでしょうが。
私からすれば、自分の子供が今どんな状況か
泣いていないか?いじめられていないか。
気になる所です。
そして何かあった時の証拠としても使えます。
すでに介護施設では、みまもりシステムが
導入されつつありますね。
託児所もそうあるべきだと私は思っています。

GPSで位置特定できれば
公園で遊ばせている時でも、全員の位置
安否確認できますし、
危険地帯に行こうとしている子供を、
止める事ができます。
誘拐事件等の是正できるかもしれません。
安全エリアはのびのびと快活に活動し
危険エリでアラートが出たら、
すぐに保育士がかけつけられる。
もう、目を凝らして子供たちを
監視していなくてもいいのです。

すぐに位置特定や子供の名前まで
特定ができれば、保育士さん少し楽に
なりますかね?

時代はそういう時期に突入していることを、
わかってほしいと思い、
柔らかくかいたつもりです。

たぶん答えは心にあって、
あとは確証がほしいだけ、
背中を押してほしいだけなんですよね。
これは私自身のことなのかもしれませんけど。

そんなこんなで、
まぁなんとか書き上げる事ができて、
今月もホ・・・っとしています。

本日も、長文を最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
皆様に感謝いたします。

サポートいただいた方へ、いつもありがとうございます。あなたが幸せになるよう最大限の応援をさせていただきます。