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イラスト・写真を使ってもらえた皆さまのnote

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「みんなのフォトギャラリー」にアップしたイラスト・写真を使ってもらえたnoteをまとめさせていただきます。
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記事一覧

雨の日のファッションを意識してこそ真の"オシャレ"なのである。

台風1号の接近で(温帯低気圧に変わりましたが)気圧も乱高下、わたしも頭痛やだるさに見舞われてぐったりしてしまいました…皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて例年であれば6月中旬頃までには全国で梅雨入りしますが、ちょっと皆様に聞いてみたいことがあります。 それは 雨の日の服選びってどうしてますか? ということ。 別に天気によって変化はなく、「これにしようかな」って感じで選んでますか? わたしも大学生まではそこまで気にすることはありませんでした。 でもファッションの仕事に就い

こだわり

今日は晴れ晴れ 愛犬の散歩中に、ふと思った事が 普段は「なんでもいいよ どれでもいいよ」と全くこだわりのない 返答、対応をする私ですが、いくつかの事に関しては全くの妥協というか 最初から最後まで自分自身で完結しないと、そわそわしちゃう事柄が あるなぁと感じました。 そのうちの一つが”ごはんづくり”です。 ご飯に対するとらえ方も人それぞれなので つくり方もそれぞれ・・・ ちなみに私は ごはんは質素な素材でも 味付けと食感がしっかりしていれば十分においしいごはん

休職 1回目② そして退職へ

1回目の休職(30歳)の続きです。 前日に上司から2時間の監禁説教を受けた私は 次の日ベッドから起き上がれなくなりました。 起き上がりたいのに、身体が動かず涙が止まりませんでした。 どうしたらいいのかわからないので、とりあえず休みの連絡だけは何とか会社にし、 仰向けの姿勢で固まったまま泣き続け、疲れたら眠り、起きたらまた涙がこぼれるという時間が過ぎていきました。 昼を過ぎた頃 「病院に行かなくては」という気持ちだけは起きたのですが どこの病院に行っていいのかわからない。

車窓のありか

本を読むことが好きだ。 エッセイも、小説も、そのほかのジャンルの本も。 エッセイでは、その人の言葉を見聞きして考えや思いに触れられる。 小説では、その物語の世界観に浸ることができる。 最近、一年ほど前に買って手元に置いていた心理学の本を読んでいる。 高校生の頃から、人の気持ちがどんな時にどう動くのかということに興味があった。自分の心の動き、誰かの心の動き、どれも一様ではないけれどどこか共通しているところがあるように感じていた。本を読んで新しく知ったことが自分の経験と重なった

人類時間

思い耽てみる。 海はこんなに広くって。陸は三割程度しかない。それでも過疎と密を均したら80億でも豊かに暮らせるのでは?空は別けられないのに心で地面に線を引こうとする。僕たちは地球人というエイリアンにそろそろ戻ろうよ。宇宙の一員としてどうすべきか。地球の声が大きくなってきた気がするんだよね。

ボーエンから読み解く自己分化と自律的な協働

多くの方が感じていることだと思うのですが、日本の組織や集団に所属していると、いわゆる「同調圧力」に息苦しくなることがあるのではないかと思います。 あらゆる領域で多職種連携がいわれる昨今ですが、なかなか実現できていない現場の声をよく聞きます。どうしても、権力をもっている人の「つぶやき」に対して、周囲が忖度して「唯々諾々」となりやすい。 そして、それがいじめやハラスメントに発展することもよくあります。 それで、どっちかがどっちかに従うというかたちではなく、協働してゆくという

短編小説 「赤ずきんのお使い」

かつて、遥かなる森の中に小さな家があり、そこには愛らしい少女が暮らしていました。彼女の名前はリリアン。彼女はその明るい赤いマントと頭巾かから、みんなに「赤ずきん」と呼ばれていました。ある日、リリアンの母は彼女に特別なお使いを頼みました。 「リリアン、森の中に住むオオカミにこれを届けてくれるかしら。彼は体調を崩していて、きっとこれを食べれば元気になるわ」母は手作りのチェリーパイをリリアンに渡しました。 リリアンは森を抜ける道をよく知っていましたが、オオカミの家に行くのは初め

2023年 (詩)

今日Xに投稿しました。 詩のお題は、2023年でした。

楽しみながら絵を描くー『絵の仕事をするために、描き続ける方法 美術の進路相談』ー

美術の世界で働く人々(描き手) ”美術”と聞くと”絵を描く人”を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、美術は絵を描くだけではありません。 画家 漫画家 イラストレータ ”イラストレータ”には”説明する”という意味があるそうです。 絵本作家 流行というものが存在しない世界だそうです。生涯忘れられない味を提供するためにじっくり食材を煮込む料理人に似ています。作家の年齢層が全体的に高いという事は初めて知りました。 美術の世界で働く人々(美術が好きだが描き手に回ら

「言語交換」は甘くない

 身も蓋もない話。たとえば、「日本人」である私が〇〇語の運用能力を磨きたいとする。その場合、「日本や日本語に興味関心のある〇〇人」と付き合うのは、実はあまり得策ではないような気がしている(多少は経験に基づいた感想)。そういう〇〇人は総じて日本に甘く、日本人に甘く、したがって私にも甘いと思う。もちろんそれも〇〇人の多様な側面のひとつには違いないのだが、一方それによって日本に興味のない多数の〇〇人の存在を忘れることになると、いろいろな認識を歪める結果に陥るのではないか。  「日本

ついでに訳してみた『かわいそうなジャン』

これも大好きな歌なんですけども、 さすがにこれはフランス語の方が、 魅力が最大限に発揮されるかと。 『かわいそうなジャン』 みなさん聞いて ジャンの話を 彼は腕利き大泥棒 でも覚えていて 大事なものは そんなものじゃない (ものじゃない) 毛皮に財宝 権利の証書 彼に盗めないものは無い でも言ってるでしょ 大事なものは そんなものじゃない (ものじゃない) 金持ち達と 豪華な食事 彼に騙せないものは無い 残念な人ね 大事なものは そんなものじゃない (ものじゃない)

ミチ

隣の道には人がいっぱいで進んでいて 自分の方には全然人がいなくても なにも焦る必要なんてないさ 自分の歩きたい道を 自由に楽しく歩いていこう

『すきまのおともだち』 江國香織

子供にとって世界はシンプルだ。 「がっこう」と言えば自分が通っている学校のことだし、「えき」と言えば、基本的に特定の一つの駅のこと。一般名詞に固有名詞的な扱いをして事足りる世界に、子供は生きている。 成長するにつれて、「学校」も「駅」も様々なものがあることを体得し、さらに「学校」、「仕事」、「家」には希望、選択、妥協、満足その他様々な要素が付随することも知る。生きる世界は複雑に煩雑になっていく。 もし、永遠にひたすら子供の生きる世界のようにシンプルな世界があったら、どうだ

「まじめで控え目」

「立田先生!!」  駅のホームで呼びかけられた。声がした方向を振り向くと、そこには20代後半と思しき女性が立っている。  かつての教え子だろうか? きっとそうだろう。そういえば、見覚えがあるような気もする。 「◯◯です。××小で立田先生のクラスでした」  私の心中を察したかのように、彼女は自分から名乗ってくれた。  そうだ。名前を聞いてはっきりと思い出した。彼女は、私が担任として最後に6年生を受け持ったときの教え子だったのだ。 「懐かしいです」 「先生、変わらないですね」