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#37 コーヒー焙煎日記「ルワンダ ニキキ・ターナー 千の丘コーヒー」

ルワンダ ニキキ・ターナー 千の丘コーヒーメモ

【産地】 ルワンダの首都キガリの北方、ルリンド地区
【農園主】600世帯の小農家さん
【標高】 約1800~2250m
【品種】 ブルボン系のBourbon Mayaguez 139種
【精製】 ウオッシュ

千の丘の国と呼ばれる肥沃な丘陵地で栽培されるルワンダコーヒーは、その品質水準の高さで、近年のスペシャルティーコーヒー市場で、大きな広がりを見せています。
そのルワンダのコーヒー生産地の中でも、これまであまり注目されることの無かった北部ルリンド地区で、新たにトップスペシャルティーの生産が始められています。ルリンド地区の最高部で2400メーターにも達する耕地は、豊かな土壌に恵まれ多くの農家が古くからキャッサバ、豆類、野菜などを生産しています。
しかし、各農家の作付面積は小さく、安定した現金収入のない農家の生活は、子供の教育費にもことかくような水準でした。
英国で建築会社を経営し、ルワンダ西部で小学校を経営するなどの慈善事業を展開していたマルカムと、ルワンダ出身のジャクリーンの二人のパートナーが設立したR&B Import Export社が、ルリンド地区の農家にコーヒー栽培の指導と援助を始めたのは2012年のことです。
彼らは、先ず農家にコーヒーを生産することが農家の生活向上につながることを丁寧に説明し、作付けした農園が生産年齢に達するまでの生産指導と資金援助を約束し、その見返りに今後彼らの経営するキニニ水洗工場にチェリーを販売する契約を交わしました。
農業指導は、苗の作付から、病害防除、枯草などを使った表土保護など多岐にわたっており、現在までに600軒を超える農家がこのプロジェクトに参加しています。
2016年に最初の本格的なチェリーの収穫が始まり、その品質の高さは、期待通りの最高級レベルであることが確認されました。
ルリンド地区の豊かなテロワールを構成する標高の高さ、土壌の特殊性に支えられ、さらにキニニ水洗工場での徹底した品質管理により安定したものとなっています。

ハチコーヒーHP:https://item.rakuten.co.jp/8coffee/10005240/#10005240

感想


焙煎前


焙煎後


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