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東京事変のヤバさなどーつぶやき日記

一昨日はレポート原稿をいじっていたら朝まで眠れず、仕方ないので朝ごはんを食べた。オートミール牛乳ヨーグルト。妙にハイになっていると自覚する。家族が言い出した、スーパーで流れていた音楽(サビは「暮ーらーし良〜好〜♪」)の話でめっちゃ笑える。そこからまた寝て、起きたら午後2時くらいだった。冷凍の明太子パスタでお昼ごはん。
そこからやる気が起きない。谷崎潤一郎『細雪』をすこし読み進める。これだけ長いのに、読ませるのがすごい。"この辺さらっと読み飛ばしたくなる"、みたいなのがほとんどない。

あとは音楽を延々と聴いていた。東京事変を虫食い的に聴いてきたのだけど、すごい曲と出会ってしまったと思う。東京事変の芸術作品、現代アートと言える曲ではないだろうか、『選ばれざる国民』。一見お洒落に爽やかに始まるんだけど、歌詞がどんどん辛辣になっていく。

圏内も炎上中刺し違える群衆
善意ほど一瞬で殺意に変わる
熱心なファン皆辛辣なアンチ

曲調が二転三転する。

あわよくばワンクリック
ワンタッチワンチャンス
淫らなエクスペリエンス
もっと 嗚呼味わいたい

こんな俗っぽいことをコミカルに、かつ美しく歌い上げる林檎さん。
終盤の畳みかけられるようなフレーズがコワい。「一生を訓練で終えるんだ」
の歌詞を突きつけられ身を斬られる。
俗や矛盾にまみれたこの世を捉えたうえで、メッセージをのせて作品として昇華している、「現代アート」なのではないか。

このライブバージョンは歌の掛け合いの臨場感が好き。動く林檎さんを観ながら聴くことができるのもいい。歌詞はわかりにくい。音楽配信サービスとかで歌詞(椎名林檎作詞)を見ながら聴くとやばさを感じる。

珍しくメインで歌っている浮雲(長岡亮介)さんはこの曲の作曲者でもある。星野源バンドのギタリストで、星野源に「世界一のギタリスト」とInstagramにアップされていた。ギタリストの技術のことは分からない。力の抜けた声と歌がいい。"自分のためにカッコつけてない"感じがカッコいい(ドラマ「大豆田とわ子〜」にはオペレッタのシェフ役として登場していましたね。)

同じ人(長岡さん)が作曲して歌っている曲、ペトロールズ『amber(アンバー)』。バンドの雰囲気は全然ちがうけれど、曲は似てるところありますね。
しかし『選ばれざる国民』とかにハマれるのは、その前にアルバム『大人/アダルト』とかで耳を鳴らしたからかもしれない。わたしはまずコレにハマって、一時期延々リピートしてました。"捨て曲なし"ってやつ。
この曲と『某都民』が頭を渦巻いておかしくなりそう。

(↑変な格好させられている長岡さん(笑)。)

こちらも中毒性のある曲、『能動的三分間』でも長岡さんの歌がたのしめる。三分間で演奏するという縛りの曲らしい。冒頭の英語詩は、"カップラーメンできるまでの3分で何する?"みたいな意味らしい。そんなふざけながら、こんなにカッコいい東京事変。長岡さんの歌う「三分間でさようならはじめまして」のフレーズが気持ちいい。リオパラリンピック閉会式でアレンジ曲が流れた『東京は夜の7時』の長岡さんの歌声を連想する。ちょっと変わった歌詞を歌ってもハマってしまう不思議な方。

(↑長岡さんの歌う変わった歌詞といえば、『長く短い祭』。)

とにかくそんな長岡亮介さんも出演する、星野源の「おげんさんといっしょ」再放送が今日の深夜放送ですね。という余計な宣伝。
↑※放送休止になったそうです、台風関連のニュースのためとのこと。

音楽配信サービス、一度抜けたけどやっぱり入ろうかな。月千円の価値あるよなあと思う、今のわたしにとって。
夕食どうしたっけ。夜もいてもたってもいられないような気持ちになり、スマホいじる、音楽を聴く、本を読む、占いをチェックする、とやっていて幸い眠気がきたので、レポート原稿を一読してから寝ようと思ったのに、なんだかんだいじりだしてしまい、結局午前3、4時ごろ眠った。


illustration by ia19200102さん
ありがとうございました✨

読んでくださってありがとうございます!